ヒプノックとは、「モンスターハンター」シリーズに登場するモンスターの一種である。
概要
鳥竜種に属する大型モンスターである。別名は「眠鳥」。
『モンスターハンターポータブル 2nd G』(MHP2G)に登場するが、初出は『モンスターハンター フロンティア オンライン』(MHF)である。
主に密林に生息している。
鳥竜種に属しているだけあってか容姿はなり鳥っぽく、ピンクが少し混じったオレンジ色の羽を尻尾と首の周りに生やしているのが特徴。
先端が曲がった鋭い嘴でつついたり、口から催眠作用のある神経毒を放つ。そのことから、討伐後の剥ぎ取りなどでも「睡眠袋」などが採取できる。
羽と胃袋から採取される「胃石」はその美しさから装飾品として重宝されており、ゲーム内の記述からもそれを確認できる。
繁殖期になると求愛のために羽が蒼みがかった色に変色し、「繁殖期」においては羽の色が変わったヒプノックを見ることができる。
MHFでは、希少種である白いヒプノックが登場する。
本項においては、この希少種についても後述する。
ゲーム内での特徴
原種、変種、繁殖期については体色の変化がある程度でほとんど変わりはない。
最初こそブレスとそのトリッキーな動きに苦戦させられるだろうが、慣れてしまえばそこまで脅威と言えるモンスターではない。
しかし、希少種ではそれが一変する。
体毛も変わり、攻撃モーションや種類などが大幅に変化する。火力も相対的に上がっており、隙が非常に少なくなって手ごわい強敵となっている。
捕獲タイミングは共通して尻尾にある尾羽が閉じたとき。
原種
摂食物のネムリ草などから生成したブレスや、強い脚力からの攻撃が特徴。その鋭いクチバシからの連撃もなかなかに脅威。
特にブレスは脅威で、眠ったところを連続してブレスを吐きかけられて立ち上がれない、などということが起こる。
しかもこのブレス、きちんとダメージがあるので、ブレスからじわじわと体力を削られてクチバシの攻撃でベースキャンプへ直行、なんてことが嘘でなく発生する。
そのうえ距離によって位置を変えてくるので正面に立つのは非常に危険。できるだけ背後や横をとって立ち回るのが無難といえよう。
クチバシの連撃もガードしてしまうとスタミナを一気に持っていかれるうえ、連続で仕掛けてくる場合があるのでこの攻撃は極力ガードしないほうがいい。
MHP2Gでは強靭な足を活かした攻撃もしかけてくる。
しかしそんなヒプノックも火属性が弱点で、閃光玉を使うとその場に立ち尽くすことが多く、絶好の攻撃チャンスとなる。
他にも落とし罠やシビレ罠が有効なので、苦手な人はこれらの罠を駆使して討伐もしくは捕獲するのがよいだろう。
変種と繁殖期
変種と繁殖期のものは弱点属性が変化し、一転して雷属性が弱点となっている。
しかし原種と同様各種罠が有効なので、攻撃パターンを覚えてしまえばそこまで苦戦することはないだろう。
ヒプノック希少種
こちらは原種らとは違い、期間限定の「フロンティアクエスト」というクエストにのみ出現する。
出現場所は基本的に樹海頂部。決闘場のようにベースキャンプがなく、文字通り樹海のてっぺんでこのモンスターと対峙することとなる。
常にヒプノック希少種が出現するクエストが配信されるわけではないので、受注条件を満たしているのなら早めにこなしたほうがよい。
原種とは体色が一変、全身が蒼白色となり、火力が急激に上昇している。気性も荒くなり、非常に隙が少ない攻撃を素早く繰り出してくる強敵となった。
弱点も炎と雷から一転して氷に。攻撃パターンも原種とは大幅に異なり、よりトリッキーな動きとなっている。
キリンのように大きいステップを踏みながら体当たりをしたり、その場で地団駄のような動きをしたあと、地面に衝撃を繰り出したり、ゲリョスのようにフィールドを走り回ったり、飛び上がってから急降下し、周辺に衝撃を発生させたりもする。
最大の特徴であるブレスも普通に吐き出したりするものに加え、一度ブレスを空中に吐き出し、周囲に落とすものも確認されている。
しかし閃光玉の効果時間が少し減少しただけで、原種等と同じく攻撃パターンを覚えればそこまで苦戦はしないだろう。
通常通り罠を駆使して討伐するのも一つの手だ。