ミロのヴィーナス
みろのゔぃーなす
古代ギリシアで制作され、19世紀にミロス島で発掘された彫刻の女性像。
古代ギリシャで制作された彫像。ギリシャ神話の女神アプロディーテーの像と考えられている。1820年にミロス島で発掘される。
現在は同じく発掘された古代ギリシャの彫像であるサモトラケのニケと同様、パリのルーヴル美術館に所蔵されている。
欠損した腕部分が発見されておらず、本来なら商品価値は無いものとして扱われるであろう作品であるが、欠けた腕を想像した復元画が多く描かれるにつれ、実際はどの腕が正しいのかという論争が巻き起こったことで爆発的に有名になった。
結果的に、正解など存在しない方が無限に想像力が掻き立てられるので、このままにしておくのが一番良いんじゃないかという評価に落ち着き、「未完成ゆえに完成」という異例の評価で世界的な作品に仲間入りを果たした。
PIXIVでも欠けた腕を想像した復元画が多く描かれている。