「マザースフィアの加護があらんことを...」
概要
日本語CV:行成とあ
第2空挺部隊の優秀な指揮官。
数年前に地球降下し、部隊が全滅しても単独で任務を遂行。各施設を調査してネイティブの核心に近付くも、突如として足跡が途絶える。イヴは各施設を訪れる度に彼女が残した記録媒体「レガシー」を通じて彼女の足跡と調査結果を知る事となる。
幾多の任務を遂行しているだけあって、戦闘技術においてはイヴはおろかタキすら上回っているほど。
ちなみにふくよか。
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ネタバレ注意
元々マザースフィアへの信心が深かった彼女は、地球降下作戦で部隊が全滅しつつも任務を遂行したが、各施設に遺された【世界の真実】を知り、マザースフィアこそが全ての元凶だと知り、混乱と狂気に飲み込まれ絶望する。
そしてエルダーネイティブと出会い、彼の計画と、その真意を知り、彼のために命を捧げる決意をして忠誠を誓う。
以後はネイティブの細胞で作った異形の身体に身を包み(彼女の狂気と強い意思はネイティブの細胞すら汚染できなかった)、地球に降下してきた兵士達を殺戮してきたが、主君がイヴを選んだ事を知って嫉妬心が爆発。主君に罰せられるのを覚悟して狡猾にイヴを貶めようと策を練る。
すなわち、彼女こそが黒い翼のネイティブこと「未確認ネイティブ」(日本語設定時の正式名称)その人であり、イヴにとっては最大の仇敵である。
「分からないのか? 裏切ったのはマザースフィアの方だ‼︎」
「たとえ任務達成してコロニーに帰還しても、誰もお前達の言葉に耳を傾けてくれようとしない。捨てられるだけだゴミのようにな‼︎」
しかし、イヴは彼女を苦しむために敢えて殺さず、メインフレームと両腕だけを破壊する。
ボスとして
未確認ネイティブ形態と対決は終盤のザイオン襲撃時、最大の特徴は本作両大ラスボスと同じく即死技持ち。阻止方法はただ一つ、弾幕を掻い潜りながら銃撃で相手のオプション機を全部撃ち落とすのみ、ラスボスであるエルダーとプロビデンスも同様。
人型姿に戻るレイヴンは主人公に似た技を使うライバルボス、ベータやバーストだけじゃなくパリィも使ってくるため、プレイヤースキル次第では厄介な強敵。確定ダメージを喰らう鍔迫り合いがQTE扱いのため、オプションのQTE自動入力を起動すれば入力無しでイヴ勝利確定となり、ボスチャレンジでもこの方法を使える。
余談
- 日本と日本以外の敵種族名称が変更された為、日本語設定時の体力ゲージ英語名が日本版名称の英語訳ではなく、Unidentified Enemy(未確認の敵)に変わった。
- アンドロエイドス姿としての最終決戦は本作最後の中ボスである一方、BGMはまるでポップソングのような曲調と言語不明の囁いボーカル付き。しかし曲自体がレイヴンの不安定な精神状態にマッチしたため評価が悪くなく、空耳歌詞の一つ「コスタニコ」がそのままプレイヤーからの愛称となった。
- 後の開発者インタビューによると、レイヴン戦BGMは造語で、他のボーカル入りBGMは主に韓国語と英語。
- 行く先々で彼女のレガシーを観る事になるが、最初は任務遂行に使命感を持っていたのが、回が進むにつれ徐々に怨嗟混じりのトーンになっており、最初と最後のレガシーを比べるとその差が一目瞭然で分かる。
- そしてクリア特典であるレイヴンスーツの説明は、「マザースフィアは嘘つきだ」と繰り返すのみ。
- イヴとリリーに真実を教え、コードネームは動物、イヴより先にアダムと出会う、そして無様に地を這う末路から、英語圏では「リリーではなく彼女の方が蛇=悪魔にしてアダム元妻であるリリスポジションなのでは」という推測も存在する。
- 実際、作中で未確認ネイティブに勝利した際、さながら「蛇の脱皮」の如く中からレイヴンが這い出て来ている。
- 未確認ネイティブとの戦闘でイヴはアルファコアを奪取しているが、あくまで未確認ネイティブとしての能力を発動させるためのものであり、レイヴン自身はアンドロエイドスとして肉体を維持している。