1993年(平成5年1月31日から
1994年(平成6年1月23日まで
全50話
特徴 [編集]『機動刑事ジバン』以来のロボットヒーローであるが、
主人公であるジャンパーソン(以下「JP」)は人間に変身しない。
過去の東映作品では『ロボット刑事』が同様の設定であり、
変身ヒーローものの多い東映特撮の中にあって異色の作品と言える。
登場人物
本作の主人公で紫色のメタルヒーロー。人間が強化服を身に纏って変身するのではなく、
元からその姿をしたロボットである。
パンチ力は14t、キック力は34トン、ジャンプ力は20m、走力は100mを6.5秒で走る。
強固なボディ、数々の戦闘装備を持つロボット然とした面と優しさ、
温かさに溢れ、人(以外に対しても)の痛みや悲しみを理解し、
受け止める事が出来る面を併せ持つ、ある意味究極の存在。
ジャンパーソンのAIはMX-A1の頃よりも人間とのコミュニケーションを取ることに特化したものになっているが、
その根底には当時の戦闘AIが抑制されつつも残っている。
最終的には自らMX-A1に戻り、ビルゴルディ抹殺へと向かう。
初期においてはその名(janper+person)の通り、
革のジャンパー(と革のズボン)を着用していることがあった。
そしてそれらを脱ぎ捨て、ゴーグルをセットして(アクションモード起動)臨戦態勢に入っていた。
第8話では、形状記憶細胞を浴びせられてマシンガンジョーこと鬼武錠の姿になってしまい、アクションモードが起動できなくなってしまった事がある。
敬語を使うことはほとんど無く、
他人に対しては対等か上から目線的な喋り方で名前も呼び捨てである。
そのため作中の人物からその態度を非難された事がある。
キメゼリフ: 「Janperson, For Justice!」
MX-A1
ジャンパーソンの前身であり、
警視庁がロボット犯罪の重武装化に対処するために作った高火力のロボット。
緑色のボディ、右目にはスコープ、背部にはバックパックを装備している。
その攻撃性の高さや、常軌を逸した勧善懲悪のプログラミング行動により初試験で暴走後、
プロジェクトごと闇に葬られた。
初期のレギュラー
小森 好次郎(こもり こうじろう)
自分の姓を捩って「桜田門のバットマン(の異名を取る優秀な刑事)」を自称する警部で、恰好つけたがりだがドジでありよくゴミバケツに頭を突っ込む。
ジャンパーソンの存在に否定的な見方をしており、逆の見方をする若林とは度々衝突を繰り返す。「コウモリ警部」は禁句であり、これで呼ばれると大激怒して手が付けられなくなる。
高井戸 志郎(たかいど しろう)(俳優片桐順一郎)
小森警部の部下である若手刑事。
若林 アキ(わかばやし あき)
テレビ局「JBC」の女性記者。ジャンパーソンの存在に肯定的な見方をしていて、小森とよく衝突する。
中期以降のレギュラー
三枝 かおる(さえぐさ かおる)
若きロボット工学の天才で、元警視庁特殊装備開発班メンバー。
MX-A1開発プロジェクトに参加していたがプロジェクト凍結後、
廃棄されたMX-A1の処遇に嘆き秘密裏に改修してジャンパーソンとして生まれ変わらせた。
身勝手な組織に嫌気が差して警察を辞め、
その後は国連の仕事に就いていたがジャンパーソンの内なる声を調べるため帰国する。
ジャンパーソンの秘密を握る存在として執拗に狙われることになり、
強大な悪と戦う為に自らの死をダミーロボットにより偽装、
その後はジャンパーソンのサポートを行う。
人間の心を知ったモドキが人間ではないだけで情状酌量の余地を認めなかったり、
ダベ星人の中のかつての同僚の想いに全く気付かなかったことを後悔する余りジャンパーソン達の止める言葉も無視して不用意に彼の前に現れるなど、
