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あのこ(ちいかわ)の編集履歴

2023-10-03 19:00:14 バージョン

あのこ(ちいかわ)

あのこ

漫画・アニメ作品「ちいかわ ~なんか小さくてかわいいやつ~」の登場キャラクター。

概要

「おっきい討伐」編にて初登場した大型討伐対象(単行本では3巻収録)。

キマイラのような、様々な動物の特徴を持った妖怪・神獣を彷彿とさせつつ、多くの討伐対象の中でも目を引く可愛いモフモフした容姿や、ナガノ作品には珍しい大きなグルグル目つきのキャラクターである事の特異性などから大きな注目を集めた。


初のぬいぐるみ発売時に公式の名称が「あのこ」と定められた。

それまではファンからは「討伐対象ちゃん」「討伐ちゃん」、容姿や「でかつよ」の存在から「でかもふ」などと呼ばれていた。なお「キメラ」に関しては既に登場している別のキャラクターの名前として用いられている。


作中の描写について

シール貼りのあのこ

あのこ

「ちいかわ」には、他にも「あのこ」という名のキャラクターが存在している。

顔の描かれてないちいかわの同族(ちいかわ族)であり、長めの上にまっすぐ伸びた耳が特徴。

後述の経緯から「オフィスグリコちゃん」や「ピンクパジャマちゃん」などの仮称で呼ばれるなどしていた。


「おっきい討伐」の一つ前のエピソードである「サッと日々」にて、シール貼りの仕事をしていたちいかわの同僚として登場し、ちいかわと職場に置かれていたオフィスグリコ(※)のお菓子や、ポシェットの鎧さんが作ったパジャマを通じて意気投合している。

なお、さらに直前のエピソードで鎧さんからパジャマを購入し、「サイコー」と感想が書かれた手紙を渡すモブが登場しており、おそらく同一キャラと見られる。

そして、メインキャラ3人で「おっきい討伐」に出かけた際に先述の大型討伐対象と遭遇。

圧倒されるものの明確な敵意は示されなかった(ハチワレが負傷しているが、あちらからすれば軽く尻尾を振った程度と見られる)。さらに、ハチワレを介抱しているちいかわに対して何かを訴えるように偶然通りかかった蛙を指差したものの、ちいかわはその意味を理解できず困惑する。

最終的にはうさぎの牽制によって逃げていき、ちいかわたちも「リタイア」という形で帰路に着くこととなった。

エピローグにて、ふたたびちいかわがオフィスグリコが置かれた職場に出勤するも、一緒に仕事をしたあのこは来ていなかった。ちいかわは「あのこ」との会話を思い出して寂しさを感じながら、オフィスグリコで「あのこ」が買っていたお菓子を1人で食べるのであった。

  • ※「オフィスグリコ」とは、主にグリコと契約した会社の従業員向けの福利厚生サービスの一つで、お菓子を扱っている置型販売サービスのことである。蛙を象った代金箱が備えつけられたお菓子、飲料、アイスなどが入った専用のボックスが会社に貸し出される形で、代金箱に小銭を入れることでそのボックスからお菓子などを取り出して購入できるサービスである。作中では「オフィスグリコ」という名前こそ出ていないものの、特徴的な蛙を象った代金箱が描かれている。

モンスター化?

あのこが見る夢

しかし、このエピローグを含めた数々の描写から「あの討伐対象は同じ職場で知り合った『あのこ』が変化した姿ではないか?」という説が浮上。

例えばちいかわに対して蛙を指差したことについては、オフィスグリコの代金箱が蛙の形をしているため、討伐対象はちいかわ個人を認識しており、蛙を見て「自分は一緒にオフィスグリコのお菓子を食べた相手」と示したという可能性が指摘されている。討伐対象が読者から「オフィスグリコちゃん」と呼ばれることもあるのもこのため。

ほかにもちいかわに明確な敵意を持って攻撃を加えている様子がないことも、この説を補強するものとなっている。


その後、しばらく出番がなかったものの「木彫りの人形編」にて再登場。

討伐に訪れたモブかわたちを返り討ちにした後(明確な描写はないが、殺害・捕食したとも取れる仕草を見せている)、夜になって草原に寝転がりながら自身が襲われる側であった過去を思い出し、自身が強い力を手に入れたこと、蹂躙する側になったことを実感し満足げに笑う、という衝撃的なシーンが描かれた。

