穴井戸
あないど
富久田保津の名探偵としての姿。
人物
富久田保津の名探偵としての姿。
現実世界の富久田とは違い、口調は「僕」。
長身であることに加えて、服装はドラキュラを思わせるフォーマルなものだが、どこかぼんやりとした印象と間が抜けた頼りないイメージがある。
名探偵・酒井戸だけでなく、新たな『名探偵』を望んだ『蔵』によって富久田保津に「イドの世界」での捜査を頼んだことで誕生した。
後述の通り、名探偵としての能力を決して低くはないのだが、性格的にどこか抜けたところがあり、最初に「イドの世界」に投入されたときには、投入直後に死亡したため当初の計画は取りやめられる。
その後、名探偵・酒井戸とともに同じ「イドの世界」に投入されることになり、「砂漠の世界」で初めてまともに名探偵として活動する。
当初は豊富な知識に裏打ちされた常に徹底的に慎重さを期す酒井戸に対して、予備知識の無い状況でもとにかく行動を起こすことで状況を打破しようとする軽薄さを見とがめられるが、慎重を期することで事件解決が妨げられることを嫌い、酒井戸とは別行動を取る。
上述の通りに知識の無い状態で砂漠を行こうとする無謀にも似た行動を取る一方で、酒井戸ともども「砂漠の世界」の「時計泥棒」に気づく。何の知識もない状態で、流砂の抜け方を見つけ出す。
等、『名探偵』らしい機転を見せる。
その後、酒井戸とともに「時計泥棒」と、イドの世界の中に存在しているミヅハノメ、そしてそこに記されている『飛鳥井木記』という名前を発見する。