ゲーム概要
三つの禁書シリーズの1つであり、個性豊かな魔人や魔獣を操作し、敵を倒していくシミュレーションRPGである。
ユニット
本作において大きく3つに分けられる。
- プレイヤーユニット
プレイヤーが操作する主力ユニット。
- 味方ユニット
味方のNPCユニット。
- 敵対ユニット
敵のユニット。
本作ではプレイヤーユニットを育成、運用することが主である。仲間ユニットはあらかじめ決められており、ストーリーを進める、もしくは特定のクエストをクリアする以外では増やすことはできない。代わりにユニットが敗退してもロストはしないので、敗北条件を満たさない以外は無茶な運用をしても影響はない。
育成要素
基本的には主要キャラで敵を蹴散らしていくだけでクリアできるが、更なる高みを望むプレイヤーに対してボーナス屋というシステムがある。これは敵の撃破などで手に入るボーナスを能力値を底上げできるアイテムと交換できるシステムだ。
また、このボーナスはユニットに経験値として注ぎ込む事もでき、加入時期の遅く育成不足のユニットのレベル上げに使うこともできる。
その他に仕事(クエスト)をクリアすることで強力なステータスアップアイテムを報酬で貰えたりするので、積極的に活用していこう。
難易度
難易度は極一場面を除いて簡単な部類に入り、これはシリーズを通して「魔人は理不尽の塊」というキャラクターコンセプトを意識しているものとされる。
しかし、育成を間違えれば終盤で詰みかねないので、しっかりと攻略、育成していくことを強く薦める。
なお、ダウンロードサイトの説明にもあるが、ゲーム開始前に難易度を3つの中から選べるので好きな難易度を選ぶと良い。
隠し要素
nama氏のゲームをプレイしたことのある方ならお察しの要素だが、今作にもしっかりある。例でいえば成功条件とは関係のない強敵モブを倒すことでボーナスがもらえたり、一部の敵モブの不死性を生かしたレベリングなど、一種の救済措置がある。また、重要な隠し要素は付属のメモ帳「※遊ぶ前に読むとお得」に書かれている為、気になる方はプレイ前に読んでしまおう。
注意点
- ユニットの加入
前述でも述べているが、念のためにこちらにも記載させていただく。仲間ユニットの加入は基本的にストーリーを進めていれば勝手に仲間になってくれるが、一部の仲間ユニットは特定のクエストをクリアしないと仲間にならない。その弊害として戦力の低下の他にイベントの消失などがあるので、クエストは細かく確認しよう。
- 敵の撃破ボーナス
一部の敵ユニットを撃破すると、お金、ボーナス、アイテムを得られるが、これはプレイヤーユニットが撃破しないと得ることができない。とどめを味方のNPCユニットが刺すと、そのまま無くなってしまうので、主にドロップする敵主力のとどめはプレイヤーユニットで行うようにしよう。
- ユニットの攻撃力
ユニットの攻撃力だが、それぞれ「力依存」「魔力依存」の2種類がある。
明確な記載がされていないので理解しづらい為、前述のステータスの底上げ時にどちらを上げればいいか分からない場合がある。
一番確認しやすい方法としては、ユニットのステータスと装備している武器の攻撃値を足した数値が右側の「攻撃」のステータス画面に反映される為、そこで確認すると良いだろう。
- 戦闘中のイベントの見逃し
本作の特徴の1つとして、1ステージ毎の総ユニット数の多さが挙げられるが、多すぎてテンポが悪いため早送りもしくはスキップ機能を使うことが多いだろう。しかし、スキップを使うと、会話イベントまでもが流れてしまうので、細かいイベントも見たい方にとっては痛手となる。幸いにも、セーブ数が多いので、細目にセーブするか、イベント会話がありそうな場面は早送りで様子を見るなど注意すると良い。
ストーリー概要
舞台は魔界三大勢力の一つ十柱魔(クロス)の下部組織、魔王軍第25魔王城を主戦場に防衛戦を繰り広げるところから始まる。
時系列では前作、三つの禁書≪書≫から2年後の物語である。
人間界のベイルード帝国が境界線を越えて魔界へと侵攻し、魔王軍はベイルード帝国との戦争に突入することとなる。
その戦争の混乱の中、第25魔王城に新たな責任者としてフローラス・イーディアが着任。配下のアイズ・レイン及び、リリィ・ガレンと共に人間に抵抗…の前に前任の無計画な運用でボロボロになった第25魔王城を再構築するところから始まる。
