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概要

ユーフラン・ディタリエール・ベイリーとは『追放悪役令嬢の旦那様』の主人公で、通称フランとして親しまれている。

容姿

小説追放悪役令嬢の旦那様の主人公。貴族にしては醸し出す雰囲気が、かな~りユルい薄赤毛(Web版ではゆるふわカールの桃色と設定されているが、書籍・漫画版の公式ビジュアルではストレートめいた明るいオレンジ系)で赤瞳の青年。通称はフラン。王家の側近として法官長の役職を代々務めるディタリエール伯爵家の長男。

経歴

王家の側近として法官長の役職を代々務めるディタリエール伯爵家の長男。

しかし、「ベイリー」の血統が生む力が弱いために嫡男(継承子)ではない。とはいえ、より力が強い弟が成長するまでは中継ぎをする必要があるため、その意味で王太子に仕えていた。

王太子の婚約者であるエラーナに横恋慕していたが、王家への忠義もあって、その想いには蓋をしていた…のだが、バカ王子が婚約破棄をやらかしてくれたおかげで、思いっきりはっちゃける。本編の時間軸ではアルティメット嫁バカとして、そのどチートを自制なく奮いまくる。実家においては18歳差6人兄弟の長男で、かなりの子ども好き。特に男の子の扱いは慣れたもの。

人物

竜石に魔法回路を描いて作り上げる竜石道具の職人としての才覚を持っている。元はと言えばバカ王子たちが正ヒロイン(リファナ)に「ええカッコ」をするため、彼女の悩みを解決するための道具の開発を安請け合いした上でユーフランに投げたために身につけた特技で、その詳細と王太子たちのブラックぶりをユーフラン本人から聞いたエラーナは(自身の死亡原因もあいまって)激怒した。ちなみにユーフランの性格のユルっぷりは、王太子どもの無茶振りによって巻き起こるストレスを自ら深刻なものにしない(自縄自縛に陥らない)ための自己防衛でもあった。

また、こうした経緯から物語開始当初は、その優れた才能にもかかわらず実は何気に自己評価と自尊心が異常に低い性格(主に王太子たちに無感謝のサンドバッグにされていた事と、実際に自身よりも優れた弟がいた事で、評価される体験・成功を喜べる体験が奪われていたため)である。そのため後述する親戚のツンデレ辺境伯の言葉も「他者に対するツンデレは見事に理解するのに、自分に対するツンデレだけはツン言葉を額面通りに受け入れてデレ感情を排除してしまう」という、とても損な思考をしていた。

王太子の元に居た頃の自身の役目は「雑用係」を自称していたが、実はベイリー家の役割(後述)から、王太子の影として様々な任務に就いていた。特に外交調整(王太子の遊説に伴うスケジュールや動向の調整、相手先国家との様々な場面での交渉や折衝、各国の情報収集など)は当時のユーフランが任されていた最大の仕事であり、ユーフランがいなくなってからの王太子の海外遊学(歴訪遊説)はスケジュールがグダグダのガタガタとなってしまい相手側各国に多大な迷惑を振り撒く羽目に陥った(のだが王太子たちはそんな事など欠片も気にせず、また気付いてもいなかった)。

のちにゲルマン王からファーラの実質上の保護者として任じられ、爵位を貰う(実質押し付けられた)ハメになり、公的な場ではユーフラン・ライヴァーグと名乗る事になる。

その他

なお原典である『守護竜様の愛し子』には登場しない(存在したとしても、名もなきモブキャラとしてのもの)。ちなみに妻のエラーナは、そんな夫の事を「本来、この世界ではありえないものを登場人物たち(ひいては作者)が持ち出してくるにおいて整合性を持たせるために発生した『因子(ファクター)』(特異点あるいは物語のご都合主義に対する世界恒常性における反作用点)ではないか」と推察している。