カイン(魔法使いの約束)
かいん
「心配するな、賢者様。あんたは俺が守ってやる。」
人物
※以下ネタバレ注意 |
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男らしく整った顔立ちをしており、騎士団長を務めていたため体格も良く、騎士道然とした性格に下町育ちの親しみやすさも併せ持っているため非常にモテる。道を歩けば逆ナンされる。カイン自身も自分がモテることを自覚しているため、ナンパのあしらい方が上手い。
「カインもモテてたんじゃないですか?」
「それはそうだけど」
若くして中央の国で騎士団長を務めていた頃には英雄と称賛されたほどの実力者で、カインが剣の腕を磨いた栄光の街 (別名・剣士の街) では100人にひとりと謳われるほど腕が立ったらしい。ただし、敬語や机仕事は苦手。カインの魔道具の剣は、騎士団長に任命された際に国王から賜ったもの。
気さくで人好きする人柄で、魔法使いであることが周知されて任を解かれた現在でも部下や国民に慕われている。グランヴェル城の土産として発売されている国の重役たちの姿絵が刻まれたコインでも、カインは売れ筋が良かったらしい。
主君であるアーサーに初めて謁見した際に、騎士の職を格好いいと言われ、すぐに人として好きになったという。お互いに賢者の魔法使いとして選出されてからは身分関係なく人と壁を作らないタイプのため、大前提として主従関係ではあるものの、兄弟に近しい友人のような気の置けない間柄になった。
「誰だって、格好いいと言われたくて、騎士になるんだからな。」
普段から陽気だが、酔うとさらに陽気になり、服を脱いで踊りだす。通称・ファンサ。
カインの出身地である栄光の街は運河が流れる交易の要地で開放的な環境らしく、カインのように陽気な人間が多いらしい。
カインは息子が差別され傷つくことを恐れた両親(主に母)に「外では決して魔法を使ってはいけない」「魔法使いだと人に話してはいけない」と言われて育ち、幼い頃からの夢であった騎士団に魔法使いであることを伏せて入団。その実力で団長の座に上り詰めたが、2年ほど前に騎士団が北の魔法使い・オーエンの襲撃を受け、部下を護るために魔法を使ったカインは辞任に追い込まれる。
襲撃の際にオーエンによって左目を奪われ、代わりにオーエンの左目を嵌めている。そのことで「呪いを受けている」「北の魔法使いに操られている証だ」などと騒ぎ立てられるため、前髪を伸ばして隠しているらしい。眼球交換なんて普通に考えて一大事だが、カインはいつか取り返すから問題ない、とあまり気にしていない様子。
オーエンの左目によってカインは身を守られたことがあるが、カイン本人は知らない。