三つの禁書≪書≫での出来事が今作の出来事に至るまでの経緯が物語冒頭で流れる為、未プレイでもおおよそ把握できるようになっている。なお、三つの禁書≪書≫のネタバレがガッツリ流れる為、ネタバレが嫌な方は先に三つの禁書≪書≫をプレイしよう。
前日譚
ゲーム本編開始前の様子が描かれた漫画が制作者nama氏のpixivアカウントにて掲載されている。
気になる方は先に読んでおくと良いだろう。
なお、漫画のフローラスの年齢が16歳となっているがこれは誤植であり、実際は1600歳である。
序盤~中盤(ネタバレ注意)
ゲーム開始直後から画面いっぱいにお怒りの魔王様ことフローラスの不機嫌な顔が映し出され、次の場面ではこれまた画面いっぱいに魔王補佐であるアイズが笑顔で焦りながら謝罪する場面から始まる。
会話の内容は端折るが、戦争中とは思えない程ゆるい空気が流れる。
そんな中、敵の侵入の一報が届く。が、やはりゆるい空気のまま戦闘開始、そして敵をあっさりと殲滅してしまうという結果に終わる。その後、巨大なG退治に出撃したり、左遷されてきたり、家出してきたり、派遣されてきたり等で魔人が次々と仲間になっていく。更に、これまた個性豊かかつ強力な魔獣も続々と仲間になっていき、実に賑やかになっていく。
たまにピンチになったりするが、「主人公補正ごとぶっ潰してやる!」という勢いで強力な力を持った異世界召喚された勇者ですら返り討ちにしてしまう。
こんな感じで戦力が揃い過ぎた第25魔王城の活躍により、ベイルード帝国は敗戦の道に走るが……
終盤(重大なネタバレ注意)
勝利目前にまで迫った魔王軍であったが、そんな中、衝撃的な一報が届く。それはベイルード帝国が突然、何者かの手により壊滅させられ、そして謎の集団が第25魔王城へと侵攻してきているというものだった。
原因は、いよいよ追い詰められたベイルード帝国の皇帝が、配下達の忠告を無視して強引に新たな勇者の召喚をしたことである。しかし、そこに現れたのは勇者ではなく、魔界三大勢力の一つ、「天魔」所属の魔人の主力部隊であった。天魔の主力部隊はその場にいた皇帝と配下を殺害後、抵抗せず逃げた者以外は文字通り殲滅し、数時間でベイルード帝国を壊滅に追い込んだ後に十柱魔へ侵攻を開始した。当然、謎の集団とはこの天魔の主力部隊のことである。魔王軍は予期せず魔界三大勢力の戦争に巻き込まれることとなる。つまり、ここからが本当の戦争の始まりである。
登場人物
表の見方
種族名 | ランク(※魔人のみ) | 役職名(※魔人のみ) |
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第25魔王城(魔人)
- フローラス・イーディア
常闇の魔人 | 【最下位魔人】 | 第25魔王城責任者 |
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魔王の肩書を持つが、戦闘能力は魔王はおろか、魔人として見ても圧倒的な弱さを持つ最弱の魔王である。どの程度かと言うと、体が少し丈夫な人間程度であり、戦力としては論外である。また、自称勇者恐怖症を患っており、勇者襲撃の報を聞くたびに怯えてしまい、時には吐いてしまうほど苦手意識がある。
普段は真面目できっちりとしており、怠惰な態度や風紀を乱す行為をする者に対しては厳しい教育を施す事もある。上に立つ者としての風格を備えているが、前述の通り勇者に苦手意識を持っており、時折カリスマ性の欠片もない姿を見せることもある。しかし、部下の失態をきっちり叱った上で何故悪かったのかなど、反省を促した上で罰と成長の機会を与えるといった人材育成の面でも長けている。また、部下を決して見捨てない姿勢見せるのも彼女が慕われている要因の一つであろう。
そんな彼女の真の強みはその戦略眼であり、情報網のインフラ整備を優先的に整えたり、魔界の企業に先行投資して魔王城の予算の計上を図るなど先を見据えた行動を取る。また指揮力もあり、指揮官としても優れており、そこから生じるカリスマ性を持つなど指揮官として見た場合、理想的な能力を持っている。
人を見る目もあり、優秀な人材を引き抜く力にも長けている。個の戦闘能力を正義とする魔人の中では非常に珍しい人物であり、物語中でもその手腕を遺憾なく発揮してくれる。