時折独善的に先走ってしまう傾向がある。
三枝 周平(さえぐさ しゅうへい)
かおるの弟で小学生。元気の良い性格で初登場では女子のスカートをめくっている。
ガンギブソン(Gun Gibson)
物語中盤から登場した新たなる戦士。0.05秒の射撃の名手でパンチ力は15トン力、
キック力は35トン、ジャンプ力は25m、走力は100mを6.3秒で走る。
「ベイビー!」が口癖。
元々はネオギルドによって制作された暗殺ロボットで当初敵としてジャンパーソンの前に立ち塞がる。
その後、ジャンパーソンとの勝負にこだわってジョージ真壁に無断でジャンパーソンとの決闘を行おうとしたため、
真壁の怒りを買いジャンパーソンと相棒で恋人ロボットのキャロル共々始末されることになる。
その騒動の中キャロルを失い、
真壁とネオギルドへの復讐を誓い離反。
その後、別行動の末にジャンパーソンと共闘するようになる。
陽気で情に熱く義理堅い性格だが反面、
物事を深く考えず軽率な行動をとるなどの甘い一面もある。
第38話ではネオギルドの圧倒的攻撃の前に機能停止に追い込まれたが、
ロボット修理屋の主人が用意していたスペア用の記憶チップで復活を果たす。
その後もジャンパーソンの良き友、良き仲間として彼を支え続けた。
『重甲ビーファイター』の第52・53話にもジャンパーソンと共に登場した。
第23話以降はオープニングでジャンパーソンに続く2番手にクレジットされるようになった。
名前の由来はギターメーカーの「ギブソン」。
所属していた組織も同じくギターメーカーの「ギルド」である点から。
アールジーコ
全長300mm、全幅300mm、総重量2500g、スピード180km/h(ホバリング飛行時)。
国連PKO監視のために設計され、ジャンパーソンのパートナーとして試作開発し、
情報収集、分析、通信、偵察などを行う超高性能多目的ロボット。
小型で空中浮遊(ホバリング移動)する。
目はビームフラッシャーになっていて、敵に発見された際に眼潰し代わりに使用する。
知能レベルはジャンパーソンにほぼ近く、
囲碁やチェスなどの知的ゲームでは対等に戦える。
ビルゴルディに一度破壊された際、自分で修理と改造を行なって最強武器ジックキャノンになる。
声質・精神年齢が子供っぽく、
ガンギブソンとは呼び方から口喧嘩が多いが仲は良い。
ジャンパーソンを「ジャンパーちゃん」(初回のみ)と呼んだ他、
ガンギブソンを「ガンモドキ」、製作者であるかおるを「マミー」(母親の意味)と呼んでいた
敵組織
ギルド
人間への復讐を目的とし、サイボーグであるベン藤波に率いられるロボットマフィア。
劇中で最初に登場した敵組織だがその詳細が明らかにされぬまま、
第2話でいきなりジャンパーソンに壊滅させられる。
多くの市民ロボットを人間社会に潜ませていた。
ギルドの市民ロボットは腕時計型識別機を使用することで判別することができる。
ベン藤波(ふじなみ)
ギルドのボスでサイボーグ。ジョージ真壁とは腹違いの兄弟(弟)である。
何故か人間を憎んでいるが、
後にその原因はジョージ真壁のそれと同じであることが明らかとされた。
指揮棒を所持し、レーザー装置や腕から怪光線を放ち攻撃する。
最後はジャンデジックのサーチレーザーを受け倒され、
ギルド本部も自爆して果てた。
暗殺ロボット
ギルドの戦闘要員。裏切った蛭田を狙い、街で暴れまわる。スキンヘッドと短髪、
オールバックの3体がいる。
ネオギルドのギルブラッカーと同型であるが耐久力は暗殺ロボットの方が上回っている。
(実際頭部だけになっても破壊光線を放ったり、ジャンパーソンに抵抗している。)
