アンジュ(うたわれるもの)
あんじゅ
概要
大国ヤマトの幼い皇女。
公にはほとんど顔を出さず、式典では一言も発しないため一般民衆にその人となりはほとんど知られていないが、天真爛漫な性格であり、しばしば宮殿を抜け出しては周囲を混乱に巻き込んでいる。
オシュトルに好意を抱いており、彼に甘えて困惑させていることも多い。
偽りの仮面においてはストーリーに登場するのみであるが、二人の白皇においてはプレイヤーキャラクターとして参戦する。
二人の白皇にて(ネタバレ注意)
その正体は、大いなる父=オンヴィタイカヤン(人類)最後の生き残りであった帝が、「帝としての後継」とするべく、帝のかつての娘を模して作られた存在。(もう一つ、「人類の遺産の後継者」として探されていたのが帝の弟であるハクである)
そのために非常に高い身体能力や毒物耐性を与えられており、身の丈を超える巨大な壷や剣を平然と持ち上げたり、普通ならば致死量となる毒物を投与されても死なずに済む。
偽りの仮面終盤において、帝の崩御の後、何者かに毒物を盛られ暗殺されかける。
幸い、先述の毒物耐性によって命は取り留めるものの、喉を著しく損傷し、かつ毒の効能によって精神的にも消耗した状態となる。
ハク達によって身柄は保護され、オシュトル・ネコネ・キウルたちの故郷・エンナカムイへと落ち延びる。
その後は周囲の献身的な看護や、トゥスクルよりもたらされた薬によって順調に回復、ハクの死にショックを受けたものの帝の位を継ぎ、自らの名を騙る偽皇女を掲げる朝廷軍と対抗する道を選ぶ。
エンナカムイ支援の代わりに朝廷軍と戦わず大人しくしていることを要求するトゥスクル皇女(正体を隠したクオン)によって一方的に叩きのめされ一時は心が折れかけるが、オシュトルがハクの言葉を用いて語りかけた激励によって気力を取り戻し、不意な言葉でオシュトルの正体に察して動揺したクオンへと反撃を開始、更には突如空から降ってきたカルラの大剣を手にして優勢に持ち込み、エンナカムイの参戦を認めさせる。
その後、様々な出来事を経るにつれ、君主としての自覚と貫禄を備え、次第に成長してゆくこととなる。
ユニットとして
巨大な剣を武器としているだけあって圧倒的な攻撃力を誇るアタッカー。
また連撃においても、HPが減少する代わりに必殺技並の威力と反撃無効の特性を持つ轟天打破や、同じくHPが減少する代わりに高い攻撃力を誇り、かつ敵を押し返す天下布武など、強大な力を活かした物が多く、その多くが反撃不能の特性を持つ。
反面、防御力は極めて低く、錬技もダメージ減少どころか逆に増加させる代わりに気力が大幅に上昇するものであったり、特性にも自己のHPが10%未満になると与えるダメージが50%増加する窮死覚醒を持つなど、「肉を斬らせて骨を断つ」を地で行く。
また様々な毒物に耐性を持つがゆえ、状態異常が効きにくいという特性も持っている。
防御力も移動力も低いため扱いは極めて難しいが、破壊力に関しては他キャラの追随を許さない極端なキャラである。