また、地味だが膨大な量の業務作業をほぼ一人でこなすなど裏方の面では他の追従を許さない処理能力を持つ。
なお、攻撃力は一応魔力依存であるが、成功条件などの環境もあって、あまり意味はない。
というか、会話イベント回収以外の目的で彼女に戦闘行為をさせてはいけない。
- リリィ・ガレン
戦慄の魔人⇒迅雷の魔人 | 【超魔人】 | 第25魔王城幹部 |
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本作の主人公ポジションの魔人の少女。上司であるフローラスを敬愛しており、常に強さを求め続けるストイックな一面を持つ。
任務や業務以外の暇を見つけては鍛錬に励むほどであり、そのあまりにも過剰な訓練は魔人の基準で見ても異常なレベル。あまりに異常過ぎて罰の1つに「リリィの鍛錬に付き合う」があるほどである。また、突撃が大好きの脳筋であり、同じ脳筋のアイズとは年齢の差を感じさせないほどの仲良しである。
性格は真面目で常に向上心を持つ姿勢をとるが、真面目過ぎてボケをまともに返してしまったり、逆に天然ボケを炸裂させて周囲を驚かせたりする。また、戦闘時には冷静に見えつつも内心は敵のド真ん中に突撃して暴れまわりたい衝動に駆られるといった魔人らしい戦闘狂な一面を見せる。
戦闘能力は作中トップクラスであり、常人では視認すらできない程の速さで移動し、鋭い連撃を繰り出すことで、相手にろくな抵抗をさせないまま倒す。あまりにも強すぎたため、戦場に登場してすぐにベイルード帝国軍から要注意リストに入れられていたほどである。
攻撃力は力依存ではあるが、彼女の真の強みはその圧倒的な速さである。
素の状態でも相手を完封できるほどの火力と回避性能を持つが、その長所をさらに伸ばして強敵にぶつける事も可能なため、一考の価値は十分ある。
- アイズ・レイン
破壊の魔人⇒壊鬼の魔人 | 【最上位魔人】 | 第25魔王城魔王補佐 |
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第25魔王城のナンバー2であるが、度を越えた脳筋過ぎて書類業務が苦手という欠点を持つ。立場上の責任とやらかしの頻度から上司であるフローラスからお説教を受けることが多い。
やらかしの一例を出すと、部屋にGが出た際、思わず斧で叩き潰してしまい、持ち前の怪力も合わさって階をまたいでぶち抜いてしまった。その修理費に本部から降りた予算を使うハメになって金欠気味になるという割とシャレにならないやらかしをしてしまうレベルである。
しかし、決してフローラスに対して悪感情を向けることはなく、素直に非を認める姿勢を持つほか、フローラスに絶対的な信頼を寄せている。
前述の通り脳筋な性格をしているが、常に明るい笑みを出し、どこか落ち着いた態度を見せるといった淑女さを見せる。しかし、戦闘時は豹変して戦闘本能向き出しで敵陣に突っ込み、物騒な言動も合わさって恐ろしい程にギャップが激しい。また、仲間想いな一面を持ち、危険な敵がいれば率先して相手をし、他の仲間に被害が及ばないようにするなど自己犠牲的な行動を取ることもしばしばある。
そんなアイズだが戦闘能力はリリィ同様に非常に高く、敵は文字通り防御ごと粉砕し、攻撃はあろうことか気合で耐えてしまう典型的なパワーファイターである。こちらもあまりにも理不尽な強さをベイルード帝国軍に見せつけたおかげでリリィ同様に要注意リストに仲良く入った。
攻撃力は見たまんま力依存である。作中の描写でもあるように一撃が非常に重く、保有スキルも相まって強敵相手にもガンガンダメージを出していける。力こそ正義である。
- 礼留天以
亡霊ノ魔人⇒悪霊ノ魔人 | 【上位魔人】 | 第25魔王城幹部 |
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現第25魔王城幹部であり元第6魔王城の幹部でもある。
名前はれるていと読む。所謂エリートで、第25魔王城に来た理由は第6魔王城の責任者にうっかり転んで熱々のお茶を浴びせた罰として左遷された為である。当初は戦闘能力の低いフローラスに敵意に近い感情を向け、あろうことか暴言に近い発言をしてフローラスを挑発した。だが、フローラスの戦闘行為以外の働きっぷりや、先を見据えた考えに感化される形で最後は自身の意思で入隊を希望した。
