ネタバレ注意
この記事には、ゲーム「ニューダンガンロンパV3」の最も重大なネタバレが記載されています。未プレイ若しくはプレイ中の場合、当ゲームの楽しさを著しく害する場合が有りますので、自己責任でお読みください。
才囚学園の「外の世界」において大人気のリアリティショー『ダンガンロンパ』のキャッチコピー。
この世界では、コンピュータゲームから始まった『ダンガンロンパ』がメディアミックスを積み重ねて絶大な人気を獲得。プレイヤーである我々の世界に存在する希望ヶ峰学園シリーズから、我々の知らない『ダンガンロンパ』関係のコンテンツまで、延々と関連作品が作られるようになっている。
開示されたものは
- 「ネクストダンガンロンパ4 希望を超える絶望」
- 「FINALダンガンロンパ5 モノクマリターンズ」
- 「DREAMダンガンロンパ6 希望の名は。」
- 「シン・ダンガンロンパ7 絶望と希望」
- 「帰って来たダンガンロンパ8 新たなる希望と絶望」
- 「ミラクルダンガンロンパ9 絶望の逆襲」
- 「アニバーサリーダンガンロンパ10 絶望の誕生」。
しかし長い長い年月を経ながら続いていった『ダンガンロンパ』は、遂には生身の人間達に本当にコロシアイをさせてそれを楽しむという悪趣味極まりない退廃的なコンテンツになってしまった。
ゲームではなく、無自覚な役者によって演じられるショー、あるいはドラマというわけである。
世界は超高校級の絶望により終焉を迎えたが、超高校級の希望によって再び生気を取り戻す。その栄光を後世へと伝える為、元超高校級のアニメーターである御手洗はチームダンガンロンパを設立して1や2で起きたコロシアイを元にしたダンガンロンパというフィクション作品を世に売り出した。次第にダンガンロンパは人気を博し、世界中に広まり愛されるようになる。そして平和な世界に住む人々はより強い刺激を求める為、現実の一般人をベースに様々な人格と設定を追加したアルターエゴを作り、プログラム世界でコロシアイをさせるほど過激になってしまった。白銀が模倣犯と自称したのも、希望ヶ峰学園でのコロシアイはフィクションでもあり現実で起きたリアルな出来事でもあるからである。ちなみに希望ヶ峰学園でのコロシアイが現実で起きたと分かるシーンがある。本編のプロローグで赤松達がモノクマという単語に反応してるシーンがある。このシーンでの赤松達はダンガンロンパの存在を記憶から消されている為モノクマはフィクションだけの存在では無いと分かる。前回の生き残りである天海に言及しないのも、ダンガンロンパの記憶を消されているから。ちなみに冒険家として生き残った前回のコロシアイの記憶以外を引き継ぐ天海が冒険家としての能力を用いて16人の高校生が集められたという環境から驚異的な推理を披露しこれからコロシアイをさせられる事を想像通りの事態と称して警告した。そしてその後ふざけた真似事という気になる言い回しをしている。冒険家としての推理力と前回のコロシアイを生き延びた経験値を持つ天海もダンガンロンパについては知らないはず。つまり16人で行われるコロシアイというのは現実で過去に起こった真実であり天海はそこからその真似事をさせられると推理したのである。