ジャンデジックのサーチレーザーで倒された。
戦闘ロボット
ギルドの戦闘要員。アジトでベンを護衛している。髭面と若者風2体の3体がいる。
ネオギルドのギルブラッカーと同型であるが、
耐久力は戦闘ロボットの方が上回っている。
スカイジェイカーの攻撃を受けて倒された。
市民ロボット
ギルドのロボット。市民に偽装させたのと戦闘用の市民ロボットがいる。
小森と高井戸、アキそっくりの市民ロボットもいる。
この他に腕時計型識別機を探していた2人の男がいるが、
人間かロボットかは不明。
小森たちそっくりの市民ロボットは、ジャンデジックのサーチレーザーで倒され、
他の市民ロボットたちはジャンパーソンがギルド本部を急襲した際、
データが破損したため機能停止した。
ネオギルド
ギルド壊滅後にベン藤波の兄であるジョージ真壁が結成した組織で、
ギルドと同じくロボットマフィア。部下のほとんどはロボットだが、
戦闘・潜入工作要員以外では人間の科学者も在籍している。
ロボットの性能はギルド以上に強力で、
ギルドには存在しなかった武官ロボットなどが登場している。
ガンギブソンも元々はネオギルドのロボットである。
ロボット刑務所に配下を送り込むことでロボット刑務所を事実上掌握し、
他にも種々の施設を所有している。
また、ネオギルド製のロボットで市民ロボットとして生活している者も少なからず存在する。
ネオギルドのロボットは部品が特殊であるため、
代用部品では修理も困難であることが複数のエピソードを通じて描かれている。
ジャンパーソンが戦った組織の中では登場回数が一番多い。
ジョージ真壁(まかべ)
ネオギルドのボスでベン藤波の腹違いの兄。
普段から手の中で2個の金属球を転がしている。
頭部をガードするバリアー装置を身につけていたが、
ガンギブソンとの対決で失われた。ビーム銃を所持していた。
弟と違い、肉体は人間のままであるが戦闘力は高く、
ジャンパーソン、ガンギブソン2人同時に肉弾戦を繰り広げたこともあった、
影武者ロボットを仕立てて最強ロボットを装っていた。
かつては、母親代わりの執事ロボットのボニー、
ベン藤波とともに科学者の家庭で幸せに暮らしていた。
しかし、ある日街角で警官が無実のロボットに暴行を加えている現場に出くわし、
ボニーが止めに入る過程で思わず警官に銃を向けてしまう。
ジョージの叫びで我に返り銃をおろしたが、
その瞬間警官に返り討ちにされてしまった。
この事で兄弟は人間に憎しみを持つようになり、
ロボットを差別する人間を殲滅しロボットが支配する世の中を目指すべく、
組織を結成することとなった。
最後は、ネオギルドの本拠地でもあるブラボータウンのロボット達を操り、
人間達に反乱を企てたが失敗。ブラボータウンと共に自爆した。
キャロル
ガンギブソンのパートナーだった女性型ロボット。
ガンギブソンの命令違反に怒った真壁の指示で破壊され、
彼が反逆するきっかけとなる。
終盤で同型のブラックキャロルが登場した。
ギルブラッカー
黒色のプロテクターを装着する男性型武官ロボット。
ギルドのロボットと同一形式である事から、技術継承が行われた様子。
目にミサイル、腕に破壊光線銃を内蔵。その他、腕部に装着式のバズーカ、
あるいは手持ち式バズーカ、サブマシンガン、刀などの武器を使う。
オメガDX
腕部にバズーカを装備。ジャンパーソンの行動パターンをインプットすることで、
先読みして攻撃することが可能。
ファルコン13
普段は人間(初老の男)の姿で、
医師を装って患者をロボットスリーパーとすり替えていた。
変身時の頭部と両手以外はギルブラッカーとほぼ同型で、
その両手の鋭い爪を武器とする。
ロボットスリーパー
