概要
『うるさい!女ごときが邪魔をするな!』とは、男同士の真剣勝負に女が水を差してきた際に言う台詞である。
元ネタはTV版スクライド第十三話(オルタレイションTAO)で劉鳳の身を案じるシェリスに向かって彼が言い放った渾身の一言。
幾度とない死闘を得て進化していくカズマ。
対する劉鳳も御していた己の力を開放し、全力で戦いに臨んだ。
しかし、その負荷は途方もなく体に大きな爪痕を残す事は明白だった。
彼を想い、シェリスは言う。
「やめて劉鳳…! それ以上やったら…」
「うるさい! 女ごときが邪魔をするな!」
そもそも、劉鳳はシェリスが傷ついた事に怒りを燃やし、それをきっかけとしてカズマと戦っていたはずだった。
がしかし、戦いを始めてしまえば劉鳳を止める事など誰にも出来ないだろう。
結果として、シェリスの静止は彼の戦いを阻害するノイズとなってしまい、このような台詞を言い放つに至ってしまった。
しかも、彼女の方を一瞥もしておらず、目の前の戦いの事しか眼中にない。
なお、注意して頂きたいが劉鳳はシェリスの事を嫌っているわけではなく、きっかけにある通り彼女の事を大切に想っている。
加えて、ボロボロになっていたとは言え命に別状はなかった事も加味しておきたい。
ただ、間が悪かったのと良くも悪くも宿敵に影響されてしまった。それに尽きる。
ファン達の間でもこのセリフは特に印象深く、スクライドが"男の物語"である事と男同士の本気の戦いに女が水を差すなという純粋な漢気を示す台詞としても、上記の矛盾も含めてネタとしても愛されている。
映画版では世情柄カットされてしまうのではないかと危惧されていたがちゃんと収録されていた。
ちなみに、この台詞の存在が再放送出来ない理由の一つなどと噂される事もある。
そして、後に彼は彼女のために涙を流す事になる――――。