概要
概要
旧田野口藩主の伯爵大給恒(おぎゅう ゆずる)や元老院議官で後に伯爵となった佐野常民(さの つねたみ)、同じく後に子爵となる桜井忠興(さくらい ただおき)らが1877年に熊本洋学校(くまもと ようがっこう、明治4年設立、明治9年閉鎖)に設立した博愛社(はくあいしゃ)が前身。
博愛社は国際赤十字の精神を発現する団体として創設され、赤十字として認知されるよう活動していたが設立時はなかなか理解されなかった。
1886年(明治19年)ジュネーヴ条約に調印した日本政府の方針により、翌1887年(明治20年)に日本赤十字社と改称し、特別社員および名誉社員制度を新設。
1952年(昭和27年)日本赤十字社法が制定されたことによって認可法人設立された。
現在、病院92箇所(うち分院1箇所、産院1箇所、)、診療所5箇所(うち健康管理センター2箇所)が現在、山形県、奈良県、宮崎県を除く各県に設置されている。
また日本赤十字社が、看護師の育成を目的として14か所に専門学校を設置、更に1946年に設立した専門学校が前身の『学校法人日本赤十字学園』(1966年改称)を設立、大学及び短期大学(『日本赤十字看護大学』『日本赤十字北海道看護大学』『日本赤十字広島看護大学』『日本赤十字九州国際看護大学』『日本赤十字豊田看護大学』『日本赤十字秋田看護大学』『日本赤十字秋田短期大学』)を運営している。