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概要編集

うたわれるものシリーズ初のスマートフォン向けゲーム。

本編とは異なる謎の時空を舞台に、歴代シリーズのキャラ達が登場する。システムは従来のADVパートを基礎に、バトルはタクティクスボード形式のRPG。


所謂戦国ドラマとしての性質も強かった本編と比べ、一つの大きな大國を舞台に、様々な謎や陰謀が交差するサスペンス要素も特徴の一つ。


ストーリー編集

本来の時系列には無かった出会いがいくつも交わされる。

その時、目覚めた男の側には血塗れの少女の姿があった。

少女と深く関わることになった男は、神にも等しき存在とそれに左右される世、そして少女の宿命を知る。

これは全ての過去を飲み込む、運命への叛逆の物語。


登場キャラクター編集

主人公。左目周辺に外れない黒い仮面が付いている記憶喪失の男。ミナギが自害を図った場所で半壊していたアベル=カムルから姿を現した。

義理堅く失うことのない強い心根を持ち、何事も恐れず、今の自分に出来ることを求め突き進む。


ヒロイン。アクタを拾った龍の角を持つ少女。逃れ得ぬ一族の運命による呪いにかかっており、その身には災厄が封じ込められている。

織代の継承者となる予定だが、その裏にあった親族を皆殺しにしてしまうという宿命に抗おうとする。


己をアクタの実父だと自称する、言葉を話す謎の三本足のカラス。

本人曰く、この地におけるヒト達を作り出した者で、元の体を失くしカラスの体に魂が入り込んだらしい。旧人類が滅んだ元凶の一つである傲慢さがあるが、その度にシメられるという抜けたところがある。

なお、本作ではプレイアブル化したコダマの相棒として参戦している。


教団や調停者の元締めを務める男。

真面目な現実主義者で、よそ者かつ型破りなアクタには苦々しい態度を取り、旧人類の存在を忌まわしく思っている。


貧民窟で幼い孤児達を束ねている少年。

育ちは悪いが根は素直で、ある日出会ったアクタの舎弟じみた仲間となる。


アクタのお目付け役として派遣された代理人形。

従属機械の運命として多数の制約に縛られているが、その実結構感情豊か。


火葬を生業にする喪服を纏った少女。不死の肉体を有する特別な種族。

その出自故か周囲から忌避され、自身もあまり表情を表に出さない。


第一作ではラスボスとなる運命を担った青年。

この世界でも真理を探った結果破滅しかけるが、そこをアクタに救われ、彼に共謀を持ちかける様に。


教団の社務所で依頼を受け付けるいわゆる窓口嬢。

豊満な体つきでたおやかな振る舞いを見せるが、裏では両腕に嵌めた得物で戦う武闘派の顔を持つ。


ナトリイトリの妹とでも言うような代理人形。

彼女が専属で付くことになったアクタの事を毛嫌いしている。


ミナギの母親だが、その力は神にも等しい。あらゆる者の願いをかなえてはいかなる者が破滅しようとも一顧だにしない価値観においてもヒトと隔絶した存在。できないことは死人を生き返らせることのみとされる。

人格が非常に不安定で、狂気的に他者を縊り殺したり、超然と他を踏み潰したかと思えば、微笑みを浮かべて末娘に毒花を害となる要素を排除して与えたりと、その時々で全くの別人のような人格となっている。


ミナギとは親子間の愛情というものは無いに等しいとされるが上記の通り人格が不安定過ぎて判別不可能。強大すぎるその力は鴉にとっても完全に予想外。

歴代の織代は織代を継承すると、他の姉妹を皆殺しにするという。そのためにミナギの姉のユカラはそれを拒絶するためにへ直訴したが如何なやり取りがあったのか、怪物へと変じその後死体で発見されている。


ガチャのとき、無表情なら☆1、微笑みなら☆2、眼鏡を掛けて瞳が紅ければ☆3が排出され(後に眼鏡はピックアップキャラ確定に変更された)、近年追加された演出ではアニメーションムービーが入ればピックアップキャラ確定となる。


  • 客人(マレビト)

プレイアブル兼イベントで登場する歴代のうたわれキャラクター達。

本作の舞台では存在しない異国から、謎の霧に飲み込まれることでこの地に出現している。ただし殆どは我々の知る旧作の彼らではなく、異なる時間軸からの来訪者や、違う人生を歩んだ同世界の住人である。その由来は全ての過去が飲み込まれているから、らしい。


幾人かの例外を除いて大まかな共通点を挙げるなら、ハクオロハクという二人の人間に関わる前の時系列を基点に訪れ、仮面の者は仮面を失った状態となっている。ただし、ハクオロの娘であるクオンはハクオロの存在に関して「たしか父がいるはず」という状態に記憶が検閲されている。その他にはとある別の未来の時間軸の成長した姿で偽名を名乗る者達も居る。

これまでの作品でブラックボックスとなっていた名前だけが語られていた存在などの本格登場も出てきている。


彼らに共通するルールとして本作の舞台では己の本名を名乗ることで、本作の舞台の理に取り込まれてしまう。世界の理を知らない者はそのまま本名を名乗っているが、その理を知る者は偽名を名乗ることでその制約から逃れている。


客人の中で、数少なく本編アフターの立ち位置にいる人物達。

この者達だけは明確に本作の世界の本質を理解しており、霧に飲まれてではなく自らの意思でこちらへと乗り込んできている。

そのために、世界の理に取り込まれないよう偽名を名乗っている。

設定編集

舞台編集

北海道くらいはあろうかという謎の大きな島が舞台。かつての地球に照らし合わせるなら旧九州地方。

そこに生きる者達にとってはそこが総てであり、地図の外に出ようとする者がいたが謎の霧によって阻まれてしまう。

霧を突破しようとしてもループして戻ってくる不可解な構造になっており、住民達はこの世とあの世の境目だと認識している。

空模様は旧作で、いわゆるあの世である常世の空模様が常に映し出されている。


教団(カラザ)編集

ロストフラグの舞台を統治する宗教のようなもの。織代を現人神とし、政を執り行う。

明確な國の朝廷というわけではなく、代行官のようなものとして“調停者”がいる。

旧世界の技術を掘り当てては積極的に使用している為、教団本部は旧世界の遺跡の一部を流用しており、門(ゲート)の機能も承知している。


代理人形(プロクシード)編集

旧世界の人類による産物で、人の魂を機械の体に移し替えるという禁断の技術によるアンドロイド。現在を生きるヒト達には旧人類の技術を全て理解できるわけではなく、共食い整備の形で辛うじて生きながらえている。旧人類のことを知る数少ない生き証人。


関連項目編集

うたわれるもの:第一作

偽りの仮面:第二作

二人の白皇:第三作


外部リンク編集

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