人間と同一の外見と記憶を持つロボット。
自分をロボットと知らずに日常生活を送るが、
ネオギルドが犯罪を行う際にはコントロールされる。
U2
人間の姿をした破壊工作用ロボット。戦闘能力はない。
記憶回路の故障で善良なロボットになる。
ドールマン
普段は若い男の姿であるが、変身時は人間の姿と同じ頭部を除きファルコン13と同型。
ファルコン13同様の鋭い爪以外にも、
腕部にマシンガン・レーザーを内蔵しており、
身体を完全破壊されても手だけでレーザーを発射して攻撃できる。
レンタルロボット シープ
優秀で善良なロボットだが、行動が全てネオギルドにモニターされており、
ロボット自身も知らないまま重要情報をネオギルドに送信していた。
策略の発覚に際し、カルーラ高島の遠隔操作により暴動を起こす。
カルーラ高島(たかしま)
女性型ロボットだが、服装は何故か男装。
シープの遠隔操作能力を持つ。
ギルゴードン
金色のプロテクターを装着する男性型武官ロボット。
腕部と胸部のビーム砲、腰部のミサイル(テレビでは使用せず劇場版のみ)、
背中のカノン砲(装備しないタイプもある)など、多数の武器を装着する。
二体一組での戦法を得意とする。
『重甲ビーファイター』でジャマールの魔導師ジャグールの力で復活した時も二体一組で登場するが、
一体は銀色になっており、内蔵されている武器もギルブラッカーと同じものに変わっていた。
シルバレラ
剣を武器とする女性型武官ロボット。
眼部にゴーグルを装着するタイプとしないタイプがある。
一体はガンギブソンと顔見知りである。
スコルピオン
劇場版にのみ登場した戦闘ロボット。
腕部の発射式のスパイクが武器。
ブランボット
劇場版にのみ登場した男性型ロボット。禿頭と珍妙なメイクが特徴で、
頭部のみを分離させて攻撃を行う。
氷室(ひむろ)
戦闘ロボット。普段はロボット刑務所の所長として活動している。
戦闘時にはギルゴードンと同一形式で銀色のプロテクターを着用、
肌も銀色になる。また、口にミサイルを内蔵。
R3
ほぼ人間の恰好のロボットで、
戦闘用の特殊能力・武器は無い。頓田博士の「ネオギルド精神注入棒」により、
精神力のみでジャンパーソンと戦うが副作用で人格崩壊を起こしてしまう。
戦闘サイボーグ部隊
ネオギルドの精鋭部隊。部隊長のキルはギルゴードンと同一形式、
隊員はギルブラッカーと同一形式のプロテクターを着用するがそれぞれ迷彩色に塗られている。
カーマン
潜入工作ロボット。ジーザスエンドの開発者である細川博士にすり替わったロボット。戦闘時には腕のみがファルコン13・ドールマンと同形式のものに変化し、
その手から光線を発する。
トコちゃん
ロボット修理技師の、山上信一郎博士が助手として製作した女子高校生型ロボットだが、
戦闘時にはプロテクターとバズーカを装備する。
純(じゅん)
少年型ロボット。身体に爆弾を内蔵し、
自爆攻撃を仕掛ける。
M3
ギルゴードンと同型のロボット。
遊園地に遊びに来た子供からシャドウロボットを探そうとした。
胸部ビーム砲をベータレーザーと称し、
これを多用してジャンパーソン、ガンギブソンを苦しめていた。
マチェック
ガンギブソンとは顔見知りである。
一般人を次々と狙撃してガンギブソンにその罪を被せた。
影武者ロボット
ジョージ真壁の影武者を務めるロボット。
ネオギルドのロボットでは最強の戦闘能力を持ち、
一対一ではジャンパーソンやガンギブソンを圧倒している。
指からベン藤波と類似の破壊光線を発する。
体も頑丈でジャンデジックで撃たれてもそのエネルギーを体外に流し破壊を免れ、
ガンギブソンのホーンミングブリッドも効かなかった。
