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NovelAIの編集履歴

2022-10-21 20:37:52 バージョン

NovelAI

のべるえーあい

「NovelAI」とは、AIが画像や小説を自動的に生成してくれるWebサービスである。

概要

小説生成と画像生成のサービスが用意されている。

会員登録は無料だが、無料の状態で利用可能なのは小説生成の一部のみ。

小説生成機能の拡張と画像生成には、月額サブスクリプションへの加入が必須となる。


月額のプランは月10ドル/15ドル/25ドルの3種類。

10ドル(Tablet)と15ドル(Scroll)の差異は小説生成における記憶量の違いだけなので、画像生成しか使わない場合差異はない。


小説生成

テキストを入力すると、AIが次の文章を予測して生成してくれる。

基本的に小説を基に学習しているため、「NovelAI」の名前通り小説の作成に強い。

英語のサービスであるため、生成できる文章は基本的には英語だが、日本語の文章に対応したAI「Genji」が試験版ではあるが公開されている。


画像生成

2022年10月3日からサービス開始。

StableDiffusionをもとに、画像投稿サイト「Danbooru」を学習元のデータベースとしている。

Danbooruは、アニメ調イラストに特化した「Pinterest」の様なサービスであり、投稿された画像の多くは「作者以外により無断で転載されたものである」との指摘が挙がっている。


キーワードの入力によってAIが絵を生成するサービスもある。Pixiv的にはこちらの説明がメインになるだろう。

本家と比較して、日本のアニメや漫画スタイルに近い絵柄の出力が可能なのが特徴。

キーワードの羅列から画像を生成するtxt2imgの他に、画像から画像を生成するimg2img機能もサポートされている。


基本的に、画像を生成するにはAnlasと呼ばれるポイントを消化する必要がある。

最上位プランであれば、通常サイズに限り無制限に画像生成が可能。


画像生成の注意点

AIがまだを人体を理解し切れていない、あるいはデータ不足なのか、描かれたイラストの中には、稀にあり得ない異常が散見されるので、閲覧にはやや注意が必要。


実例

  • 妊婦肥満体腹部だと、後述のミスが頻出する(=一般的な体型だとほぼ起こらない)
    • ヘソが2つ以上ある
    • ヘソが1つもない
    • ヘソの周囲が胸部、ヘソそのものが胸部の先端めいた形状になる(=恐らく“腹部が膨らんだせいで、それを胸部と誤認してしまった”からと推測。実際にひどいミスになると、ヘソから出ている
    • ヘソが正中線からズレて配置される
    • ボタンの付いた衣服を着ている場合、ヘソとボタンが一体化してしまう
    • 腹部の表皮の色だけ他の部位と異なる(トップス、あるいはボトムスの色味の影響を受けたからと推測される)
    • 似た事例として、ヘソ出しめいた衣服を着ていると、腹巻きor腹掛けみたいな布が配置される
  • 胸部の先端の形状が2段階構造、あるいは不自然に捻れている
  • 複雑な指の構図が描き切れず、溶けているような表現になる
  • 柄物の衣服を着ていると、肌にも柄が描かれる
  • オーダーのテキストを誤ると、腕にも不具合が起こる
    • 腕が増えるor枝分かれする
    • 明らかに左右の腕の位置にズレが生じている
  • 飲食シーンでは後述のミスが頻出する

etc……


NovelAiの利用規約

リンクテキスト


pixivでNovelAiの生成したイラストを投稿する場合

2022年10月13日現在では、Pixiv上でNovelAiが生成したイラストのアップロードは許可されている。しかし、AIが生成したイラストが大量にアップロードされてしまい、人間が描いた絵が埋もれてしまう問題も発生している。もし、AIではなく人間が描いたイラストを検索したい場合は、マイナス検索を利用すると良いだろう。

また、タグや概要にもAIが作成した旨を明記した方が良い。

検索する側もAIイラストは現時点では投稿は認められているので、連投・不必要なタグ付け以外でスパム扱いするのは控えた方が良い。


このことはpixiv運営も問題視していたようで、2022年10月下旬から従来の投稿作品とAI生成作品のすみわけが可能となるよう改修が行われるとのこと。詳しい内容は以下の通り。

  1. 投稿編集時にAI生成作品と設定できる機能の提供
  2. AI生成作品を検索時などにフィルタリングする機能の提供
  3. 従来の作品とは分けた、AI生成作品のみのランキングの提供

ファンアート利用時の注意点

一部のVtuber等、Twitterでのファンアートタグを使用しての作品投稿で、AI使用を控えるよう明示的に言及しているケースがある。(参考)

これは、単純に好き嫌いということではなく、「AIは技術の発達として好ましいが素体に著作物が関わるデータが使われている可能性があるため、規約面に於いて安全面が確保されないと使えない」という理由が大きい。

そのため、VTuberによっては「ファンアートタグを使わない」「AIであることを明記する」などのルールが設けられている。


ファンアート利用の際には、AI使用に関する声明やガイドラインが提示されていないか、事前に確認する方が望ましいだろう。


NovelAIで作成した作品の販売について

当サービスの開始直後から、NovelAIで生成したイラスト作品が各ダウンロード販売サイトで散見されるようになり、AI生成した作品の販売規制の対応に講じるサイトが増えている。

現時点でDLsiteFANZA等のサイトでは「一時的にAI作品の販売を休止する」声明を出しており、各サイトの声明やガイドラインに従う必要があるので注意したい。


関連タグ

人工知能 StableDiffusion AIのべりすと

AIイラスト AI(加筆)


外部リンク

NovelAI公式サイト

AI生成作品の取り扱いに関するサービスの方針について

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