ヘルトルーデ・セラ・ファンオース
へるとるーでせらふぁおーす
ヘルトルーデ・セラ・ファンオースとは、小説『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』の登場人物である。
概要
ファンオース公国の公女。1作目のラスボス。
修学旅行中のリオン達が乗る客船を襲撃し、アンジェを人質に取るが、リオンと彼に扇動された学園生徒達の反撃に遭う。交戦中、旗艦に単身突入してきたリオンに捕らえられ、逆に人質に取られてしまった。
その後、学園に留学生として送られたが裏ではリオンを陥れようと暗躍する。冷静に見えてアンジェ並の激情家で視野も狭いが、根は情深く妹を大切にしており、臣下のバンデルの事も心の底から信頼しており、彼が死亡した時は心から悲しんでいる。
王国の戦いの中で公国建国と両親の死の真相、妹の犠牲などが重なって自棄を起こし、超大型魔物を召喚して全ての道連れを図るが、その心情を理解したマリエの言葉によって憑き物が落ち、踏みとどまる。戦後は公爵代理に就いた。神聖魔法帝国戦では立場を良くする為に加勢し、怯む王国軍を煽って鼓舞する活躍を見せる
エルフの里長の占いでは「いずれ貴女には、人生の転機が大きな困難と共に訪れると里親が告げています」「それと、困難と同時に貴方は運命の相手と出会います。その方と歩むことが出来れば、貴女の困難な道は光に照らされ、頼もしい支えになってくれるそうです」と告げられた(その運命の相手は不明だがリオンである可能性が高く、また彼女自身も敵ながらリオンの事は憎からず思っており、事実だとすればかなり皮肉である)。「魔笛」と呼ばれる魔装具でモンスターを召喚・使役できる。笛の扱いの才能は妹より劣る(ラウダが持つ魔笛が自身が使う魔笛より強力というのもあるが、ラウダが超大型魔物を二体召喚できるのに対してルーデは一体のみ)。