グルド(三つの禁書)
ぐるど
「来な!!ブチ殺してやろう!!」
プロフィール
本名はグルド・ウォーディス。強者揃いの魔界でも屈指の実力者である。
種族 | 炎滅の魔人 | |
---|---|---|
ランク | 【最上位魔人】 | |
所属 | 天魔第9部隊隊長 | 部隊名:制圧殲滅部隊 |
性別 | 男性 | |
身長 | 2.5m | |
体重 | 450kg |
容姿
赤い短髪に文字通り筋骨隆々の肉体を持つ巨漢。瞳は魔人特有の特徴的な赤色をしている。
服装は黒のシャツに灰色のジーンズを着用している。
また、最大の特徴として右腕に常に特殊な炎を纏っており、後述で触れるが非常に危険な腕を持つ。
人物像
性格は魔人の中でも特に好戦的であり、常に強者との戦いを望み、死闘を繰り広げることを至上の悦びとする典型的な戦闘狂である。
例え敵対していなくとも、相手が実力者だと分かれば襲い掛かって戦闘に発展することすらある。
もっとも、その場合は相手がその気でなければ本人は"遊び"の範疇に留めており、何かしらの理由がなければ命の奪い合いにまではならない。
また、戦闘狂ではあるが戦争屋としての側面が強く、戦争に勝つためならば私情を除いて貪欲に勝利を追い求める姿勢をみせる。
その実力の高さから、魔界では天魔第9部隊の名を知らぬ者は、ほとんどいないほどである。
戦闘への価値観
彼にとって戦闘とは、生き甲斐そのものであり、種族、年齢、性別は戦闘における判断材料から除外されている。あるのは実力のみである。
前述の通り、強者との戦いを望む戦闘狂であるが、たとえ彼にとって相手が弱者であっても、戦いを挑む者であれば、一定の敬意を表したうえで全力で潰しにかかる。また、相手が弱者故に工夫を凝らしたり、手段を選ばない戦法を取った場合でも、怒るどころか逆に惜しみのない賞賛を送るといった清々しいまでの戦闘狂としての姿をみせる。
逆に戦闘の意志のない弱者には興味を一切示さず、任務や命令でない限りはむやみに命を取らずに放置する。これは制圧時の部下への命令においても適用されている。
また、本人そのものは一切の小細工無しでの正面からの戦闘を特に好む。後述の能力でも触れるが、【上位魔人】以上が使える『魔人結界』や、魔人に備わっている肉体の再生能力などを意図的に取得・使用せずにいる。本人曰く、「男にそんな物は無粋」だから使わないとのこと。
能力
戦闘能力
戦闘能力は極めて高く、キャラクターコンセプトの『魔人は理不尽の塊』をそのまま体現したかのようなバカげた実力を持つ。
肉弾戦を得意としており、その巨体からは想像もつかないほどの俊敏性で一瞬で距離を詰め、剛腕での攻撃を食らわせる。また、右腕に"破壊の炎"と呼ばれる特殊な炎を纏っており、この炎の能力で圧倒的な生命力であろうが、鉄壁の防御であろうが根こそぎ破壊し尽くす。
一方で、前述でも述べた通り、溢れんばかりの魔力を保有するが、彼の戦闘へのこだわりから『魔人結界』を始めとした肉体の再生能力などは持っておらず、完全に身体能力と炎による攻撃、防御、回避を行う。これで耐久面に不安を抱えるかと思いきや、むしろ凄まじいまでの耐久力を持ち、同格の【最上位魔人】の攻撃+対物ライフルによる援護射撃を100発近く受けてようやく負傷した程度である。彼が同じ魔人から"化物"と呼ばれる所以である。
- 神砕鬼炎撃
彼の代名詞とも言える技。その内容はシンプルであり、右の炎を纏った剛腕で殴りつけるだけである。この一撃は重いなどの表現では足りない程であり、作中ではゲームの仕様も相まって完全なオーバーキルである。その一撃の凄まじさから『神を滅ぼす右腕』と称される。
指揮能力
天魔の部隊の特徴として、隊長格の個人戦闘能力がズバ抜けている点が挙げられるが、彼は指揮官としても優秀である。前線で強敵と衝突し合ってても常に戦局を把握し、それに応じて部下への命令を即座に下す程である。また、時には自身の存在を敵軍への圧力そのものにし、後方で睨みを利かせて別動隊から気を逸らさせる等の個人戦闘能力の高さを逆手に取った戦術を取ることもある。
観察眼
彼の戦闘能力の高さは相手への分析能力にも影響しており、実力の高さはおろか、隠された力をも察知し、それらから答えを導き出して相手の正体を見破るなどの分析能力も高い。
余談
制作者nama氏が敵役を考案する際に、『己の考えを最後まで貫き通す敵役』を意識しており、敵はどこまでいっても敵として動くというコンセプトを意識している。
グルド・ウォーディスというキャラはその中でも最たるものであり、魔人が主役の世界観で"理不尽の権化"をそのまま敵に回した場合の恐ろしさを存分に再現したとのことである。
また、余計な小細工無しの純粋な力で相手をねじ伏せるという"分かりやすい暴力"を特に意識したお気に入りのキャラクターでもあると語っている。