石川県代表。加賀雪嶺高校3年。全国3強の1人だが、益子、志波姫には少し格が劣る。
それでも他の強豪を寄せ付けない、全国上位レベルの猛者である。
春の選抜では準優勝、前年度インハイでは3位の実力者。今年は第2シード。プレースタイルはパワーを重視した攻撃型で、スマッシュは力の限りぶん回すが、軽量級選手並みのスピードも持ち合わせており、フィジカル面でいえばなぎさとタメを張る素材型(ただ、なぎさよりは背が低い)。豊満なバストを持ったロングヘアで、3強の中で1番女性らしい容姿だが、口調がやや汚く(というより少年漫画的なノリ)、喜怒哀楽の激しい性格。
志波姫には勝ったことがあるものの(3強といわれる所以)、子供のころから益子には一度も勝てたことがないことと、友達にはなりたかったが、彼女から歯牙にも掛けられていないと誤解していたことから、猛烈にライバル視していたが、実はそうではなかった(ちゃんと自分と戦ったこと、そして1セットも与えていなかったことさえ憶えていた)ことを知り、また、コニーとの敗戦で悔し涙を流す姿を見て、気にかけてくれたりしており、後々にメールを交換する間柄に。
バド経験者らしき姉がおり、姉をすごく慕っている描写が目立っている(姉が選手だったかどうかは不明だが、勝てないって悟るほど賢くないという妹の返事に対し、続けても意味がなく悲壮だという諦観した感想を抱いていることから、何らかの理由でバドの道を断念した可能性は考えられる)。
その一方で、三強の中で唯一三強という肩書の枠に囚われつつも、益子や志波姫と比較され続け周囲にあまり評価されていなかったことへの鬱憤があったのか、プロも大したことないような不用意な発言をプロとしてやっていたコニーの前に発してしまい、彼女の心を焚き付け覚醒した本気の実力に屈することになる。
言ってしまえば、コニーの圧倒的な強さ、さらなる覚醒の当て馬にされただけの、劇中最強の噛ませ犬となってしまい、読者の中には彼女に同情する人も多い。だが、津幡なくしては益子の復活は起こり得なかったのも事実であり、作者も津幡に対しては強さ云々より、益子や志波姫との関係を掘り下げている。