ラブやん
らぶやん
概要
月刊アフタヌーンにて連載中。田丸浩史の連載作の中では10年を超える最長寿作品である。
出版コードギリギリの下ネタ、嫌な意味でリアリティのあるニート描写、田丸氏得意の秀逸すぎるセリフセンスからカルト的な人気を誇るギャグ漫画である。
ギリギリセーフどころか思いっきりセウトな下ネタを平然と使うためか、全メディア黙殺の扱いを受けている。
登場人物
ラブやん
ラブ時空からやってきた自称・愛のキューピッド。カズフサの担当になる前は優秀な天使で数多のカップルをくっつけてきたのだが・・・・
いまやフサさんに毒されたのか輪をかけたダメ人間、もといダメ天使に。当初はかなり良識ある天使だったが、仕事が上手くいかないせいか性格がすっかり変貌。いまや目的のためには手段なんて全く選ばないタイプの人間になってしまい、「お前ホントにキューピッドか?」と言われることもしばしば。
長い付き合いを経て、カズフサとは付かず離れずのコンビとなっている。
カズフサ
ロリ・オタ・プーの三拍子そろった典型的なダメ人間。小五の萌ちゃんにマジボレしたり、警察に罰金支払うレベルの禁断のお宝本持ってたり、オナホール好きだったり、時空を超えた大アドベンチャーしちゃったりするとんでもなく素敵な人。
ラブやんに鍛え上げられマッチョな体になったり、ロリータの気配(通称・炉気)を感じ取ったりと無駄に超人的な能力を持っている。
中身は決して悪い人じゃないんだけどねェ・・・。
ちなみに最初の頃は25歳だったが、物語が現実と同じ時を歩んでいるため、今や三十路童貞ニートという全く洒落にならない状況。
おお、おお神よ!
彼はダメ人間の中のダメ人間・・・。
天使長
本名・メテ・ルー。名前で呼ばれることは殆ど無い。ラブやんの上司でエリートキューピッド。見た目はロリだが大の男(マッチョ)にも勝てちゃうほどの腕っ節の持ち主。仕事にはかなりシビアで、愛の成就に必要とあらば他のカップルが破局しかねないことも平気でやる。運命の赤い糸を自在に操ることが出来るので、思いのままにカップルをくっつける事が出来る。
この能力はとても強力で、彼女にイタズラしようとしたカズフサはちくわとツガイにされてしまった(ちくわに”ひさ子”と名前をつける程に愛してしまっていた)。
ジャモジさん
独創的かつ猟奇的な料理が得意な料理人でカズフサ達の行きつけの店「本場アメリカン」の店主。
その容姿はどうみても某パンのヒーローの生みの親にしか見えないが、この漫画、そのような事を少しでも気にしたら負け。明らかに色々と間違ったアメリカ料理を得意としており、ラブやん曰く「惨殺体か食べ物か区別しづらい」と言わしめる程インパクト溢れる料理を作る。
そういった若干サイコな点を除けば、真摯に料理を愛する粋な江戸っ子かつワイルドなナイスガイである。
ちなみに料理に心血を注ぎすぎたためか、とうに四十超えてるのに未だに童貞。天使といったメルヒェンなものは一切信じておらず、宇宙人ですらアメリカ人と言いきる男の中の男である。
ヒデヒコ
本名・橋本ヒデヒコ。実家の本屋を手伝っているが、それ以外は基本的にカズフサと一緒のダメ人間。物語に登場してきた人外っ娘達の面倒を見ている器のデカイ男だが、気付けば自分以外人間がいないという羨ましいんだか何なんだか分からない状況に。物語が進むにつれ出番が少し減っているが、田丸氏曰く「描きやすいんだけど、彼とカズフサ並べたら痛いだけの漫画になっちゃう」とのこと。元ガンズ&ローゼスのスラッシュそっくり。
みのっち
ラブやんの後輩キューピッドでヒデヒコの担当。虎視眈々とラブやんや天使長に対し下克上を果たそうとする野心家なのだが、うまくいった試しが無い。酔った勢いでヒデヒコを性的な意味で襲った肉食獣でもある。
永世名人
だらけたラブやんを鍛え直したキューピッド道(略してキュピ道)の達人。本名はアンダーソン。その名に恥じぬ恋愛の達人なのだが、SM趣味があったり、ロリータな悪魔っ娘に拷問をかけようとした大変な変態である。ラブやんが一時カズフサの担当から外れていた時に代打で彼の担当になったのが今思えば運の尽きであった。
おかげで老後から転落人生を歩む羽目に・・・。
ラムチェン
宇宙からやって来た美少女侵略者。名前の元ネタは言わずもがな某虎柄ビキニ宇宙人。人類の代表として適当に選ばれたカズフサと”お医者さんごっこ”で決闘(?)するも敗北してしまい、打倒カズフサのために地球に移住。当初は貧弱なオジョウチャンであったため、何故か蛇文字さんに弟子入りすることとなった。