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ラップスキャン

もっともけいざいてきなすきゃな

ラップスキャン(英:Wrap scan)とは、グラフィックスキャナが非常に高価なものであった1990年代に行われていた、非常に貧乏くさい画像取り込み方法である。

具体的には、概ね以下のような手順で行われていた。

  • 原画(必要によっては拡大・縮小コピーしていた)の上にラップを平らに敷く。
  • 原画の線をマジックペンやネームペンなどでなぞる。
  • ラップをディスプレイに皺などよらぬようしっかり貼り付ける。
  • マウスで(ノートPCであればタッチパッドで)ラップに描いた線をなぞる。
  • 線をなぞり終わったらラップを剥がす。
  • 原画を見ながら線を微修正する。
  • OS付属のペイントや、フリーのグラフィックソフトで彩色していく。影の加工が結構大変だった。
  • 出来上がり。

当時スキャナが10万円以上したところ、たかだか数百円でおつりが来るこの方法は重宝された。


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