耐久レース
たいきゅうれーす
比較的長時間、長距離で競われるレース。
概要
耐久レースとは、モータースポーツや自転車競技などの競技形態の一つ。
競技者もマシンも疲弊しきるような長時間・長距離を、どれだけ速く走り切れるかを競う。
転じて、長時間苦行が続くことを指すインターネットスラングとしても用いられる。
距離や時間についてだが、その定義や指標は一定では無い。『世界三大レース』の一つインディ500のように、距離的には明らかに耐久レース(500マイル=約804km)でも、耐久レースとは呼ばれないものもある。
逆に多少距離が短い場合でも、1台につき2人以上のドライバー(ライダー)がエントリーする、交代制のものは耐久レースと呼ばれることもある。また草レースでは60分程度でも「耐久レース」と銘打って開催される場合もあるため、出場ドライバー全体の体力の平均によるといえるかもしれない。
なおプロで3時間前後程度のものは、「セミ耐久」と呼ばれる。
基本的にどの耐久レースでもプロ・アマが入り混じって参加する土壌があり、例えば『世界三大レース』の一つであるル・マン24時間耐久レースでも、アマチュアを必ず加えなければならないクラスが存在する。
なおラリーやクロスカントリー系の競技では距離にして数千キロ、期間にして1~2週間にも及ぶものが珍しくないが、こちらは一日が終わるとドライバーもマシンも休めるため、一度スタートしたら最後まで走り続けなければならない耐久レースとは趣を異にする。