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伏黒宿儺の編集履歴

2023-09-10 16:44:23 バージョン

伏黒宿儺

すくなじゅにくたい

この記事は本誌の重大なネタバレを含んでます

※本誌を未読の方は閲覧する際、ご注意ください。重大なネタバレを含んだ記事となっています。




































































「覚えているか?」






「面白いものが見れると」






「言ったろう」











Megumi Sukuna 🩸

「小僧」


概要

今まで姉の津美紀を救う為に戦っていた伏黒だったが、その姉の体に過去の術師が受肉した事が判明し、伏黒津美紀の魂はとうに消え去ったのでは(事前に天使からその事を聞いていたのも合わさり)と最悪な展開を浮かべた伏黒は大きく狼狽してしまう。


その焦燥───魂が折れる瞬間を、宿儺は決して見逃さなかった


かつて虎杖と結んだ“縛り”である「契闊」を唱えた宿儺は、強制的に虎杖から肉体の主導権を奪い、すぐ傍にいた来栖を気絶させる。

そして次に自身の小指を呪物化して千切り、虎杖が「誰も傷つけない」という“縛り”に自分自身を含めていなかった事を確信すると、嗤って指を伏黒に飲み込ませたのであった。


過去に少年院で伏黒と対峙した時、宿儺は二つの事を感じていた。

一つは、伏黒の術式「十種影法術」の潜在能力(ポテンシャル)。

もう一つは、即死するほどの猛毒である特級呪物・両面宿儺の指への耐性

つまり伏黒には、宿儺の「器」足り得る素質があったのである。


だから宿儺は、虎杖の裡で力を取り戻しながら機を窺っていたのだ。

虎杖悠仁のように「檻」として機能する隙を与えず、確実に肉体の主導権を得られる時を。

伏黒の魂が折れる、その瞬間を。


かくして呪いの王は、ここに再誕した。


動向

伏黒の体に受肉した宿儺は、すぐに虎杖や来栖華(天使)の一掃を始める。

明らかに伏黒が使っていた時より巨大な「鵺」まで呼び出し、あらかた周囲の術師を片付けたかと思った矢先、復帰した来栖の強襲を受け、天使の上空からの広範囲術式でほぼ一方的に攻撃され、「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」と絶叫を上げてのたうち回る程の大ダメージを受けてしまう。

そしてトドメを刺されそうになるも、伏黒の記憶から来栖との関係性を察して、咄嗟に来栖に対して全てを思い出して正気に戻った伏黒の演技を行い、油断して接近した来栖の隙を突いて(この時天使の方は罠だと気付いており、来栖を制止しようとしたが彼女は聞いていなかった)、頭を肥大化させて彼女の片腕を齧り取り、来栖に戦闘が困難な程の傷を負わせて事なきを得た。


そこへ虎杖が再び現れ、今までの比にならない身体能力を発揮した虎杖に驚愕する。

ここで宿儺は、それがすぐに羂索の仕掛けだと察しつつ、「そうか、小僧はあの時の」と虎杖の正体について心当たりを思い出したような反応を見せる。


どこまでも喰らいついてくる勢いの虎杖に、宿儺は術式を使用。微塵切りにしようと、全身をズタズタに切り刻んでいく。

しかし、どれほど切り裂いても突き進んでくる虎杖に流石の宿儺も困惑し、その隙を突かれて殴られる。これについては、まだ完全に伏黒恵の肉体を奪えた訳ではなく、宿儺が伏黒の仲間を傷つけようとした時、彼の肉体は強く宿儺を拒絶して術式の呪力出力を落とすようになっていた為である。

ちなみに術式の出力はムラはあるものの、酷いと一割以下まで下がる模様。


そこへ真希も参戦。

虎杖の脅威的な身体能力に加えて天与呪縛のフィジカルギフテッドを相手に、何発も打撃を許す事になるが、それでも地面への術式発動などで攻撃をいなし、主に真希を警戒しながら戦闘を継続。


だが裏梅が乱入して、周囲一帯ごと「霜凪」で虎杖と真希を凍結した事で戦いが中断。

肉体を仕上げる為に裏梅が用意した“”の場所へ、彼と共に「鵺」で飛び立つ宿儺。それを、凍結を無理矢理こじ開けた虎杖が追うも、既にもう手が届く距離におらず、そんな彼の姿が無様で滑稽だと愉快に嗤う宿儺と裏梅であった。


禪院家に用意された“浴”に浸かり、魔に近づく事で伏黒の魂を深く沈めた宿儺だったが、まだ彼の抵抗力を感じたのか、次は万……正確には、彼女の器となった伏黒津美紀の命を狙う。

最愛の姉を自身の体で殺したと自覚させる事で、伏黒恵の魂を完全に沈める為に。

ちなみに受肉しても顔は伏黒のままで、理由は「術師連中と戦うなら、このままの方が都合がいい」からとのこと。


万がいる仙台結界に着くと、乙骨と激しい死闘を繰り広げたはずの石流を瞬殺し、早速ユニテックスタジアムで彼女と対峙する宿儺。


宿儺は自身の術式を使わず「十種影法術」で万ごと津美紀を殺す事で、伏黒に「自ら姉を手にかけた」という傷を刻み、彼の魂の意志を削ごうとしていた。

慣らし運転という意味も含め、万が虫の鎧や真球、さらには領域展開を繰り出しても、終始「十種影法術」で圧倒した宿儺は津美紀もろとも万を殺す。

これで伏黒恵の魂は真に深淵へと沈み、今度こそ宿儺は彼の肉体をものにする


能力

斬擊や炎の術式については、こちらの記事を参照。


「御厨子」と呼ばれる宿儺本来の術式の他に、器である伏黒の術式「十種影法術」も使用可能。本来の使い手である伏黒よりも高度な運用を見せており、伏黒同様の影の利用、完全/不完全/部分顕現の選択、顕現させずに式神の能力の行使が可能。式神自体も巨大かつ禍々しい外見となっているものが多い。伏黒が調伏していなかった式神を新たに調伏している。


