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エロースの編集履歴

2012-04-07 21:31:06 バージョン

エロース

えろーす

ギリシア神話に登場する恋心と性愛を司る神である。日本語では長母音を省略してエロスとも呼ぶ。『 翼の生えた全裸の少年』として表現される、キリスト教での『天使』のモデルケースとなった。 特殊な弓使いで弓の的になった者は『恋』をする。

Έρως,Eros

エロス - Eros

ギリシア語でパスシオン則ち受苦として起こる「愛」を意味する普通名詞が神格化されたものである。

ギリシア神話に登場する恋心と性愛を司る神である。日本語では長母音を省略してエロスとも呼ぶ。


ローマ神話との対応・姿の変化

ローマ神話ではエロースには

ラテン語でやはり受苦の愛に近い意味を持つアモール(Amor)またはクピードー(Cupido)を対応させる。(キューピッド


クピードーは後に幼児化して英語読みでキューピッドと呼ばれる小天使のようなものに変化したが

元は髭の生えた男性の姿でイメージされていた。


古代ギリシアのエロースも同様で

古代には、力強い有翼の男性あるいは若々しい青年でありやがて、少年の姿でイメージされるようになった。


エロースの象徴は弓矢及び松明である。

古代の記述 『最強の神』

ヘーシオドスの『神統記』では、カオスやガイア、タルタロスと同じく、世界の始まりから存在した原初神である。


崇高で偉大で、どの神よりも卓越した力を持つ神であった。

またこの姿が、エロースの本来のありようである。

後に、軍神アレースと愛の女神アプロディーテーの子であるとされるようになった。


古代のおいては若い男性の姿で描かれていたが

西欧文化では、近世以降、背中に翼のある愛らしい少年の姿で描かれることが多く、

手には弓と矢を持つ

(この姿の絵は、本来のエロースではなく、アモールあるいはクピードーと混同された絵である)


黄金で出来た矢に射られた者は激しい愛情にとりつかれ、鉛で出来た矢に射られた者は恋を嫌悪するようになる。

エロースはこの矢で人や神々を撃って遊んでいた。ある時、アポローンにそれを嘲られ、復讐としてアポローンを金の矢で、たまたまアポローンの前に居たダプネーを鉛の矢で撃った。アポローンはダプネーへの恋慕のため、彼女を追い回すようになったが、ダプネーはこれを嫌って逃れた。しかし、いよいよアポローンに追いつめられて逃げ場がなくなったとき、彼女は父に頼んでその身を月桂樹に変えた(ダプネー daphne とはギリシア語で、月桂樹という意味の普通名詞である)。このエピソードが示す寓意は、強い理性に凝り固まった者は恋愛と言う物を蔑みがちだが、自らの激しい恋慕の前にはその理性も瓦解すると言う事である。

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