ジャンパーソン・ガンギブソンの2人がかりの攻撃で右腕を破損して逃げ帰り、
本物のジョージ真壁によって破壊される。
作中での登場は明確なものは1度限りであるが、
ジョージ真壁がロボットのように見える描写は他の回にもあり、
本人に代わってネオギルドの指揮をしていたケースは他にもあった様子。
帯刀コンツェルン
表向きは帯刀龍三郎を総裁とする大財閥で、
表世界を牛耳っているが裏世界でも世界制覇を企んでいる。
表立って行動することは少なく、
傘下の企業の開発品や他の組織を動かした作戦行動をしていたがセーラの戦死を経て、
帯刀がビルゴルディに変貌した後はビルゴルディ自らが残虐な作戦を実行するようになった。第34話では宇宙人までも利用した。
最後まで残った組織であり、
ビルゴルディに改造された後は宿敵として描かれることが多くなった。
帯刀龍三郎(たてわき りゅうざぶろう) / ビルゴルディ
帯刀コンツェルンの総裁。
ギルド壊滅後の3話で初登場。普段眼鏡を掛けている時は、
幼児的な言動の多い無邪気な性格だが眼鏡を外すと、
本来の冷酷な犯罪者の性格になる。
毎回、登場するたびに色々な種類のペロペロキャンディを持っている。
キャンディは、食べるものと内部に基地を操作するリモコンを仕込んだものがある。
当初はキャンディをなめる、秘書に服を着せてもらう、
思い通りにいかないとだだをこねるなどといった幼稚な面と、
凶暴な犯罪者の顔を併せ持っていた。
しかし他の2組織のように、悪の道に走るきっかけとなった
「哀しい人生のエピソード」は描かれなかった。
第25話で美人秘書セーラを失った後は自ら陣頭指揮を執るようになり、
無邪気な顔も見せず更にはMX-A1プロジェクトの責任者である時実博士に自らを改造させ、
ジャンパーソンの強化発展型でそれ以上の性能を誇る
「バイオボーグ ビルゴルディ」に変貌した(第31話)。
その為、ジャンパーソンとほぼ同様の技を使用することが可能。
パンチ力は20t、キック力は40t、ジャンプ力は30m。
頭に装着されている特殊装置ブレインバイスの影響で、
改造されてからは無邪気さを失ってしまう。
なおビルゴルディは初登場時、
その外見からマスコミにジャンパーソンと誤認された。
後に、『重甲ビーファイター』第52話でジャマールの魔導師ジャグールの力で復活、
再登場を果たす。
初期のようにペロペロキャンディをなめながら登場するが、
すぐに握り潰してしまった。
キメゼリフ:「BILLGOLDY FOR EVIL(ビルゴルディ・フォー・イビル)!」
セーラ
帯刀の秘書。利用しようとする組織や人物への交渉を担当。
ルーゴによる火器発射の爆発に巻き込まれ、死亡した。
後に、東博士に生前託していた遺伝子によって超能力を持つクローンとして復活したが、
ビルゴルディに改造されたことで以前の無邪気さを失った帯刀に絶望して反抗し、
結果粛清されてしまった。
マヤ
同じく帯刀の秘書。帯刀のボディガード的存在で、
戦闘時は赤い装甲が付いた銀色のボディスーツ姿となり銃や剣を振るう。
生身の人間であるが、ジョージと同じくロボットであるジャンパーソンとガンギブソンを圧倒する程の戦闘能力の持ち主であるが、
ジャンパーソン等をシンクレッダーやソルブレイバー、ファイヤー、ジバン、磁雷矢等に置き換えるとシンクレッダー等も圧倒するということになるので、
マヤやジョージの戦闘能力は児童等からは極めて不評であった。
(世界忍者やバイオノイドと同等の強さになる)
最終話でガンギブソンに隙を突かれ(恐らく倒せる自信があったものと思われる。)死亡する。
当初、髪型はポニーテールにしたストレートのロングヘアだったが、
中盤以降はショートカットにしている。
