政悠
せいゆう
アレスの天秤
1話より両名揃って登場。
王帝月ノ宮中のキャプテンとその参謀役として一緒に敵対校の視察を行っているらしく、以降も学校の外では基本的に一緒にいることが多い。
西蔭は野坂に対して終始敬語で話し、数歩後ろを歩く様子から、チームメイトというよりは皇帝と従者のような関係を思わせる。
8話では野坂が西蔭に炎の激辛ハバネロペッパー味を含んだ4段アイスを食べさせ、以降、食べ物に関する描写が増える。11話ではトゲもじゃ焼きそば&雷おこしサンドの西蔭の分だけトゲ大盛りにするなど、フードハラスメントの常習性を垣間見せる。
14話でのシャワーシーンで、野坂の背中に王冠の形に似た傷跡がみられ、後の15話で少女を助けた時に火事の火が背中に燃え移った時についた火傷跡だと判明する。その時に居合わせた西蔭が自分の上着で野坂の背中の火を消火し、偶然にも王冠の形に成ったと考えられる。
その後、病院の屋上で野坂と会話し感銘を受け、そこから西蔭は野坂についていこうと決め共に行動するようになった。
同じく14話で西蔭は、野坂を悪く言う監督を睨みつけ「無能が」と蔑む。
西蔭の投げたボールを受け止めた野坂と視線を交わし、野坂以外のすべてをホワイトアウトさせ視界から消し去るという心酔ぶりをみせる。
21話にて西蔭は神門杏奈に「親友よね」と訊ねられるも、それを否定。あくまでも野坂を支える立場であることを主張する。
野坂に病気の事を知らされていなかった事を知り、神門杏奈に対し強く嫉妬して電柱を殴るという、普段の物静かな様子とは違った激しい感情を見せた。
24話で、西蔭は野坂に病気の話を自分に伝えていなかったことを、今までになく強い口調で問いただす。君には関係ないとあしらわれるも、「俺はもっと貴方と一緒にいたい!」と発言し、サッカーをやめて治療に専念してほしかった様子だが、自分の身を張った計画の邪魔をされたくない野坂は西蔭を壁ドンして黙らせた。
決勝戦の前、野坂は控室でメンバー全員の前で自由を勝ちとる為にサッカーで勝とうと宣言する。その後ひとり残った控室で頭痛に苦しむ野坂の声を扉の前で聞く西蔭は、自分を犠牲にしてもなお戦おうとする野坂の姿を見て、「俺がなぜ貴方に惚れたか」を伝え、野坂の成し遂げようとする事に最後まで付き合うと告げる。
それを受けた野坂は「もう少しだけ頼むよ」と微笑み、西蔭と並んでフィールドへ向かう。
最終回26話、後半戦を前に野坂は自分を心配する西蔭に、初めて心の内を吐露する。
自分を崇拝する西蔭の前で、崇拝されるに足る存在であるべく振る舞っていたことを告白した野坂は、「君が僕を皇帝にしてくれたんだ」と告げた上で、本来の自分は『西蔭の理想の野坂悠馬』ではないことを謝る。後半に向かおうとする野坂に、西蔭は「それでもアンタは、俺のヒーローだ」と、初めて敬語を使わずに思いを告げた。それを聞いた野坂は、否定せず笑顔で応える。
オリオンの刻印
1話にて、野坂の見舞いにスイカ2玉を買っていく西蔭。ここで野坂はスイカに目がないという情報初出。
代表選手発表の日、野坂の退院と渡米の準備を手伝う西蔭。代表に選ばれるかどうかよりも、野坂の方が大事といった様子に、「そうなの」と言いつつ嬉しそうに微笑む野坂。代表に選ばれたことをテレビ中継で見てから病院を離れ、空港で言葉を交わした後、野坂は手術のため渡米する。
8話、円堂キャプテン不在の中、ウズベキスタン戦のスタメンになった西蔭は、野坂と一緒にフィールドに立ちたかったと呟くも、2点失点。珍しく大声を出して悔しがる様子をみせるが、失点したこと自体よりも、今の実力で野坂と同じフィールドに立ちたいという望みを抱いていた自分の未熟さを悔やんでいる様子だった。
後半が始まる前、野坂が帰還。「野坂さん、俺の力を見て下さい!」とやる気に満ち溢れる西蔭を見て、微笑みを向ける野坂。的確な指示を出し、日本代表は2点得点。同点に追いつく。
敵は西蔭の王家の盾を破ったシュート技を再び打つが、西蔭は新しいキーパー技でゴールを守った。どうして今まで使わなかったのか疑問を呈す剛陣に「野坂に見せたかったからでは?」と杏奈が答え、ドン引きする剛陣が描かれているが、実際には野坂が前線に居て初めて使える技だった。