普段の態度は面倒くさがりで、すぐにサボろうとする姿勢をみせるが、仕事はキッチリこなすという相反する行動を見せる。また、陰気な外見に反して亡霊ジョークを用いたりしてムードメーカー的な役割を果たすなど掴みどころのない性格をしている。
戦闘能力はエリートという事もあって高く、亡霊魔人の名の通り、気配を消して攻撃することに長けている。搦め手で攻めるタイプで、相手の認識から外れて奇襲し、手痛い一撃を与える。
攻撃力は力依存であるが、そこまで高くないため、適当な運用をしているとろくな火力が出せずに残念なことになる。そんな彼女の真の強みは武器の方にあり、ほとんどが特定の敵に対しての特効を持っている。彼女を活かそうとするとするなら彼女に理解を示すことが攻略につながることであろう。
何気に速さの値がリリィに次ぐ高数値である。
- ワーナー・ヴァレンティーナ・ロウバスト
金色の魔人⇒鋼鉄の魔人 | 【最上位魔人】 | 第25魔王城幹部 |
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呼び名はロウバスト、もしくはなっちゃん。魔界中央銀行の御令嬢であり、魔界の名家ロウバスト家の一族である。とある事情により実家を飛び出し、翼竜の制御が効かないまま辿り着いた先が第25魔王城であった。そこから紆余曲折を経て、第25魔王城の協力の元、実家との問題を解決し、そのままの流れで第25魔王城の幹部に就任した。
お嬢様という事もあって世間知らずで高慢な態度を見せることもあるが、基本的には上品さを感じさせる誠実な対応を見せる。また、圧倒的な財力というステータスを利用した特有のジョークを言い放って、魔王城の面々とは上手い具合にボケとツッコミの茶番劇を繰り広げることもしばしばある。
戦闘能力はお嬢様だから低い……と思いきや戦闘経験が少ないだけで実力は高い。魔力の扱いに長けており、魔力を利用した兵器での遠距離攻撃を得意とする。
なお、この兵器は非常に高価であり、装備のX-BOXは20億もし、付属のファンネルは単品5億×3つというとんでもない金額である。まさに札束で敵を殴りつけている状態である。
攻撃力は作中でも触れられている通り魔力依存である。防御力が高い敵に対して高い効力を発揮するため、前衛ユニットの火力支援役として活躍してもらおう。
また、固有スキルの「黄金の盾」で防御面もしっかりしている他、幸運値が高いためクリティカルを貰いにくいなど数値以上の堅牢さを持つ。
- シャーロット・フリーズ
隕氷の魔人⇒氷塊の魔人 | 【上位魔人】 | 第9魔王城からの派遣 |
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とある防衛任務で第25魔王城の助っ人として派遣された魔人。魔界の名門校を卒業した優秀な人材であり、高い戦闘能力と情報収集能力を持ち合わせている。第25魔王城の戦略的価値から戦力の増強として任務遂行後も第25魔王城に滞在することになる。
性格はマイペースであり、戦闘中であってもスアートフォンSNSアプリ「ツブヤイター」を弄りつつ、興味の惹かれる対象や面白い場面があれば即座に撮り、SNS上にアップするなど現代っ子な行動をとる。また、普段の話し方は至って普通だが、SNS関連の話題や主に礼留天以と話す時はなぜかネットスラングを多用する。
戦闘能力は前述の通り最弱属性の氷属性を扱うにもかかわらず高く、主に魔力の放出による氷を生成しての攻撃を得意とする。その方法は敵を丸ごと凍りつかせる、地面から棘状に生成して貫く、巨大な氷塊を落とすなど多彩である。
攻撃力はモーションを見ても分かる通り魔力依存である。また、専用装備の「氷塊」の効果により、相手の機動力を削ぐことが可能。強敵にぶつけるには耐久面で不安が残るが、氷属性のイメージ通り相手を動けなくしてしまおう。
- シャンディ
緑竜の魔人⇒凶竜の魔人 | 【中位魔人】 | 第28魔王城責任者と第25魔王城幹部 兼任 |
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防衛戦でギリギリで勝利したものの、被害が大きい第22魔王城に第25魔王城の面々が援軍として到着した際に登場。まともに使える魔人がほとんどおらず、ほぼ1人で奮戦していたという登場時から滲み出る苦労人オーラが特徴的な魔人。
