作品情報
概要
花丸小学校六年二組の天才少女・春菜来華を中心とした、日々の生活を描いた4コマ作品。
連載開始は2003年9月号。単行本は既刊14巻、この他オールカラー版が2巻、ドラマCDが1本発売されている。
登場人物の名前には、カメラ関係由来のものが多い。これは作者がもともとカメラマンのアシスタントだったことに由来している。
登場人物
CVはドラマCDのもの。
本作は連載期間の長さもあり、とても登場人物が多いので、ここでは主人公・来華とそのクラスメイトについてのみ取り上げる。
- 春菜来華（はるな らいか）
CV:悠木碧
主人公。6月20日生まれのふたご座。花丸小学校に通う6年生。クラスは2組。
茶髪で、髪型は作者が「ひとつゆわき」と呼んでいるが要するに一本結び。
児童会長と学級委員長を兼任しており、おそろしく頭脳明晰。同級生どころか教師にまで頼られ、いとこの大学受験の面倒まで見たこともある。児童会長として全校生徒の顔と名前を把握している他、町の図書館にある本のタイトルを全て記憶している。
その反面、図工や家庭科といった手先仕事が非常に苦手。向上心はあるものの、残念ながらほとんど上達しない。色恋沙汰や世間の流行など世俗知識には極めて疎く、同級生が盛り上がる横で熱心に聴き入ることが多い。
身長139cm、体重28kgと体格は歳の割に小さく（※12歳女子の低身長基準は137cm）、幼児体型を気にしている。雑務に追われて校内を走り回るうちに体力が付き、華奢な見た目に反して持久力は申し分ない。校内マラソンで優勝してからはジョギングが日課。正義感も強く、街中で悪者を見つけてはボコボコにしている。
「長老」になるのが夢だったり、水戸黄門のアニメが好きだったり、糠味噌をかき混ぜるのが好きだったりと、若年寄なところが多々ある。恋の話と怪談と雷が苦手。
自分をライバル視してくる竹田が気になっているが、自分でもどういった感情なのかはっきりと意識してはいない。
- 竹田将一（たけだ しょういち）
CV:逢坂良太
いわゆるガリ勉で、来華同様に成績優秀だが、来華と同じクラスになってから一度もテストで勝てていないのが不満。塾通いをしているものの、中学受験など端から眼中になく、その目的は来華に勝つためという一点のみ。塾のテストでなら100点も取っているのだが……
父が単身赴任、母も日中は働きに出ているため、専業主婦並みの家事スキルを身に付けている。父の単身赴任を泣いて嫌がり、6年生になっても父と会うと浮かれまくるお父さんっ子。身体能力は低く、体育では全く勝負にならない。身長150㎝、体重39kgと小6男子にしては小柄。
序盤では来華にきつく当たるのをからかわれて慌てる程度だったが、次第に好意は募り、来華の独特なペースと微妙な距離感に一喜一憂している。不器用な彼女をフォローする機会は多く、時にその聡明さに助けられもする間柄。
- 浦部蒔奈（うらべ まきな）
CV:井上麻里奈
転入生で来華の親友。8月6日生まれのしし座。身長151cm、体重37kg。
以前いた学校では児童会長をつとめ、転入当初は来華のライバルとして注目を浴びる。プライドの高い典型的なお嬢様キャラで、来華に代わって学校のトップを狙っていたが、大学の入試問題にまで手を出す来華の頭脳を目の当たりにしてほどなく戦意を喪失。それ以来、対等な友人として非常に仲良くなっている。面倒見の良過ぎる来華を窘める数少ない人物。
見た目も雰囲気も大人顔負けの美女であり、下駄箱を開ければラブレターが入っているが、本人は臨時教師の財津先生にお熱。
おばあちゃん子であり、両親は仕事のため滅多に家に帰らないので、両親や祖母の前では子供らしい顔を見せる。
愛美とは一悶着を経て遠慮のない仲になり、「マッキー」なるあだ名で呼ばれている。
- 原愛美（はら まなみ）
CV:戸松遥
10月21日生まれのてんびん座。身長145cm。髪型は二つ結び。
恋話が好きなおませ少女。騒がしいムードメーカーで、事あるごとに竹田を煽る。素直で遠慮知らずなため、思っていることは良かれ悪しかれ大抵口に出すタイプ。野次馬根性も強く、担任の藤田先生の結婚にも終始興味を隠さなかった。お金より大切なものなんてそうそうないと考えている節もある少々荒んだ価値観をもっているようだが、基本的には友達想いのいいやつ。バレンタインを機に小西を意識しはじめるが、デリカシーのない彼に振り回され気味。
- 青山陽子（あおやま ようこ）
CV:橘田いずみ
8月26日生まれのおとめ座。体重39kg。蒔奈よりも高い153cmという身長がコンプレックス。大人しい顔をしたヘビメタ愛好者で、ひいきのバンドが解散した際にはショックのあまり学校を休んだ。ギターが上手く、夢はヘヴィメタルのギタリスト。譲（ゆずる）という兄がいる。さりげない気遣いのできる屈託のない好人物で、ノリの良い性格からよく愛美と一緒になって竹田を煽る。
- 高橋悠美（たかはし ゆうみ）
CV:井口裕香
3月30日生まれのおひつじ座。身長143cm、体重32kg。
作中では数少ないおとなしい感じの少女。裁縫や手芸・お菓子作り・ピアノ・絵画など来華が苦手とする分野が得意で、万能タイプの蒔奈を除けば総じて女子力の高い子。サボテンを「タマちゃん」と名付けて大切に育てている。
- 小西六広（こにし むつひろ）
CV:森嶋秀太
3月10日生まれ、うお座。身長152cm、体重41kg。竹田とは気の置けない間柄。サッカークラブに所属しており、勉強は苦手なわかりやすいスポーツ馬鹿。頭にバンダナを巻いている。サッカー少年というステータスゆえか以前はそれなりにモテたようだが、好意を無にする言動で今では「女子の敵」扱いを受けており、そのことを全然気にしない、恋とは無縁の男。
- 漆野文男（うるしの ふみお）
漫画が趣味の少年。5月4日生まれのおうし座。身長144cm、体重40kg。竹田や小西とよく一緒にいる。漫画は読むだけでなく、むしろ描くほうがメインになりつつある。「漆野アルファ」なるペンネームを名乗り、友人たちにラブコメを読ませている。作品の主人公とヒロインは竹田と来華がモデルだが、当人たちはもちろん知らない。出版社に持ち込みの経験あり。ドラマCDには未登場。
