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うみねこのなく頃に」の登場人物。

概要

魔女を狩る異端審問官。擬人化された「ノックスの十戒」。「ベアトリーチェとは相性が悪い」ベルンカステルが繰り出した最悪の切り札。古戸ヱリカ?ありゃただの変態ですが何か?

「ノックスの十戒」に反する推理を(魔女幻想であるか否かを問わず)無条件で却下する能力を持つ。彼女に対しては「魔法」は勿論、「隠し扉」も「未知の薬物」も「謎の人物」も一切通用しない。何故通用しないかは問題ではない。「ノックスがそれを決めた」ただそれだけで十分なのだ。

かように過激な能力を持つ為、魔女にとって天敵であると同時に、奇想天外な推理(?)によって魔女を倒そうとする者にとっても味方とは言い難い。「ファンタジー」と「アンチミステリー」に対する「ミステリー」を体現する存在。

もっとも、「味方とは言い難い」のと同程度に「敵とは言い難い」存在でもあり、ベルンカステルの目に届かない場所で戦人に対し推理のヒントを教えたりもしている。

「ノックスの十戒」は「作者と読者のゲームを介助する為に存在するルール」であり「魔法(=想像力の飛躍?)」を否定するための道具ではない……と彼女は語る。

彼女と戦人の対決はEP6に持ち越されている。はたしてその決着や如何に。

あと、デスデスうるさいDeath。

ノックスの十戒

元ネタはイギリスの推理小説作家ロナルド・A・ノックスが1928年に発表した、本格ミステリで守るべきルール集。

ノックス自身はフェアプレイにこだわる本格ミステリへの皮肉めいたジョークとして十戒を作成したらしく、後の作品では意図的に十戒を破っている。

以下にうみねこに出てきた十戒を示す。

ノックス第1条。 犯人は物語当初の登場人物以外を禁ず。

ノックス第2条。 探偵方法に超自然能力の使用を禁ず。

ノックス第3条。 秘密の通路の存在を禁ず。

ノックス第4条。 未知の薬物、及び、難解な科学装置の使用を禁ず。

ノックス第5条。 (欠番)

ノックス第6条。 探偵方法に偶然と第六感の使用を禁ず。

ノックス第7条。 探偵が犯人であることを禁ず。

ノックス第8条。 提示されない手掛かりでの解決を禁ず。

ノックス第9条。 観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される。

ノックス第10条。手掛かりなき他の登場人物への変装を禁ず。

欠番となっている第5条は元ネタでは「中国人の登場を禁ず」となっている。当時は西洋人にとって中国人は超常的な存在だと思われていたからである。今風に言うなら「超自然能力を持つ、もしくは所有が示唆される人物の登場を禁ず」というところか。

ハルヒが退屈しそうである。

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