11話、野坂は考案した特訓に使う機械のリモコンを西蔭に操作させた。剛陣が機械にボコボコにされている中、西蔭はそれを無視して野坂にタオルを差し出す。
ビュッフェ形式の朝食で野坂は、監督手作りのチャーハンを食べてマズいと言っている李子文を見た上でそのチャーハンを西蔭の持つ皿に山盛りにするというフーハラを行う。
移動のバスでは席は隣同士。
サウジアラビア戦では野坂の心配をし、名前を呼ぶ西蔭が何度も描かれている。
その後チームを去ろうとする一星を参謀にしたいと言い出す野坂を見て、西蔭は驚きを隠せない様子だった。
14話で、野坂はお出かけグルメベスト3をインタビューされる。
よく西蔭と食べ歩きをしているのが記者の耳に届く程度には噂になっているらしい。
中国戦に向けての作戦会議で隣に座る。
合宿所にて西蔭はスイカジュースとカボスジュースを持って野坂の居る部屋に向かい、一星と野坂の戦術会議を目撃。一星を名参謀と評す野坂に反応する。
中国戦で西蔭はディフェンダーとして円堂・砂木沼と一緒にゴールを守り、最後に打たれたシュートでは野坂が西蔭の背中を支えた。
20話にて船上パーティーのビュッフェで、西蔭は野坂の為に好物のスイカを乗せた皿を用意する。しかし一足先に一星に先を越され、悔しそうにするがその皿にスイカがあることや、自分の好みに合わせた食事を用意してくれる一星を見て感心した様子を見せる。
21話、本戦前に王帝月ノ宮中に顔を出し、復活したサッカー部を見学しながら西蔭は野坂に改めて最後まで付いて行くと宣言し、野坂はそれを受諾する。
ロシア行の飛行機では隣に座る。剛陣の差入れの薩摩揚げを西蔭に山盛り与えるというフーハラを行う。
カザニに向かうバスは隣同士。通路側に座ることが多い野坂だが、この時は野坂が窓側。
観光時は二人きりで行動している様子。大量のロシア名物を買い込み、そのほとんどを食べさせるというフーハラを行う。その夜、レストランでの円堂とクラリオの大食い勝負になぜか野坂が立ち上がり、西蔭を参戦させるという未曾有のフーハラを行う。宿舎に到着後、野坂はバスを降りて気分悪そうにしている西蔭に不満そうな顔で付き添っている。
スペイン戦で野坂と一星の作戦が成功すると、西蔭は誇らしげに野坂のみを称える。
ブラジル戦では基山・水神谷との新技でゴールを守った西蔭に野坂が駆け寄り声をかけるが、西蔭は利き手を負傷したことを野坂には言わなかった。
イタリア戦で野坂が敵同士消耗させる作戦を提案し、それを拒絶する明日人に西蔭が反論する。
最終回、全員でボールを蹴るシーンでは西蔭はしっかり野坂の隣にいる。
EDでは2人で持ち帰った大量のロシア土産を王帝月ノ宮メンバーに渡している様子。その後の国内の大会では野坂の隣に立つ西蔭が、微笑みながら野坂を見つめている。
その他
●コロコロチャンネル【公式】
必殺技&名シーン集に加え、この2名にはグルメ編が存在する。
●イナズマイレブンSD(アプリゲーム)
・2人を対戦させた時に専用台詞が用意されている。
・王帝月ノ宮イベントで他のメンバーが意気込む台詞を喋る中、西蔭だけは「野坂さん…」と呟く。
・野坂のキズナボイスの一部では、西蔭について話している。
「西蔭は、本当に頼りになるんだ。王帝月ノ宮の選手としても、僕の片腕としてもね」
「イナズマのような痺れが襲う激辛ラーメンか…。ふふ、一体どんな味なんだろうね。今度、西蔭と行ってみるよ」
「西蔭には部員の管理をお願いしてるんだ。最近は竹見のこともあったし、注意深く見ておかないとね」
「西蔭が大きなスイカを抱えていたって?へえ、今日の放課後はいいことがありそうだね。君も来るかい?」
「何か困ってるのかい?それなら僕が話を聞こうか。あ、それか西蔭のほうが話しやすいかな」
・西蔭(人狼)入手時の台詞は「誰に従って誰に協力するか…それは俺の自由だ」
●その他グッズ等
『くつろぎコレクション』より、休日におでかけする様子として『アイスクリーム屋の前で5段アイスを持って困惑している西蔭と、それをスマホで撮影しつつ自分はシンプルなアイスを食べる野坂』というフーハラと思わせる様子が描かれている。
『イナズマイレブン活動録』より、2人の練習中の様子が神門杏奈目線で報告されている。