シンディ
セーラの後任の秘書。鞭とボーガン、光線を放つリモコン(主に終盤)が武器。
マヤのように格闘に長けていないが同様に血の気が多く、
相手の動きを縛る糸で連携を見せることもあった。
最終話ではガンギブソンを道連れにしようとするが失敗し、死亡する。
ストリートファイター 珍大光(ちん たーこあん)・小光(しゃおこあん)兄妹
バウンティキラー ジャンゴ
風魔忍者 怒鬼(どき)
帯刀に雇われた刺客で、
帯刀コンツェルン配下としては初めてジャンパーソンと対決した。
珍大光は柳葉刀、小光はサイを用いる。ジャンゴは拳銃・ライフル・バスーカの名手であり、怒鬼は兜割りとナイフを持ちジライヤの特殊忍者群土のような土遁の攻撃を得意とする。
エンジェル
帯刀の命令で製作された戦闘用ロボットだが、
工場の破壊により記憶喪失となって町の鉄工場に拾われる。
胸部にマシンガンとビーム砲を内蔵し、飛行能力を持つ。帯刀に発見され、
町工場の人達の身の安全と引き換えに従属を余儀なくされてしまう。
己の出生を呪い、自嘲するかのように「黒い天使」を名乗り派手なテロ活動を繰り返したが、JPに敗北。
最後は町工場の人達に別れを告げてから、JPの付き添いで自首した。
なお、シナリオでは体は黒色となっていた(本編では白色)。
ルーゴ
バウンティハンター・ジャンゴの弟。
脳と連結した機械の両腕によって敵を認識した瞬間に銃を撃てるよう改造を施しており、
その早撃ちはジャンパーソンを初めとするロボットを上回る。
ただ、その装置には人体への負担が極めて大きく連続使用が困難という重大な欠陥があった。セーラと帯刀配下の戦闘員の一団を、
レーザー銃の銃撃で倒した。
サイレント
帯刀海底開発の深海作業用ロボット。
ビルゴルディの策略で、
恋人の関係にあったロボット・ジェルソミーナの殺害犯をジャンパーソンだと思い込み、
暴走する。
着ぐるみは『特警ウインスペクター』に登場したウォルターのアクション用スーツを改造したもので、
ジェルソミーナは『巨獣特捜ジャスピオン』のエイリアンウェイトレスの改造
ネオギルドとスーパー・サイエンスネット・ワーク、ジャンパーソンを一気に葬る策略に奔走するスパイの影田の娘を装う少女アンドロイド。影田が捕われたふりをした後、自身も“父”の救出をジャンパーソンに哀願した。
通信機能があり、正体を知ったガンギブソンを巻き込んで自爆した。
スーパー・サイエンス・ネットワーク
通称、SS-N。綾小路麗子が率いる過激派科学研究団体で、
ジャンパーソンを生け捕り(捕獲)にすることを目的にしている。
作戦的には、改造人間、もしくは人工生物などを多く使う。
アジトの類には麗子の写真が掲げてある。
構成員である科学者たちはカリスマ指導者である麗子を「麗子様」と呼んで心酔しており、
その命令がどんなものであっても(「死ね」と言われても)従う。
目的は地球環境の再建であり、
人間の限界を超える可能性を持った作戦や部下の研究成果などから暴走・狂気と言えるが、
一概に悪と言い切れない部分がある。
綾小路 麗子(あやのこうじ れいこ)
スーパー・サイエンス・ネットワーク(以下SS-N)の首領で博士号を持つ科学者。
初登場時は眼鏡をかけ白衣を着た普通の女性科学者という風貌だったが、
その後は顔を白塗りにし奇抜な衣装を着た、
悪の秘密組織の女性幹部のような風貌に変わった。
普段目立って行動することは少ないが自身で足を延ばす事もありその際は普通の風貌であった、
作戦の多くは部下の判断にまかせている。
部下に「麗子様」と崇拝され、
部下の忠誠心を信用しているがジャンパーソンに負けた場合は、
