人物像
人類に敵対している「霧の艦隊」と呼ばれる第二次世界大戦時代の艦の形状を模した艦艇群の中の一隻。
戦艦コンゴウのメンタルモデル（人間の姿を模す意識体）。艦の形状は、旧日本海軍の金剛型戦艦一番艦・戦艦金剛を模している。メンタルモデルの容姿は真紅の瞳に、癖のある金髪をピッグテールにし、異常にスカートの長い黒いドレスを着た女性の姿。
「霧の艦隊」の東洋方面第1巡航艦隊の旗艦で、クラスは「大戦艦」級。ヒエイやハルナ、キリシマ、マヤなどを指揮下に置いている。キリシマやマヤより遅くメンタルモデルを実装したようで、最初はメンタルモデルの感触に戸惑ったり、物臭な仕草を見せた。だが自由奔放なナガトや思惑の分からないヤマトに比べれば、かなり真面目で堅物な人物のようで、行動が直線的。お陰で動きがあからさますぎるとヒュウガ達に揶揄されたり、自分の作戦にかかりっきりなところを付け込まれてキリシマに説得されたりしているなど、堅物ゆえに手球にとられることも多い。
よく海鳥と戯れている姿が見られる。思惑の計り知れないヤマトや、人間と行動するムサシのことを特に警戒している。
アニメ版ではタカオ、ハルナ、キリシマが千早群像達と行動を共にしている事に業を煮やして硫黄島に乗り込み、群像達と会談。群像と401を霧の艦隊を腐敗させる不穏分子と断定し、振動弾頭の破壊も兼ねて硫黄島を攻撃する。しかし401の撃墜に固執するあまり群像の作戦にまんまと嵌り、結果として401も振動弾頭も取り逃がしてしまう。そして「401に固執するその行動自体アドミラリティコードに反した行動である」としてイ400とイ402に艦のコントロールを掌握され、更に唯一の自分の理解者だと思っていたマヤも400と402が作り出した傀儡であるという事実を明かされ、茫然自失となる。
また、アニメオリジナル要素として他の艦との通信時にテーブルと椅子が用意された空間で紅茶を飲む描写が追加されたが、これが原型艦である金剛が英国製である事を意識してるのか、はたまた艦隊これくしょんの金剛を意識しているのかは不明。この描写が追加された代わりに原作にあった海鳥と戯れるシーンは無くなっている。
「艦隊これくしょん」でのコンゴウ
コラボレーションでブラウザゲーム「艦隊これくしょん」のコラボマップのラスボスとして登場。
艦娘を見下しており、「兵器としての誇りを思い出させてやる」「艦娘との違いを教えてやる」などと言い放つ。その砲撃で3-4やE5の激戦を潜り抜けてきた主力艦娘ですら、3-2-1の駆逐ロ級の如く一撃で粉砕させられてしまう上、非常に重装甲であり生半可な攻撃は受け付けない。味方メンタルモデル（イオナ、タカオ、ハルナ）なしにはその攻略は困難を極める。
メンタルモデルなし＝艦娘オンリーで攻略しようとすると、道中のナガラ級やマヤの支援もあって、ミニイベント(運営談)というにはなかなかの高難易度である。こと超重力砲を含めた攻撃力に関しては、秋イベントのボスよりも脅威的に感じるかもしれない。
参考までに、ボス手前マスの旗艦およびボス随伴を担当するマヤの火力が160とされ、これは夏イベボスの南方棲戦姫と同値。これまでのイベントボスと異なり航空戦を行わない代わりに、もっと強力な超重力砲を撃ってくる。コンゴウ本人の火力は検証中だが、これを上回ると目されている。
ただ、攻撃力の高さに反してイベントボスの中では耐久は低め(コンゴウが142に対し、秋イベボス戦艦棲姫は400、飛行場姫が500。ただしボスと比較してであって、高水準なのは間違いない)、道中も含め昼戦突入での戦闘であるため空母や開幕雷撃を行う艦種で先手を取れたり、昼に随伴のナガラ級を倒してから夜戦の高威力攻撃を集中させやすい、ボスに行きやすいステージ構成、ゲージ回復無しという仕様からマップ全体で見た難易度は抑えめか。
その台詞のインパクトから、本来一緒にお祭り騒ぎすべき「コラボレーション」なのに、艦娘の命を預かる提督の意地の見せ所になってしまっている面も・・・。ただ、メンタルモデルに艦娘の意地を見せてやろうとするのもよしである。
関連タグ
ヤマト ムサシ ナガト タカオ ヒエイ ハルナ キリシマ マヤ ヒュウガ
戦艦金剛 モチーフ元。
金剛(艦隊これくしょん) モチーフ元つながりだが、共通項はほぼ皆無。アニメ版第２話のティータイムシーンは原作においては存在しない。なお、アニメ第5話のエンドカードにて金剛(艦隊これくしょん)）を描いたコニシ氏によるコラボイラストが公開された。
