モンゴル族

もんごるぞく

ここでは中国の少数民族としてのモンゴル族を扱います。

モンゴル国やその他の国に居住するモンゴル系民族についてはモンゴル人を参照。

概要

モンゴル族は中華人民共和国の55の少数民族の一つ。内モンゴル自治区を中心に居住する。

モンゴル族の人口は629.2万人(2020年)であり、モンゴル国の人口(327.8人)よりも遥かに多い。これはまたブリヤート人やカルムイク人よりも遥かに多く、一国内のモンゴル系民族集団としては世界最大である。

「モンゴル」という名称は初め、中国の史書に「蒙瓦部」や「萌古国」、「蒙古」などと記され漢字では「蒙古族」と表記される。現在は内モンゴル自治区で使われるモンゴル語表記では「ᠮᠤᠩᠭᠤᠯ」、モンゴル国で使われるキリル文字表記では「Монгол」となっている。

「モンゴル」の意味はラシードゥッディーンの『集史』に「モンゴルとは素朴で脆弱という意味」と記されている。あるいはモンゴル語でモン(強い・勇猛な)とグル(人)から、あるいはムング(銀)の意味とも。