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ハク(うたわれるもの)

はく

アクアプラスの作品である「うたわれるもの」、その十数年後を描いた続編であり、三部作のうちの二部作目である「うたわれるもの 偽りの仮面」の主人公。
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CV:藤原啓治(初代) / 利根健太朗(2代目)


概要編集

大国ヤマトの西方、シシリ州の雪原にて裸同然の格好で倒れていたところをクオンに助けられた青年。外見年齢は二十代前半。

記憶のほぼ全てを失っており、目覚めた直後は自身が何者なのかも不確かであった。そのため、出会って間もないクオンから『ハク』という名を授けられる。

当然ながら職に就いておらず一文無しであるため、ハクを心配したクオンに先導される形で、彼女と共に『帝都』へと赴き食い扶持を稼ぐことを決める。

そこで出会ったヤマトの右近衛大将――オシュトルにその人柄や才覚を認められ、クオンと共に彼に雇われ、腰を据えてヤマトで活動するようになる。ルルティエやネコネ――新たな仲間たちと共に任務をこなしていくうち、危機的な状況に陥っても即興で的確な作戦を考えては皆に指示を与えていく、司令塔としての才覚が開花していく。


人物編集

体力に乏しく、子供でも運べるような荷に苦労していたりと力仕事はからっきし。

その一方で、洞察力に優れ機転が利き、四桁ほどの計算を瞬時にこなしたり、全く読めなかった文字もすぐに覚えてしまうなど、優れた頭脳の持ち主。

怠惰で不真面目な性格をしており、せっかくありついた仕事でも、どうサボって酒を飲むかを常に考えている。一見するとダメ人間だが、いざという時には「コイツならなんとかしてくれる」と周囲に思わせる不思議な魅力を持っている。

基本的に一人称は「自分」だが、稀に「俺」を使ったり、オシュトルのフリをするようになってからは「某」も使う。

時々、今の世界とは明らかに異なる文明で生きていた頃の自分を夢で垣間見ている。



意外な才能編集

ルルティエとのお菓子作りの際に、持ち前の頭脳を駆使しクオンやネコネ達と共に新しいお菓子を発明する。これは樹液の蜜を用いたもので、その加工方法や調理方法をヤマトの菓子屋に教えると、瞬く間にヤマトの新名物となった。


女性陣達との会話で得たヒントにより練乳の発明に成功、これも新たな名物となる。試食をしたに大好評で全員が『とても美味しい!』と感想を述べ、喜びの顔を浮かばせた。【作り置きが可能のため、お土産にも最適】と言うと、驚きと更なる喜びの声が上がる。

姫殿下にも大好評だったらしく、クオン曰く『皇女様御用達となれば、もっといいお値段で・・・』と睨んだという・・・


更にルルティエと「しゅう」なる新しい菓子を発明(おそらくは、これのことだろう))。来客していたある人にも食べて頂いた所、大好評を博す。

ネコネから調理過程について質問攻めにされていたルルティエからSOSサインを感じたため『製造方法を伝授したのは自分だから・・・』と彼女に代わって解説していった。


また不思議と動物に好かれやすく、劇中に登場するウォプタル達やココポ、クラリンらと困惑しながらもすぐに打ち解けている。



ユニットとして編集

序盤こそ低性能で苦戦するものの、レベルが上がるにつれてスキルが充実し一線級の実力を備えていく、まさに大器晩成型。

周囲の味方の各種能力を上げる特性『士気向上』から、味方の中心に据えることでパーティ全体が立ち回りやすくなっていくほか、起死回生スキルのおかげで一度だけなら戦闘不能になっても復帰できる。

加えて回復技や2マス射程攻撃、範囲攻撃なども習得できるため、近接戦闘全般にとても強くなる。

更には作中で最も戦闘機会が多いヒト系ユニットに対して『ダメージ増、被ダメージ減』の特性もあるため、常に安定しやすい。



ロストフラグ編集

1周年記念イベント「白靄の異客」で初代主人公のハクオロを差し置いて初登場。担当声優の藤原氏が亡くなられた後の実装だったため、ボイスは過去作のものを流用している。


イベントでは他のキャラ同様、酔っていた時に霧によって本作の世界に迷い込む。そこにいる身内達が自分を知らない状態であるのを良いことに、元の世界とは打って変わって真面目な好青年を演じ、楽して暮らそうと企む。しかしその結果、予想だにしない形で悪い結果を生んでしまう。



そして多くの周年イベントのゲスト達と同様、未だ道の半ばである彼はここで「出会った」仲間や新たに得た友人と別れ元の世界へと帰還するも、ここでの経験によってハクは後述で記憶を取り戻した際、ゲーム2部作の物語から大きくかけ離れたもう一つの道を行くことになる。


その後、2.5周年を記念して登場した新衣装『旗長代理』のハクは2代目の利根健太朗氏が担当し、以降は新規収録が行われるようになっている。なお、利根氏が素のハクを演じるのは本作が初となる(それ以前の作品で演じていたのは二人の白皇仕様の状態のみのため)。また本人も「ハクは藤原さんしかあり得ない」と語りながら同氏へのリスペクトを示していた。



※ここから先は『偽りの仮面』終盤、ひいてはハクの正体に関わるネタバレを含むため、注意されたし。






正体編集

ハクの正体は、この世界で事実上全滅した旧人類――その生き残りであった。

旧人類が生きていた当時(本編から数百年前)は主にハッキングを得意としていた。かつては兄の妻に懸想し、姪にも懐かれていた。ちなみに本名は不明であり、目覚めた直後は唯一の肉親である帝すら覚えていなかった様子。


とある折、兄の研究に協力する形で薬を飲まされコールドスリープ状態に陥る。この薬による処置は、兄が推し進める真人計画の一環であった。ある特別な薬の投与により身体的な能力を高めることで、当時の地上へ出ることすらできない程に弱体化していた人類の再起を目指す……それが真人計画の根幹であった。スリープ状態に陥っていたハクは、結果的にではあるが人類絶滅の災厄から逃れる事となった。


深い眠りに就いてから数百年後、旧人類の遺跡を探索していたクオンによって発見され、強制的に目覚めさせられた。アニメ版では全ての記憶を思い出した際、コールドスリープから目覚めた直後の光景として彼女の顔を見ている。


物語のラストでは、実兄であった帝の死による混乱の一幕の末、ハクは己を護り散っていった親友オシュトルの遺志を仮面と共に継ぐことを決意する。その死に際に『アンジュを頼む』と彼に託され、その死を隠し『ハクは死んだ』『我が名はオシュトル』という“偽りの仮面”を被る。

ヤマト奪還の為、ハクはかつての己自身を捨て去り、右近衛大将としての地位と名声を利用しながら、混迷の大地を焦土へと包まんとする修羅の道へと突き進む。

その決意と共に、“ハク”という男はこの世から消えた。



その後(二人の白皇)の彼についてはこちら


関連項目編集

うたわれるもの

偽りの仮面

ハクオロ

ハクトル

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