容赦なく切り捨てる(だがパンサーレディは心から信頼しているようで、彼女が逮捕されたときはリターンマッチを誓った)。
両親は優秀な科学者で宇宙ステーションに移住し、その中で麗子が生まれ育った。
いつも両親からは「地球は美しい星」と言われて育ち、
地球に対する憧れを募らせていた。
しかしステーションの事故で家族を失い、強制脱出の形で地球に帰還、
父親の同僚である倉橋に育てられた。
その後、自身も優秀な科学者となったが地球環境の劣悪さに絶望し、
「人間は地球環境の敵」という急進的な思考に走りSS-Nを結成する。
最後は自らを超獣神に改造し、
全人類肥料化を企んだがジャンパーソンらの活躍により失敗。
超獣神(ちょうじゅうしん)
麗子が自らの身体を改造して誕生した、
最強最後のバイオモンスター。これまでSS-Nが製作したバイオモンスターの、
全ての研究データを生かして製作された。
口から、人間を肥料にする溶解液ガスを吐き出す。
これと平行して製作した大型のワープ装置(開発した技師達は、
完成後に自ら進んで肥料となった)を使って、
一人で全世界の人類を肥料にする最終作戦を計画していた。
最期は人間・麗子の姿で息絶える
アイスマン / 工藤 助三(くどう すけぞう)
SS-N第1の刺客で、冷凍ガスを吐く能力を持つ。
元は冷凍倉庫に閉じ込められた作業員であり、
脱出するまでの長期間零下の世界にいたために肉体が変異してしまった。
決して悪意のある人間ではなく、
マスコミに変異した肉体を「化け物」扱いされたことへの怒りを利用されて強化改造された悲劇の存在。
大崎(おおさき)
SS-N工作員の隊長。外見は迷彩服を着用する普通の人間だが、
銃弾が全く通用せず、おそらく部下の工作員たちも含めてバイオモンスターと思われる。
サングラスを外すと少女漫画のように長いまつ毛が現れる。
鉄鋼兵(てっこうへい)
富嶽山系から発掘された超古代文明のロボット。
外見はジャンパーソンに似ている。
大崎がコントロール装置を手に入れるも暴走してしまう。
鉄鋼兵が登場した際、まだジャンパーソンの正体が明らかになっていなかったことからジャンパーソンも鉄鋼兵ではないかと思われていた。
怪盗パンサーレディ
電送スーツによりダイヤを盗み、
またジャンパーソンの身体に侵入して苦しめた女科学者。
この電送スーツは受信機を外されると現実世界に出てしまう。
人間モドキ
外見ばかりでなく、精密検査上も全く人間と違いが無いバイオモンスター。
ただし人工タンパク質でできており、
完全に粉々にしなければ何度でも復活する不死身の身体を持つ。
彼を求める女性と出会ったことがきっかけで自らの存在に悩み、
「人間なら人間、怪物なら怪物の姿にしてくれ」と自らの姿を改造するように科学者に懇願したが、「人間の形をした化け物」に意味があるという答えを返されてしまう。
麗麗虫(れいれいちゅう)
見た目は小さな芋虫だが、エサはAIチップ。コンピューターに取り付いて、
文字通り食い荒らす。複数生産され、
各個体同士は精神感応で感覚を共有している。弱点は高熱。
ドクター甲賀(こうが)
忍者部隊を率いる隊長にして科学者。
忍者の遺伝子を持つ男を付け狙う。
ドクター洞田(ほらた)
超能力を研究する科学者で、
研究成果による超能力者たちを率いてダベ星人を名乗り侵略を開始する。
この超能力者メンバーの1人には、
かおるに恋心を抱く者がいた。
赤龍(せきりゅう)
SS-Nのバイオモンスター部隊を率いる隊長。帯刀の策略で、
ネオギルドと戦闘した後で殺される。
コマンダー黒木(くろき)
SS-Nのバイオモンスター部隊を率いる隊長。
超獣神と化した麗子の側近的存在で、
SS-Nを裏切った科学者たちを粛清している。