通常「御厨子」と「十種影法術」の同時使用はできないが、領域に一方を付与した状態であれば併用が可能。


宿儺の戦闘を目にした乙骨の見立てでは、五条悟を上回る呪力量を持つ乙骨自身の倍以上の呪力量を持つとされる。


十種影法術

  • (ぬえ)

伏黒の鵺を遥かに上回る巨体を有する。伏黒の鵺に見られた仮面のようなパーツは無く、猿のような顔が露わになり蛇のような尾を持つため、より伝承の鵺に近い見た目となった(尾に関しては破壊された大蛇と渾を行った可能性もあるが不明)

伏黒の鵺と同様、呪力が電気のような性質を帯びており、宿儺の呪力で強化されることで広範囲の落雷にまで発展した。

伏黒の鵺は長時間の飛行は不可能だったが、こちらは長距離の移動手段として利用されている(東京から京都まで移動したと見られる描写がある)


  • 玉犬(ぎょくけん)

万戦において敢えて不安定な形で顕現させる運用方法を見せた。メリットとして効果範囲を広げると同時に完全破壊を防ぐことが可能。デメリットとして自立行動ができず攻撃力が著しく下がるが、宿儺自身の莫大な呪力量と出力でカバーしている。不安定な箇所は伏黒の領域内のような液状の影で構成される。この運用方法により紋様をもたない液状の玉犬を3体同時に顕現させている他、玉犬黒に玉犬白の力を引き継いだ「渾」も上半身のみを安定して顕現させている。掌印を省略した片手のみの影絵でも召喚が可能。


  • 脱兎(だっと)

陽動・撹乱に特化した式神。伏黒の脱兎と外見・用途に変化はない。


  • 満象(ばんしょう)

伏黒の満象より体躯が大きく、眼が落ちくぼんでおり、骸骨のような様相となっている。

伏黒同様、相手の頭上から質量攻撃を行っているが、仙台のユニテックスタジアムのコートを一瞬で破壊できるほどの威力をもつ。

顕現させずに水を放出する能力のみを引き出すことで赤血操術の穿血同様の攻撃が可能(百斂のような圧縮が可能かどうかは不明)。なお、この使用方法は「同時に顕現可能な式神は2体まで」という術式の縛りには抵触しないらしく、式神を2体顕現させた状態でも使用可能。


  • 円鹿(まどか)

伏黒が調伏していなかった式神の1つ。

宿儺の倍近い体躯と四つ目が特徴の鹿の式神。首の左側に足玉(たるたま)の紋様をもつ。

反転術式の使用が可能。術者の治癒の他、他者の呪力を中和して無効化することも可能。


  • 貫牛(かんぎゅう)

伏黒が調伏していなかった式神の1つ。

巨大な黒い牛の式神。額に蜂比礼(はちのひれ)の紋様をもつ。

体躯を活かした突進攻撃を行う。直線でしか動けない代わりに相手と距離をとるほど威力が増すという特性をもつ。


歴代十種影法術師の中で調伏できた者が存在しなかった最強の式神。伏黒が調伏の儀で召喚した魔虚羅と外見に変化はない。

初使用時を除き、「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」の呪詞を省略して運用している。

方陣のみを魔虚羅以外の者の頭上に部分顕現させ、適応を肩代わりさせる事が可能。ただし、十種影法術自体のリソースを相当割くため、肩代わりしている間は他の式神の使用が制限される。また、五条の無下限呪術に対しては一度の方陣の回転では適応できず、複数の回転が必要(無量空処への適応に5回、ニュートラルな無下限呪術への適応に7回の回転が必要)。

宿儺は渋谷事変で魔虚羅を撃破しているが、この時の宿儺は第三者のためあくまで調伏の儀は未達成で終わり、新たに調伏の儀を行って単独で再度撃破した模様。


  • 嵌合獣 顎吐(かんごうじゅう あぎと)

鵺をベースに大蛇、葬虎(本編未登場)、円鹿と「渾」を行った姿。鵺の掌印とは異なる、開いた手を組んだ掌印で召喚する。

魔虚羅と同程度の体高ながら、男性的な容姿の魔虚羅と対照的に女性的な容姿をもつ。

鵺由来の電気の性質をもつ呪力と円鹿由来の反転術式を使用可能。

伝承の鵺は複数の動物の特徴を持つ日本版キマイラといえる存在であり、鵺をベースに「渾」を行うのは本来想定されていた鵺の使い方と思われる。


余談

伏黒の肉体に受肉して復活するというこの衝撃展開には第1話の扉絵から既に伏線が張られており、伏黒の式神である2匹の蝦蟇の内1匹に宿儺を彷彿させる邪悪な紋様が浮かんでいたり、58話の扉絵では宿儺の腕が伏黒の首を掴んでいたり、原画展のイラストにも乗っ取られる事を暗示した伏線が張られている。


関連タグ

呪術廻戦 伏黒恵 宿儺(呪術廻戦)



ネタバレ注意...こちらも邪悪な存在の狡猾な策略で肉体を奪われて本人の意思とは関係なく主人公と対立させられて、主人公に精神的ダメージを負わされる。

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