一挙両得
いっきょりょうとく
1つの物事を行い、2つまたはそれ以上の利益を得ること。
概要
「一挙」とは「1つの動作や行動」、「両得」とは「2つの利益」を意味し、1つの物事を行ったことでその目的を達成しただけでなく、思わぬ相乗効果で目的外の利益まで獲得できた様を意味する語。対義語は「一挙両失」。
語源
古代中国の歴史書『晋書』にある「二頭の虎」の話が由来。虎を退治しようとした男が、二頭の存在を確認し、まずはその虎同士を戦わせ、男は勝ったほうの一頭のみを退治した。その結果、一回戦っただけで二頭の虎を同時に退治することとなったという故事にちなむ。