「かしこまりました…!!」
プロフィール
※1:133話にて判明。由来はメイ(May)ド(10)の語呂合わせと思われる。
概要
本編の主人公である恋太郎に告白した8番目の運命の人。
名前の通りメイドであり、花園家に仕えている。主人である羽々里のお付きとして以前からちょいちょいモブとして出てきていた。
容姿
シニヨンに束ねた黒い長髪に糸目、白いメイド服姿の女性。この糸目は漫画的表現ではなく本当に閉じている。
私服時は髪を下ろしていることが多い。
人物
「よく 息潜めてたな 今まで」
普段から微笑みを絶やさない優しげな雰囲気の人で、そのほほえみの為に日常的に目を閉じて生活しているため、恋太郎と目が合うことがなかった。
普段が普段なために滅多に見れないが、虹色の瞳を持つ。字面だけで見ると綺麗だが、いざカラーになって見ると結構コワイ。
メイドらしく控えめで一歩引いた奥ゆかしい性格の女性だが、裏返すと命令されない限り自分で行動を起こせない受け身体質の人でもある。この点は恋太郎やファミリー仲間との付き合いを経て徐々に変化しており、元気いっぱいで行動的な須藤育とは相性がいいのかよくつるんでいる。
行動も容姿端麗な姿も目を引くが、彼女の何よりの特徴はその忠義心。強すぎて自己犠牲を厭わなすぎるために、作中でも狂気の域と言われるほど。
忠義の為であれば瞼を溶かす薬を被ることも厭わなければ、青酸カリを飲むことさえも躊躇しないと真顔で豪語している。主人である羽々里もこの点は危なっかしいと心配しており、時々忠誠心が暴走すると体を張って止めにかかるほどである。
作中でもロボットっぽいと言われる栄逢凪乃をして「まるでアンドロイド」と表現せしめるほど。
それどころか、彼女の忠義心は肉体にまで影響を与えており、メイドとして微笑みを絶やさなかった余りに顔面の筋肉が張り付いて目を開くことができない状態となっており、図らずも主人の醜態を笑ってしまったことでその張り付いた筋肉が動いて目を開いてしまったと言う、作中のキャラの中でも五本の指に入るぶっ飛んだキャラクター。ために、恋太郎と何度か会っていながらも目を閉じていたが為に視線を合わせる事が出来なかったため、目を見開くまで運命の人だと分からなかったという変化球めいた恋の落ち方をしたのである。
劇中でも滅多に目を開けることはないが、自分の理解を超える事態が発生すると仰天して目を見開くこともあり、恋太郎がサプライズデートに誘った際はサプライズのインパクトが強すぎて素で目を開けてしまっている。
彼女の忠誠心は裏返すと受け身の構ってちゃんと言う一面を持ち、大型犬の擬人化の如く恋太郎の目に映ることがある。カワイイ。
育や唐音に匹敵する身体能力を持つほか、掃除や料理といったメイドとしての一通りの任務は勿論、車やヘリコプターの運転も目を閉じながらこなせるハイスペックさも兼ね備えている。視覚の替わりに音や気配で周囲のことは察することはできているそうだが、デートスポットのパンフレットを確認していたこともあるため、まるきり目が見えていない訳では無い模様。なお、一応19歳なのでお酒は飲めない。
ファミリーの立ち位置として、その忠実さ故に日常では便利キャラだが、それ故に奇行に対して犯罪か危険行為でなければツッコミより火に油を注ぐボケに回ることも少なくない。むしろ羽々里の暴走を諫めもせずに甲斐甲斐しく手伝っているため、劇中で巻き起こる珍騒動を陰で支える縁の下の力持ちでもある。時折感情が暴走しすぎて幽体離脱してしまうことがある羽々里の魂を肉体に戻しているシーンもよく見られる。
衝撃?の過去
4巻おまけで発覚した彼女の過去は、闇金漬けのDV両親に捨てられ路頭に迷っていた時に偶然出会った羽々里に助けられたというとても本編では語れない重すぎる内容である(ちなみに羽々里が彼女を助けた理由は可愛かったからとのこと。欲望に素直すぎない?)。
彼女にとって羽々里とは命の恩人であり、自分に生きる希望と居場所を与えてくれた第二の母親なのである。ちなみに、羽々里は最初のころ芽衣を養子に迎えようと提案しており、そこまで甘えるのは申し訳ないということで、芽依は花園家のメイドになったのである。
芽衣の忠誠心の源はここから来ており、両親から得られなかった無償の愛を授けてくれた羽々里への恩返しが原動力なのである。
余談
名前の由来は言うまでもなく「メイド」から。
前述の通りファミリー加入前から登場していたが、初登場と思われる場面では顔が描かれてなく、後ろ姿のみの登場、羽々里を奥様と呼ぶなど設定が固まっていなかった為かそのメイドが芽衣かどうか曖昧であった。
アニメ版のシーンにもメイドは登場したが口元しか映らず、奥様呼びも変わらずだった。(クレジット名は「メイド」表記。)
この時点ではまだ本当に彼女なのか判然とはしていなかったものの、最終話でしっかり顔が描写される形でセリフつきの登場。
クレジットも「メイド」表記のままだったが声優も一致していたため彼女本人であることが確定した。
原作では羽々里の不在を伝えた台詞のみの人物が芽衣になっており、出番が少々増えている。
前述の呼称の違いはアニメでも修正されなかったため、その時の羽々里のスタンスによるものという事かもしれない。まぁあの人のことだしありえる。
関連イラスト
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