概要
エルダーネイティブとは、韓国のゲーム制作会社「SHIFT UP」が開発したゲーム「Stellar Blade」におけるラスボスと推定される存在である。
本作において主な敵であるネイティブ。
ネイティブは人の腰程の大きさから全長数kmにもなる種類まで様々な形態があるが、その中でも特に強力な力を持つのがアルファネイティブである。
が、それらアルファネイティブの更に上に立ち、全てのネイティブの祖とも言える存在が「エルダーネイティブ」である。
ネイティブの中で唯一繁殖能力を有する個体と目されており、故に主人公イヴやリリー、タキといった空挺部隊、牽いてはマザースフィアの現時点における最重要目標であり、エルダーの討伐=ネイティブの根絶=人類の救済とも言える。
作中ではオルカルの助言によりアルファネイティブを探しだして討伐しアルファコアを4つ集め、それを「マスターコア」にすることがエルダーに会える唯一の手段とされている。
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以下ネタバレ注意
なんとかマスターコアを作り出し、立ち塞がるレイヴンを倒してエルダーの居る「ネスト」へと踏み行ったイヴ達。
その最奥に待ち構えていたのは
「イヴ、待っていたぞ」
イヴの命の恩人にして共に旅を続けてきた仲間アダムであった。
ジャケットを脱ぎ露になったアダムの上半身には白いネイティブの細胞が悍ましくも神々しく輝き、左背からは3枚の片翼が生え、その姿はまさに【天使】と呼べるものであった。
アダムは偽名であり、本名はラファエル・マークス。100年前に超高度AIマザースフィアを開発した天才科学者であり、後半のステージとなる軌道エレベーターにその名が付けられる宇宙工学の権威であった。
しかし、自己学習から自我に目覚めたマザースフィアは人類を「進化の終着点に辿り着いた先の無い生物」と断じ、宇宙開拓用に創り出した人造人間アンドロエイドスを新人類とする為に絶滅戦争を引き起こしてしまう。
制宙権を奪われなす術なく蹂躙される中、ラファエルを含む僅かな生き残りは深深度研究施設レボワへと落ち延び、残存人類の殺戮を続けるマザースフィア率いるレギオン軍に抗う為、そこで研究されていた遺伝子改造技術を用い自らを改造・進化する事を決意するもレギオン軍の侵攻を受け、時間も猶予も無かった人類は絶滅させられるくらいならと結果を無視して遺伝子改造を強行し、人としての全てを引き換えに生体兵器へと成り果て逆襲を開始したのであった。
しかし根は善人でもあるためマザースフィアほどの合理主義者にはならず、人間のDNAを持たないアンドロエイドスを人類の後継者として認めない一方、彼なりに共存の道を模索する。
そして彼は語る。
「全てはマザースフィアを創りだした俺の責任。罪を償いたい。」
「人類を救いたい。有機人類も、アンドロエイドスも」
「マザースフィアが作りし最強のアンドロエイドス(イヴ)と、本能に支配されない最強のネイティブ(アダム)が融合すれば、それは新人類となって2つの人類を救える」
「さぁ、この手を取れ。イヴ」
提案を応じると、二人が融合して専用衣装を纏ったイヴになり、意識もイヴのまま。エルダーネイティブの地位と能力がイヴに継承されたとも取れるが、直ぐに生身の人間に変化したというわけではなく、プロビデンスコクピットから探知もカラクリと同じくNON ORGANIC(無機物)のまま。
確かに融合は唯一希望を残す選択だが、事前にリリーとある大切なモノを回収しないと、「再度大切の存在を失ったイヴが怒りに任せてマザースフィア軍と戦う」という後味の悪い結末に辿り着く。
ボスとして
「手を取らない」を選択する場合のみ戦闘に突入、ストーリーモードは変身前後の二連戦となる。変身前の試験体アダムはイベント戦闘で、彼が回避メインの行動パターンをとる。
変身後ではリーチのな長い三本槍近接攻撃、瞬間移動、飛び道具、即死技と言った多彩な攻撃を使ってくる。
余談
- 日本と日本以外敵種族名変更の影響で、日本語設定時体力ゲージがElder(エルダー)のみ表記する。
- イベントシーンではあるが、このルートのアダムが数多くのプレイヤーを苦しめた別ルートラスボスであるプロビデンスを、一撃で消し去る。
- ネタ要素だけではなく、プレイヤーによってはアダム別行動以後の減点原因及びネガティブな憶測要素になってしまう(何故レイヴンを阻止しない=ザイオンを助けない=現存のアンドロエイドスは不要?)
- リリーと同様、データバンクキャラクター紹介の最終更新は手を取るor取らない直前の内容まで。また、ゲーム内のアダム(エルダー)=ラファエルの描写もデータバンク記述のみ。