CV:赤﨑千夏
概要
大国ヤマトの幼い皇女。
公にはほとんど顔を出さず、式典では一言も発しないため一般民衆にその人となりはほとんど知られていないが、天真爛漫な性格であり、しばしば宮殿を抜け出しては周囲を混乱に巻き込んでいる。
オシュトルに好意を抱いており、彼に甘えて困惑させていることも多い。
時折、城を抜け出しては城下町を見物したり、見たことない食べ物を食べてみたり(資金はハク持ち)と好奇心旺盛。また、彼が根城にしている白楼閣に忍び込んで菓子を食べたり 彼の仲間であるルルティエの書物を読んだりと普通の女の子のように生活をしている。だが、その姿をオシュトルに見られてしまった。彼の助言により一度は帰宅をするが・・・懲りずに再度来訪、その際に『オシュトルが来たら知らせるのだぞ』とハク一行に釘を刺す。 しかしやってきたのが別の人だったためお叱りなどを受けてしまった。
ある出来事で、ハク一行を巻きこむ大騒動を繰り広げるが その一件でムネチカから『その身に何かあれば、国の未来に大きく関わるうえ 狂言で国の要であるオシュトルを動かすのはいけない』 ハクから『自分の身勝手な行動で周囲に迷惑をかけてしまうのだから、時には制止しすることが必要』ということを教えられ、国を背負うものとして少し成長した。
その正体は、大いなる父=オンヴィタイカヤン(人類)最後の生き残りであった帝が、「帝としての後継」とするべく、帝のかつての娘を模して作られた存在。(もう一つ、「人類の遺産の後継者」として探されていたのが帝の弟であるハクである)ハクにとって姪に当たる。
そのために非常に高い身体能力や毒物耐性を与えられており、身の丈を超える巨大な壷や剣を平然と持ち上げたり、普通ならば致死量となる毒物を投与されても死なずに済む。
偽りの仮面終盤において、帝の崩御の後、何者かに毒物を盛られ暗殺されかける。
幸い、先述の毒物耐性によって命は取り留めるものの、喉を著しく損傷し、かつ毒の効能によって精神的にも消耗した状態となる。
偽りの仮面においてはストーリーに登場するのみであるが、二人の白皇においてはプレイヤーキャラクターとして参戦する。
二人の白皇では
ハク達によって身柄は保護され、オシュトル・ネコネ・キウルたちの故郷・エンナカムイへと落ち延びる。
その後は周囲の献身的な看護や、トゥスクルよりもたらされた薬によって順調に回復、ハクの死にショックを受けたものの帝の位を継ぎ、自らの名を騙る偽皇女を掲げる朝廷軍と対抗する道を選ぶ。
ある日、オシュトルに『民の生活を、自分の眼と自分の手で感じ取りたい』という願いに
【新人女官】と変装をしてある者のお世話係&弟子。
初めて感じとる家事に、四苦八苦するが一つ一つを確実にこなしていく。
洗濯をこなし 調理も苦戦しながら初めて御吸い物を作った。
修行の最終日では危うく正体に気づかれそうだったが、無事修了となった。(口調が口調だったから 既に感づかれているかもしれない)
エンナカムイ支援の代わりに朝廷軍と戦わず大人しくしていることを要求するトゥスクル皇女(正体を隠したクオン)によって一方的に叩きのめされ一時は心が折れかけるが、オシュトルがハクの言葉を用いて語りかけた激励によって気力を取り戻し、不意な言葉でオシュトルの正体に察して動揺したクオンへと反撃を開始、更には突如空から降ってきたカルラの大剣を手にして優勢に持ち込み、エンナカムイの参戦を認めさせる。
その後、様々な出来事を経るにつれ、君主としての自覚と貫禄を備え、次第に成長してゆくこととなる。
ユニットとして
巨大な剣を武器としているだけあって圧倒的な攻撃力を誇るアタッカー。
また連撃においても、HPが減少する代わりに必殺技並の威力と反撃無効の特性を持つ轟天打破や、同じくHPが減少する代わりに高い攻撃力を誇り、かつ敵を押し返す天下布武など、強大な力を活かした物が多く、その多くが反撃不能の特性を持つ。
反面、防御力は極めて低く、錬技もダメージ減少どころか逆に増加させる代わりに気力が大幅に上昇するものであったり、特性にも自己のHPが10%未満になると与えるダメージが50%増加する窮死覚醒を持つなど、「肉を斬らせて骨を断つ」を地で行く。
また様々な毒物に耐性を持つがゆえ、状態異常が効きにくいという特性も持っている。
防御力も移動力も低いため扱いは極めて難しいが、破壊力に関しては他キャラの追随を許さない極端なキャラである。
ロストフラグ
二人の白皇終了後の時系列かと思われる成長した風貌で登場。この事態のあらましを理解してるかのような口調で舞台にいる。アンジュという本名ではなく、父である帝が己の身分を偽装した際に名乗ったのと同じ名であるミトと名乗っている。
この世界における厄ネタである契約が介入してきた場面でも、それを失せろと跳ね除けている。
2周年イベント【想いの爪痕】にて、彼女と同じ由来である成長した者たちがいかなる歴史を辿ったかが語られた。
彼女らの歴史は「偽りの仮面」「二人の白皇」の流れとおおまかには同じだが、アンジュ自身は立ち上がれなかったと口にしている。そして、最後の一点があまりにも決定的な惨劇に終わった。
クオンがハクをその手で殺してしまった。
偽名を名乗る理由は、本作の世界の真相に近しい者達は己の本名を名乗ると世界に縛られることに気づいてるために、偽名を名乗る処置をとっている。
ミトを名乗るアンジュはハクの死を受け入れてる。