ラップスキャン
らっぷすきゃん
ラップスキャン(英:Wrap scan)とは、グラフィックスキャナが非常に高価なものであった1990年代に行われていた、非常に貧乏くさい画像取り込み方法である。
具体的には、概ね以下のような手順で行われていた。
①原画(必要によっては拡大・縮小コピーしていた)の上にラップを平らに敷く。
②原画の線をマジックペンやネームペンなどでなぞる。
③ラップをディスプレイにしっかり貼り付ける。
④マウスで(ノートPCであればタッチパッドで)ラップの線をなぞる。
⑤線をなぞり終わったらラップを剥がす。
⑥原画を見ながら線を微修正する。
⑦OS付属のペイントや、フリーのグラフィックソフトで彩色していく。影の加工が結構大変だった。
⑧出来上がり。
当時スキャナが10万円以上したところ、たかだか数百円でおつりが来るこの方法は重宝された。