プロフィール
真名 | アレッサンドロ・ディ・カリオストロ(ジュゼッペ・バルサモ) |
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クラス | キャスター → プリテンダー |
性別 | 男性 |
身長 | 188cm |
体重 | 85kg |
出典 | 史実、デュマ著『王妃の首飾り』など |
地域 | 欧州 |
属性 | 混沌・中庸・人 |
ILLUST | 兔ろうと |
CV | 竹内良太 |
概要
『Fate/Grand Order』に登場するプリテンダークラスのサーヴァント。レアリティは☆4。
メインストーリーの第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』において卜部季武が召喚したキャスターのサーヴァントとして存在が示唆されたが、本編前に渡辺綱によって倒された。
後の奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』にて、初めてその存在が本格的に取り上げられる。「"伯爵"の二つ名で英霊になりそうな著名人」「遺分體や贋作盈月を作りそうな悪人」という消去法から、異星の使徒最後の一騎「伯爵」は彼ではないかと、カルデア内で協議されたが……
真名
医師や錬金術師を騙り、各地で暗躍した詐欺師、『アレッサンドロ・ディ・カリオストロ』。
現在でも存在する秘密結社「フリーメーソン」の会員だったとも言われている。
人物
一人称は「私(わたくし)」。
蘆屋道満曰く「凶猛かつ分別のきかぬ、聖杯戦争に相応しい英霊」とのことなので、コイツやコイツと同じくろくでもない性格である模様。
ホームズ曰く、生前の彼が何かしらの所業をやらかしたせいで、時計塔の現代魔術科が創設される事になったらしい。
能力
ステータス
保有スキル
偽装工作(EX) | カリオストロ伯爵は自らの存在を鮮やかに偽装する。己のクラス及び能力を偽装することができる。一定の触媒及び時間を費やした上で、幸運判定に成功すれば、敵対者は自分を「味方である」と信じ込む。敵対者は抵抗判定が可能だが、魔術的効果ではないため対魔力スキルは無効。 |
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物品鋳造(偽)(EX) | 『首飾り事件』にまつわる伝承が昇華されたスキル。というのは嘘偽り。陰謀達成のため、彼は必要な物品を自ら仕立て上げる。道具作成スキルが変質したモノであり、特に、贋作製造や既存の存在の改造・調整に長ける。『異星の神』の断片、魂をなくした神の器(オルガマリー)を『機械仕掛けの復讐者』として調整する際に用いたスキルでもある(断片を組み上げて造り上げた、という訳ではない。発見した神の断片を、それぞれ単独で活動できるように微調整を施した)。 |
英雄の大敵(偽)(E++) | 英雄(或いは反英雄)を阻む大敵であることを示す。本来は魔獣や竜種、魔性の存在、反英雄が所有することの多い隠しスキルだが、(偽)が付く場合はその限りではない。歴史に語られざる出来事として、カリオストロは巌窟王と深い因縁があり、幾度かの対立があった。このことから、彼は自らを「巌窟王の大敵」と深く認識し、スキルを獲得するに至った。(マリー・アントワネットを陥れた事実も、獲得の一因となっているようである) |
我はアシュラなり(EX) | 錬金術、占星術、降霊術、カバラの奥義、古代エジプトの密儀等々の神秘を行使する在り方―――ではない。本スキルの正体は詐術。王侯貴族を手玉に取り、並の魔術師の目さえ眩ませる領域の、超常の絶技とも言うべき大詐術である。 |
アルトタス連続体(C) | ただひとつだけ、彼は正真正銘の神秘を有する。幼少期の師であった錬金術師アルトタスの奥義―――不老不死の体現である。実際には不老と超再生。真の不死ではない。 |
東方武技(A+) | 詳細不明。 |
宝具
秩序に死を、遍く世に混沌を(レベリオン・ウ・モンド)
- ランク:B〜EX
- 種別:対都市/混沌宝具
- レンジ:1~50
- 最大補足:500人
「混沌の時!」
「紳士淑女諸君……御清聴あれ!此処に秩序は終わりを迎える――『秩序に死を、遍く世界に混沌を(レベリオン・ウ・モンド)』ォッ!!」
革命の戦火の幻影を伴って、魔力の渦が周囲一帯を薙ぎ払う。
破壊と新生を自らの命題とする精神の具現、心象風景の模倣。固有結界に似て非なるモノ。
秩序特攻の効果を伴う。
この宝具の真価は「秩序の破壊」であり、決して永続的なものではないが、秩序に類する概念を醜悪なまでにねじ曲げる。法、倫理、規範――時に、聖杯戦争のルールさえ一時的に書き換えてしまう。ただし、この真価は本作では基本的に使用されない。また、本来の規模と効果の運用のためには長時間に渡る儀式と裏工作、リソースの投入が必要となる。
関連人物
生前
彼女が失脚する一因となった「首飾り事件」の黒幕だと言われており、生前一度だけ話した際には、彼の作り物めいた「がらんどう」の笑顔が印象に残ったとのこと。
Fate/Grand Order
同じくマリーと縁がある英霊で、生前にフリーメーソンに所属していたとされる。
天覧聖杯戦争で自身を召喚したマスター。
頼光四天王の彼と詐欺師では相性が悪そうだが、果たして……
中の人が同じサーヴァント。
その他
同じく『Fateシリーズ』に登場した有名な詐欺師。
関連タグ
以下、ネタバレを含むため注意
擬似東京で主人公が通う学園の教頭を勤めていたが、その正体はやはりサーヴァント。
モンテ・クリスト伯の語る「七つの試練の一角」として、マリー・オルタと共に混沌機構 カリオストロ・オルタとして主人公に立ちはだかる。
しかし戦闘後に彼は味方であるはずのマリー・オルタを殺害し……
真名暴露
これにより、カリオストロの真名が明らかになり、同時にクラス:プリテンダーを名乗った。そこまではいいのだが、彼は自分が異星の使徒の最後の1人『伯爵』として振舞ってきたことは嘘偽りであり、自分は人理側のサーヴァントであり、カルデアの味方であると発言した。
オリュンポス跡地でカルデアに声だけを明かした『伯爵』も彼と同一人物で、この時は声色を変えていた模様。また、オルガマリークエストに登場する遺分體(エレメンツ)を鋳造したのも彼で、「かの巨大機構の目を眩ませるにはこうするより他になかった」と付け加えている。
以降は主人公から信頼されていないと知りつつ、彼を支える。他のサーヴァントが言い難い事を口にして憎まれ役を引き受けるような言動で、精神的に不安定だった主人公を冷静にサポートする。
しかし第七の試練に突入する直前、前述の発言をアッサリ翻して、やはり自分は異星の使徒であると明かして、主人公の胸に呪刃を刺して致命傷を負わせる。
だが、この展開を確信していた巌窟王と耀星のハサンの適切な対処によって主人公は命を繋ぎ、ある裏技で一時復活したマリー・オルタの助力もあって悪あがきも虚しく敗死・消滅した。