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CV:小松未可子

概要

ブシン祭開催中のミドガル王都に現れたエルフ。外見年齢は20歳前後だが、長命種のエルフ故に実年齢は約100歳であり、ブシン祭の初代優勝者で、かつては「武神」と呼ばれた剣聖。実力は確かだが、着飾る事をせず性格が天然かつ純粋であるせいで自然体に振る舞うことから、それなりに腕に覚えのある者でも実力に気づきにくく、名前を知って初めて「武神」だと気づく者や、名前を知ってもなお実力を疑い続ける者が多い。

ブシン祭にゲストとして訪れ、シドの能力を一目である程度見抜いたが確認の為寸止めの一太刀を加えるもそれに対するシドの演技で気のせいかと思い直し、その上でシドの手を見て必ず強くなると評価している。

10年以上、表舞台に姿を見せることはなかったが、自分とよく似た“妹の忘れ形見”であるエルフを探しているらしい。シドがベアトリクスの顔を見た際には「アルファとは瓜二つとは言えないまでも似ている」という感想を抱いている。

ただでさえアルファに匹敵する美貌とナイスバディを目のやり場に困るレベルの露出度の高い恰好を普段着とするなど、羞恥心の無さがデルタと同レベルだが、彼女と違ってちゃんとそれなりの常識は弁えているようで街中ではコートを羽織って出歩いている。

同時にまぐろなるどのバーガーが大のお気に入りとなったようでアニメ版では常に大量に買い込んで持ち歩いている。

『マスターオブガーデン』等で明かされた事実や設定の描写によると武神と称される程の名声を得るまで上り詰めたあたりから、切磋琢磨できるライバルが絶えてしまい、そのせいで以後の剣士としての技量の停滞に内心苛まれているようで、妹の忘れ形見の件に並ぶ悩みの種となっている模様。

そのせいか好感度を上げるとシドとの子供を欲しがる程になるまでデレるなど『七陰』やアレクシアが戦慄と焦燥に駆られかねないくらいにまでストレートに好意をぶつけてくる。

ミドガル王国最強とされるアイリスを一瞬で降してみせたシャドウの実力に刺激され、「自分が戦いたい」という理由で襲い掛かり、後から合流したアイリスと共に交戦。シャドウが見た目の美しさに重点を置いた「スタイリッシュな剣技」を使っている間は互角に渡りあってみせたが、感嘆したシャドウに本来の剣技を披露されると瞬く間に防戦すら覚束なくなり、アイリス共々敗北。

しかし、アニメ版では1期の見せ場である最終話ということもあり、アニオリの戦闘シーンが大幅に加わったことでシャドウの剣技を最後は「慣れた」という理由で見切れるようになったり、その際にシャドウに「剣技だけなら我らに迫る」と称賛されるまでに評価され、正に「武神」の二つ名に恥じない実力を見せつけた。

シャドウの本来の剣に対し勘で防ぐことしか出来なかった原作や他の媒体と比べ、扱いは大きく改善されたと言える。

シャドウの剣が魔力を使わず剣技のみで闘っている事を唯一理解し、同時に自分の常識には無かったシャドウの剣技を目の当たりにしたことで停滞の日々から抜け出せる可能性を見出したことから、一から自分の剣技を磨き直す修行及び妹の忘れ形見の手掛かりを別の国に求めるべく旅立っていった。

『マスターオブガーデン』ではブシン祭後も修行の旅に出ておらずミドガル王国内に留まり続けており、シドと再会するなど原作に無いオリジナルの展開が発生する。