CV:利根健太朗
人物
顎髭をたくわえた豪快な偉丈夫で、手下の男たちを従えている。
帝都まで運ばれる貢ぎ物の護衛をする為、やって来たらしい。
ハクを「アンちゃん」、クオンを「クオンのネエちゃん」と呼び、(ゲームでは)戦闘に参加することはないが「偽りの仮面」のストーリーにおけるキーキャラクター。
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【これより先、彼の正体に触れる内容のため注意されたし】
ウコンという男は仮の姿で正体はヤマト右近衛大将オシュトル。
高すぎる地位である右近衛大将では聞こえない民の声を拾い上げ、市井を見守る為の姿。
護衛の任務の道中にてハク達と出会い、ギギリ駆除や盗賊の討伐をとおしその手腕を買い、「ウコン」としての役目の一部を彼らに委ねるため、隠密としてハク達を雇い入れる。ちなみに付け髭である。
当初は『亡き父のように民を助け、苦楽を共にする【士卒】になるつもりで辺境の地へ上京した』のだが『恩師の伝手により近衛の末席に連なった、そこからいくつもの偶然と幸運が重なりあい 武勲を立てて勢いがついて行き 故郷に錦を飾るための出世の努力をしていったら いつの間にか【右近衛大将】という官位を授かった』らしい。 しかし、『俺、ここまでの官位は望んじゃあいなかったんだがなぁ・・・』と民のために行動するにも 自分が動けば国全体が動いてしまうほどの官位のため、現在に至る。 ウコンの姿ならば『役人の不正を暴いたり、都にのさばる破落戸(ごろつき)共と大喧嘩をしたり、名だたる大泥棒と大捕物を演じたり、色々やったものさ。』と語る。
ハク達を自身の隠密として雇ったのは『自分の名前があまりにも知れ渡ってしまったので、派手な事ができなくなってしまったから』というのと『自分の正体を探るべく、周囲をうろついている者が多くなった』から。
堅物を絵に描いたようなオシュトルと打って変わり豪快で奔放な性格となり、オシュトルの義兄弟であるキウルは当初、ハク達の拠点である白楼閣に連れてこられた際ウコンの正体に気付かず、ハクからも「性格が変わりすぎ」と評され、普段では想像もつかない裸踊りなどを披露したりするため、妹であるネコネからは度々呆れられている。
ハク達を雇い入れたあとも、ウコンの姿そのものは止める気は無く、ハクらに任務を持ってくる時やハクを飲みに誘うなどのプライベートな時はこの姿を利用する。
この正体を明かしているのは隠密として雇っているハク達一行と友人であり協力者でもあるマロロ、そして左近衛大将ミカヅチのみである。
ある月になると都で闇賭博が横行していることが判明し調査しているとデコポンポが大元であったことが明らかになる。 ハクと協力して、事件解決のためにデコポンポの屋形船に乗り込む。
その屋形船の船倉に潜り込むと闇賭博の引き金を発見、【闘鶏】と言われていたものの真実は【闘蟲】であった。(ものは闘鶏と変わらないのだが、蟲VS蟲の場合もあれば蟲VS凶暴な動物の時がある派手な代物なため、一部の人間には人気があるものらしい)
だが、蟲を都に持ち込むのは厳禁で
ウコン曰く『逃げて、繁殖されると駆除が大変で危険である。』とのこと。
父の代にも発生しており『同じようにして逃げ出したやつが都の地下に巣を作ったことがあり、餌食になったのは都に住む民』 『何とかして駆除したが生餌にされていて、助からない子供を焼き殺した』と酒の席で御袋に語った時の顔が 今でも忘れられないほどの出来事だったという・・・
事件が明らかになった頃、船倉にいた蟲共が宴の席に這い出ていたのを演出と考えていた(というのも、同伴していたハクが発した言葉を信じていた)
が、その後の出来事により全て真実であったことが判明。 逃げそびれた客を全員逃がしたあと、闇賭博の証拠をハクと共に掴み 脱出した。
脱出後は、ハクと酒を酌み交わした。