大魔導大戦とは、某たわし氏制作のフリーゲームシリーズ「大魔導大戦グランジス」および「大魔導大戦2天地人戦争」の総称である。
SRCを用いて制作されている。
概要
作者自らが公言しているとおり、そのゲームシステムは魔界戦記ディスガイアなどの影響を多分に受けている。
レベルは999まで上がり、普通にやっててもダメージが10万を越えたりするインフレゲー。
SRCという制作環境ながらに無理やり再現された各種システムには一定の評価があるが、その反面、操作性の悪さなども指摘されており賛否両論である。
また、ストーリーについても相当な影響を受けているらしく、このあたりは「悪のりしすぎました」と弁明されている。
そしてそのストーリーの出来はお世辞にも良いとは言えないが、「ストーリーはおまけなのでたいして気にならない」派と「モチベーションを維持するために良いストーリーは必要」派で論争の種になる。
なお、一部キャラクターの必殺技には気合の入ったアニメーションが用意されている。
2006年に初版が公開され、2010年にVer1.0.00として安定。
その後現在まで細かい修正が繰り返されている。
一方で、続編の「大魔導大戦2天地人戦争」の制作途中のものが公開されている。
主なキャラクター
「大魔導大戦グランジス」における登場人物
グランジス
タイトルにその名が付いているとおり、(影は薄いが)主人公。
初期レベル255というとんでもない強さを持つ悪の大魔導士。
世界征服をする力を得られる「魔導書カオス」を求めてその封印を破ったが、中に封じ込められていた魔王に魔力を奪われてレベル1のジジイと化す。
ハーミィ
主要メンバー唯一の女性キャラクター(隠しキャラ除く)。
紅一点でありながら粗暴・猫かぶり・現金な性格で、その有り余るビッチぶりは賛否両論。
一際目立つ行動から、彼女こそが主人公ではないかと誤認されることも。
アルツハイム
勇者を自称する青年。女の子大好きの下半身直結厨。
恨みを込めて勇者を探しているグランジスに自ら名乗り出たことからボッコボコにされるが、タフネスぶりを買われて手駒として勧誘された。
勇者を名乗るわりに魔王軍のモンスター達を見て小便を漏らすなど、超がつくヘタレ。
ブリザック
打倒グランジスに燃える男。
グランジスと同様に魔導士と呼ばれる職業の者だが、銃器や機械に精通している事から「魔導技師」を自称する。
彼のおやつの饅頭をグランジスが勝手に食べたことにより敵対関係となったという、どこかで見た経歴を持つ。
魔王サルデス
このゲームのラスボス(かもしれない)。
「魔導書カオス」に封印されていた魔王で、グランジスの力を奪い、代わりに世界征服に動き出した。
配下に7つの部隊とそれぞれを束ねる将軍たちが居るが、ストーリー上で深く関わったのは↓のみである。
下っ端
本名「素晴らしき悪魔幹部魔王軍第3部隊指揮官魔人ゲルニカス・ゼオラム・オーヴィル将軍」。
その名前の長さは本人も舌を噛むほどで、いちいち覚えていられないということで「下っ端」と名付けられる。
設定や性格などが某中ボスに酷似している、本作のパクリすぎな要素として話題に挙がる代表例。