サスペンスの語源は、人(の心)を宙吊りにするという意味である。(ズボンのサスペンダーも語源は同じ)
主に連続殺人や真犯人との心理戦・猟奇性の犯行に探偵役が挑む推理もの、猟奇犯に主人公らが脅かされるサイコホラーものがこのジャンルになる。
ミステリーと混同されがちだがヒッチコック監督によれば別物であり、特に映像作品において両立は困難であるとのこと。(逆に小説では両立可能)
日本映画での数少ない両立成功例が市川崑監督の犬神家の一族だとか。
日本では金田一耕助シリーズが有名。
イタリアではこのジャンルは「ジャッロ(もしくはジャーロ)」と言われている。
参考文献
春日太一 『市川崑と『犬神家の一族』』 新潮社 2015年(Podcast『『熱量と文字数』 オタク芸人 サンキュータツオ Presents』 第155回配信よりの転載)