この時に「楽しかった思い出」として描かれているシーンが「ちいかわの同僚」としてちいかわと関わった時の状況と一致しており、またシルエットやパジャマも同じことから、「シール貼りのあのこ」と「討伐対象ちゃん」が同一人物であり、なんらかの要因でモンスター化してしまったという説が確定する形となった。


そして、この回以降も時折登場するようになる。

最初のうちこそ自分の肉体の変化に戸惑っているような雰囲気を見せていたものの、

  • 討伐に来たかつての同族を力を奮って追い返し、その光景にかつての(ちいかわ族だった頃の)自分を重ねながらほくそ笑む
  • おそらく今まで通りに木の実を食べていた最中に、討伐に来たかつての同族たちをつまみ上げて匂いを嗅ぎ、何か考えるような意味深な表情を見せる(戦闘不能に追い込んだ彼らを捕食したとも取れるが、直接の描写はないため「彼らを追い払って食事を再開した」と取れなくもない)

…と、徐々にその精神が変貌しつつあることが示唆されている。


さらに話が進むにつれて恐ろしさに磨きがかかり、討伐に来たちいかわ族に対し笑顔で踊って友好的に見せかけて、相手が油断して武器を手放した所で突如豹変して襲撃するという行為をするようになり(最初から騙すつもりだったのか単なる気まぐれなのかは判然としないが)、その所業を偶然見たでかつよ(生まれながらのモンスターではなく、モモンガと体を入れ替えられてしまった元ちいかわ族であることが示唆されている)は戦慄していた。


一方、ちいかわ族を襲い続ける様子を見て「やめなよ…」と諭したでかつよに対しては、大して警戒もせずに寄り添って日向ぼっこを始めるなど友好的で、決して見境なしの凶悪な怪物ではない様子。

こういう風になってくらしたい


でかつよから「またあそぼ…」と声をかけられた際にはどこか含みのある笑顔を返したが、その次のシーンでは討伐に来たと見られるちいかわ族たちを頬を赤く染めて弄ぶ(モブかわをお手玉のように投げながら吸いついている)様子が描かれている。ここから、でかつよに見せた笑顔は愛想笑いであり、狩りに楽しみを強く見出していること、内面的にも完全にモンスターらしくなったことがうかがえる(あるいは、でかつよのことは同じ捕食者側の存在として友達として見ているが、ちいかわ族は獲物や玩具としてしか認識していないのかも知れない)。


2022年12月開催の「ナガノ展」では、先述の「討伐に来たちいかわ族の匂いを嗅いで意味深な表情を見せる」描写がある回について『結構美味しい』というタイトルになっており、あくまで確定ではないがちいかわ族を捕食したこと、その後も狩りの対象として文字通り「味を占めた」ことが示されている。


変化の理由

現時点ではあくまで、どういった経緯で変化したのかは不明。

①「呪いの杖」編や「木彫りの人形」編のように、何かのアイテムによって変化してしまった説

実際に「呪いの杖」編では、うさぎが買ってきた怪しい杖の力でうさぎとハチワレが巨大な怪物に変化してしまった(ちいかわが杖を折ったことにより元に戻った)上、ハチワレが「心がふたつある~」という意味深なセリフを発している。このため、早く元に戻さなければモンスターとして徐々に自我を失っていく、衝動が抑えられなくなっていく可能性も考えられる。


②特に前触れなく、あるいは他のモンスターの攻撃が原因で変化してしまった説

初期に登場した「キメラ」は、詳しい経緯は不明だが突然泣き笑いの表情でちいかわを襲ってくる様子が描かれている。容姿から普通のモブちいかわ族がモンスター化したことが窺え、またなんの関わりもないちいかわを襲うなど「モンスター化の影響で殺戮の衝動を抑えられなくなっている」とも取れるため、話が進むごとに残虐性を増していることにも説得力が出てくる。

また、ある夜に過去を振り返るシーンでは普段から討伐の仕事をしていたことが描かれており、討伐の仕事の途中に襲われてしまった可能性も考えられる。

他にも「スーパーアルバイター編」内では、「シーサーが訪れた喫茶店で、濃いピンク色のエプロンをした店員が突然モンスターに変化する」ような描写があるなど、この説を裏づけている。


余談

ぬいぐるみの第一報が出た時、オフィスグリコのTwitter公式アカウントが反応した事がある。

該当ツイート


関連イラスト

いてっ討伐対象ちゃんまとめ


関連タグ

ちいかわ


ケモノ ヨツケモ

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