「レイヴン隊隊長のルシアです。指揮官、どうぞよろしくお願いします。」
「私の剣の炎はすべての障害を焼き尽くします。」
cv:石川由依
プロフィール
型式 | 攻撃型 |
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所属 | グレイレイヴン隊 |
性別 | 女性 |
就役 | 6年 |
精神年齢 | 17歳 |
起動日 | 6月15日 |
身長 | 165cm |
体重 | 48kg |
循環液型 | A型 |
好きな贈り物 | カエルちゃんグッズ |
概要
グレイレイヴンの隊長。
真面目で落ち着いた性格で、常に冷静かつ効率的に任務を遂行する。戦闘時は戦局に影響を与えないように感情を抑えて戦っている。そのため感情表現が少し苦手だが、仲間思いで自己犠牲精神の持ち主。
使用する武器は刀。
第1期の軍用構造体で、開戦から数多くの戦闘を経験してきたらしく、多少の危機では焦りを見せない。原因は不明だが、過去の記憶を失っている。時折記憶の断片が意識海に現れることがあるらしく、任務外の時はそのことについて考え込んでいる。
1度指揮官に料理を振る舞おうとしたら、キッチンが爆発したらしい。
過去
パニシング蔓延後の地球において身寄りが無く、妹の「ルナ」と共に教会で育てられた。
教会での暮らしは楽なものではなく、ルシアはルナのために必死に働いていた。
そんなある日、とある事情により食べ物を探すため外に出た2人は侵蝕体に襲われてしまう。しかし、2人はニコラ達空中庭園の兵士に救われる。
その後、兵士達の基地で検査を受けた2人は構造体になる素質があることが判明する。
当時の構造体技術は完全ではなくリスクも存在していた、しかし構造体になればパニシングの存在しない空中庭園に行くことができるということで、ルシアは自分が構造体になることでルナを空中庭園に連れて行って幸せな暮らしをさせてあげようと考える。
しかし、ルナはルシアが眠っている間にカエルの人形を残して教会の他の子供と一緒に構造体手術を受けに行ってしまう。ルナもまた、いつも自分を守ってくれた姉を今度は自分が守りたいと思っていたのだ。
ルシアがルナがいないことに気付き、ルナの後を追うが時すでに遅く、ルシアはニコラに「ルナの改造手術が失敗し、侵蝕体となってしまったため廃棄された。」というあまりにも非情な事実を告げられてしまう。
そして、この出来事がルシアの心に大きな影を落とすことになる。
その後、ルシアは構造体となり空中庭園の剣としてその力を振るっていくのだが…。
未確認構造体αとの関係
未確認構造体αはルシアと瓜二つの容姿をしており、言動からもルシアと何かしらの関係が示唆されている。
ネタバレ注意
ルシアとαは元々1人の「ルシア」だったのだが、とある出来事によって2人に分かれてしまう。
ルシアは優秀な構造体だったのだが、構造体となった後も、妹であるルナを失った記憶から、人間、そして世界に対して一抹の疑念を抱いていた。その疑念がパニシングとの戦いの妨げになると考えたニコラはルシアの記憶の一部を封印することを考える。
その際、アシモフによってルシアの意識データのバックアップが作られた。そんな中、昇格者となったルナによりルシアが昇格者側に就くという大事件が発生。残されたルシアのバックアップデータはクリーンアップが施された状態で新しい機体に移植され、目覚めた彼女は新たな指揮官と出会う。(ルシアが過去の記憶を失っていた理由もこれ。)
そして、2人のルシアは全く違う道を歩んで行くことになる。
この辺りの詳しい顛末はα(パニシング:グレイレイヴン)も参照。
機体
紅蓮
ルシアの最初の機体。
属性は物理と炎。
戦闘スタイルは通常状態では1刀流、そして3チェインの後に赤シグナルを使用することで爆炎状態となり2刀流で猛烈な連続攻撃を繰り出す。
黎明
ある任務の折、空中庭園に申請して新調された戦闘特化型の機体。戦う姿が数多くの仲間を鼓舞したため、希望の象徴として「黎明」と名付けられた。
属性は物理と雷。
髪型がツインテールになり、腕には武器を収納できる装置が追加されており、紅蓮と比べるとメカニカルな姿になっている。
バーストモードになると背後にフロート武器が出現、攻撃の威力が大幅に強化される。
ちなみに、髪型が少し気になるらしい。
鴉羽
グレイレイヴンの戦闘履歴及びαのデータを基に、ルシアのために開発された空中庭園最新鋭の機体。
属性は物理と氷。
通常モードと極寒モードの2モードを切り替え可能で、通常モードでは剣戟主体、極寒モードでは背中の噴射装置を武器として装備し、氷結能力を駆使して戦う。
この機体が、ルシアやレイヴン隊にとって大きな転機となる。(後述)
「鴉羽」
ネタバレ注意!
鴉羽、羽ばたく あなたに出逢って私は生まれた
九龍戦役の最中、αとの戦闘で重傷を負い、戦線離脱を余儀なくされたルシア。彼女のもとに完成したばかりの新型機体が届けられる。「紅蓮」や「黎明」を凌ぐ性能を持つ機体だが、この機体は最終調整が済んでおらず、起動するためにはルシアの「意識海(記憶)の白紙化」を行う必要がある。アシモフ曰く、「後に記憶データを再インストールしたとしても別人格も同然」であり、この機体を起動すれば「今の」ルシアの人格は最終的に消滅してしまうのである。
しかしルシアは躊躇うことなく、新たな力でレイヴン隊の仲間達と共に戦い続けることを選び、ルシアはその新型機体を「鴉羽」と名付ける。
そして、九龍の首領「曲」に追い詰められていた指揮官のもとに駆けつけ、記憶の白紙化が進行する中で曲と戦う。
激闘の末に曲に勝利するものの、ルシアもまた記憶の白紙化の進行に伴って行動不能になってしまう。
その後、華胥を奪うために現れた昇格者ガブリエルと彼を迎え撃つリー、リーフ、アイラの戦いを指揮官と共に見届ける。
戦いが終わり、指揮官に背負われて帰投するルシア、
そこで指揮官に新しい自分になることへの期待と不安を話し、記憶が消えても、自分が自分でなくなったとしても、共に戦い続けるという決意を伝える。
そしてルシアの記憶は完全に白紙化され、彼女は新しい自分として仲間達と再会するために眠りにつくのだった。
新しい「ルシア」
「鴉羽」が「紅蓮」に代わりルシアの標準機体となる。
記憶については九龍戦役の後にデータを再インストールしたため、以前のルシアの記憶は一応存在する。しかし、上記の通り一度記憶の白紙化を行ったためあくまで「鴉羽」のルシアは以前のルシアとは異なる。
そして、αの記憶データを受け継いだことで、「オリジナル」のルシアにより近い機体となっている。ただ、その記憶データはロックがかけられており、それを解放する権限が後にハセン議長からレイヴン隊指揮官に与えられることになる。
余談
pixivでは「ルシア」のみで検索すると、同名の別キャラクターが多くヒットしてしまうため、「パニシング:グレイレイヴン」などの作品タグと共に検索するのが良い。
漢字でのタグ登録も多いため、イラストを検索する際には中国語表記の「露西亚」で検索するのも有効。