実在する槍については→ 人間無骨 を参照。
プロフィール
「此レは鬼武蔵の相棒、人間無骨。此処に骨身を得た」
概要
2022年12月12日に公式Twitterにて実装が発表された刀剣男士。
公式Twitterの紹介
「之定」の異名を持つ、二代目兼定作の槍。
持ち主だった森長可は武蔵守を名乗り、鬼のように強かったことから鬼武蔵と呼ばれる。
長可の影響か文字を書くことも好むが、そこには之定の影響が立ちはだかり……?
性能
容姿
白鼠(しろねずみ)色と菫色が混じった白髪に菫色の瞳の青年。
黒いノースリーブのインナーの上に薄墨(うすずみ)色の着物と袴を着用し、その上から紫紺(しこん)の紐で編まれた消炭(けしずみ)色の胴鎧を纏い、和泉守と同じく太い臙脂色の紐で腰に結わえ、肩には歌仙と同じく裏地が菫色の黒いマントを同色の紐で羽織っている。
むき出しになった左腕の篭手には、銘の人間無骨にちなみ人骨の模様がある。
刀紋は、右向きの髑髏に森家の鶴の丸が片羽風に配置されており、翼が兼定共通の巴渦の様に見える。
キャラクター像
普段は落ち着いている……というよりも、感情の起伏に乏しい様子を見せる。一人称が「此レ」、二人称が「其レ」と、ヒトよりもモノ寄りの認識を持っている様子。
また言葉の端々がカタカナになるなど、ぎこちなさを見せる。
元主を「相棒」と呼び、彼の影響からか茶器や書といった風流事に通暁している。
まめに記録をつけているが、これは元主が戦場においても常に書き物を携帯し、自ら報告書をしたためたという逸話に由来していると思われる。
しかしプロフィールにもある通り、「之定の影響」に悩まされている事が回想で判明。これは之定が悪筆である事に由来しており、奉納された写経や茎の銘を見ると下手く……もとい、大変個性的な文字である事が解る。
それでも折を見て文字の練習をしており、またそれすらも楽しんでいる風がうかがえる。
他方、戦場に出ると表情が一変。
血なまぐさい逸話を多く伝える元主を彷彿とさせるぎらついた笑みを浮かべて大暴れし、傷を負おうとも全く意に介さない。
真剣必殺では会心の笑みを浮かべて咆哮し、台詞からは首だけを狙って攻撃している様子が見られる。中傷状態では、自分がまた戦場で使われるようにという願いを込めて修復を要請しており、戦闘狂としての顔を見せる。
同じ刀工を親とする歌仙兼定、異なる刀工である末の和泉守兼定との間に、回想が発生。
歌仙からは「同士」、和泉守からは「先輩」とされ、それぞれとの間に言葉を交わしている。
岩融とも回想が発生。
元主の苛烈な逸話(瀬田の関所破り)を「五条大橋と勧進帳」と見立て、「武蔵」の名を共に持つもの同士の縁が描かれた。
そして不動行光との回想では、元主達の森家に言及。
戦場で二振きりの状況で声をかけるも、当初は拒絶。無骨は「独り言」として、天正10年の初夏の悲劇について語る。
母が蘭丸、坊丸、力丸から手紙をもらった僅か10日後、その悲報は届く。我が子らが主君と共に死んだと知らされた母と、越後から命からがら帰還した元主は深く嘆き悲しんだ事、せめてもう一度顔を見たかったと願った事。
それを含めて不動に「お前に、会いたかった」と静かに告げる無骨に、不動は自らをダメ刀と呼びながらも「これを受け取れなかったらきっと、もっとダメに……なっちまうよな、蘭丸」と慟哭した。
他のキャラクターとの関係
回想が発生。同派の刀剣男士。
歌仙は同じ之定作の刀なので実質的には兄弟だが、刀種の違いからか「同士」と呼ぶ。
一方で和泉守は「先輩」と呼び、それを受けた無骨は「後輩」と呼ぶ。
・岩融
「武蔵」つながりで回想が発生。
・不動行光
回想が発生。元主が兄弟。
紫色をベースとしているのと、髪型が似ている。
・愛染国俊
元主が兄弟。回想などはなし。
・織田組
主君と家臣つながり。回想などはなし。
余談
チラ見せの段階で、特徴的なインナーから『兼定』である事は早々と特定。
通例通り、紋や衣装で特定するまでもなかった。
聖杯ゲームの元主の宝具である事から名前だけは知っていると言うマスター兼業の審神者も多い。
更に中の人である吉野裕行は以蔵さんを担当している。SNSでは「森くんの槍から以蔵さんの声がする」、「森くんが『俺の槍から以蔵の声がするんだけど』と大爆笑」等のつぶやきが見られ、「森くんの槍」「以蔵さん」といったFGO関連のワードがトレンド入りする珍事が起きた。
また歌仙兼定役の石川界人ははじめちゃん、和泉守兼定役の木村良平はシャルルマーニュで、「森くんが混乱を極めそう」といった声もみられた。
ちなみに吉野氏は、信長協奏曲のアニメで森長可を演じたことがある。