夜廻
よまわり
夜の怖さをおぼえていますか?
あそびかた
2015年10月29日に日本一ソフトウェアから発売されたホラーゲーム。メーカー発表ジャンルは夜道探索アクション。ハードウェアはPS Vita。
「電撃PSアワード2015」インディーゲーム部門第1位を受賞。
開発インタビューによると、本作は同社発売『htoL#NiQ』の背景マップ作成・ステージのゲームデザインへの関心が高まった結果企画されたと語られている。
2017年2月22日に発売された小説版(試し読みはこちら)では、主人公とその姉の視点で一章ずつ進む形式になっている。
続編に、本作とは主人公が異なる『深夜廻』がある。
事故に遭って行方不明になった愛犬と、それを捜しに出て帰ってこなくなった姉を見つけ出すため、お化けが犇めく真夜中の町を探索する少女の姿を描く。
主人公の少女は音や光を頼りに町を歩き、点在するメッセージや手がかりを集めていく。少女の行く手には不気味な“お化け”が現れ、彼女に危険や新たなる謎を齎す。
ニコニコ動画やYouTubeでは登場キャラクター達のデフォルメされたポップな姿と、それに反したおどろおどろしい夜の町が生み出す世界観、切なく悲しげなBGMが話題となった。
似通った絵柄と雰囲気から『htoL#NiQ』『ロゼと黄昏の古城』とのコラボイラストや、本作の絵柄を真似たパロディイラストも多い。
ものがたり
ある日の夕方、少女は愛犬のポロと一緒に散歩をしていた。しかし突然の交通事故により、そのままポロは行方不明になってしまう。
少女がリードを引きずって帰宅すると、おねえちゃんは少女を家に残し一人ポロを捜しにいく。が、夜になっても一人と一匹は一向に戻ってこず、不安になった少女は姉とポロを見つけるために真夜中の町へ足を踏み出した。
じんぶつ
少女
本作の主人公。いなくなってしまった飼い犬と姉を探すため、お化けが潜む夜の町を一人散策することになる。
具体的な年齢は不明だが、小説版によると小学生らしく、話す字幕が手書き文字、且つ章ごとの終わりに書いている日記や探索メモが全て平仮名なことから小学1年生ほどだと推測される。
背中に兎のポシェットを背負っており、頭に大きな赤リボンを付けている。
ポロ
公式サイトでの表記は「消えた愛犬」。
少女の飼い犬の白い犬。少女と夕方の散歩をしていたが、とある出来事でトラックに轢かれて以降行方不明になる。
夜の町で時折少女の前に現れはするが……。
おねえちゃん
公式サイトでの表記は「姉」。
少女の姉。セーラー服姿から中学生くらいだと推測される。その年齢故か少女の手書きフォントの台詞と違い、字幕はきちんとした楷書体になっている。
いなくなってしまったポロを捜しに家を出るが、夜の空き地で出会って以降、ポロ同様行方不明になる。
恐ろしいもの
夜の町を徘徊しているお化けや幽霊(少女の背後キャラ群)。
単に飛び出して驚かしてくるものや、少女を見つけた途端襲いかかってくるものなど様々な種類がいる。退治は不可能。
彷徨うもの
ただ少女を襲うのではなく、奇妙な行動を取るお化け(例:イラストの達磨)。
これらは恐ろしいものと違い、何らかの手段で対処すると姿を消す。