戦局が魔王軍へと傾いて余裕ができた結果、人材不足を補う形で第28魔王城責任者でありながら第25魔王城の幹部として二足の草鞋を履く事になる。第25魔王城に滞在する理由としては、魔王軍本部からの命令によるものである。
また、第22魔王城および、第31魔王城にろくに書類業務ができる人材がいない為、その二つの書類業務を請け負うことになり、書類業務量が膨大になってしまった。本来の第28魔王城の業務はフローラスに手伝ってもらっている。
前述の通り、貧乏くじを引くことが多い一方で修羅場を潜り抜けてきた経験値が高く、書類業務もこなせる上にそこそこ戦える戦闘能力を持つ。ボケ担当の多い第25魔王城では貴重なツッコミ担当として活躍し、非常時にはフローラスの代わりに指揮を執ることもある。
また、常に自分ができる最良の選択を探し出し、時には下手に戦闘に参加するより別の手を考えるなどの柔軟な思考も併せ持つ。
戦闘能力は本人の言う通りそこそこ戦える程度だが、鋭い爪による連撃と素早い移動により精鋭揃いの第25魔王城の面々にもなんとか追いつけている。
攻撃力は力依存であり、固有スキル「瞬殺連撃」もあって思いのほか高い火力を出すことができる。しかし、本人も言っている通り耐久面で不安が残る為、同系統の手数で攻めるリリィのように敵陣に突っ込ませると、あっという間に沈みかねないので運用には注意しよう。彼女はあくまでも一般枠である。
- ミーティア・リーム
構造の魔人 | 【System Error】 | 役職名不明 |
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第25魔王城建築時からいる古株の魔人。幼い見た目と言動とフワフワとした性格以外は謎の多い魔人。彼女の仕事は魔王城内の見回り、ただそれだけである。この役目は昔から続いてるらしく、ほとんど習慣のようなものらしい。
一応、会議にも出席しているが思考能力も幼いのかまともな意見が出ない。
性格は温厚で優しく、フローラスやリリィを気遣う場面が見られる。
見回りという仕事に従事している為か、ミーティアの身を案じたリリィからは「ミーティアさんが危険な目に会われても必ずお守りします。ですので、いつでも私を頼ってください。」と心配と助力する旨の言葉をかけられる。その言葉に嬉しく思ったのか、リリィと別れた後の見回りを上機嫌にこなしている様子が描かれるなど微笑ましい一面を見せる。
戦闘能力は≪データ削除済み≫。
第25魔王城(主要魔獣)
- まるちゃん
謎の生物⇒??? |
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三つの禁書シリーズの代表的キャラクターでもある謎の生物。
物語開始時からいる魔獣。
基本的には第25魔王城のマスコット的キャラであり、ペットのような存在である。
一応戦場に登場するが、戦力としては期待できない。
謎の意思疎通能力を持ち、野生の魔獣を勧誘しては、そのまま仲間に加えてしまうという交渉能力を持つ。
戦闘能力はフローラス並みに低い。
攻撃方法はゴム製弾丸を使用するミニガンでの遠距離攻撃を行う。
また、物語の途中で自爆スイッチという物騒な名の近接武器を手に入れるが、これは使用してもまるちゃんは安全ヘルメットを被っている為、まるちゃんに被害は及ばず純粋に相手にだけダメージが入る仕様である。
なお、同じ兵器使用者の前述のロウバスト、後述の宝蛇 M-2と違い、攻撃力は力依存である。
ステータスアップ系アイテムの使用時には気を付けよう。
とある条件を満たすと……?
- 宝蛇 M-2
長距離戦闘魔獣⇒G-Ⅲ |
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前述のまるちゃん同様に物語開始時からいる魔獣
長距離戦闘魔獣として配備されており、その名の通り遠距離からミサイルを発射して攻撃を行う。
本体は雑魚そのものであるらしく、ユニット説明欄に書かれているほどである。
まるちゃん同様にどちらかと言えばマスコット的キャラであり、まるちゃんとは仲良しである。
他にもまるちゃんと一緒に第25魔王城の面々に食べ物をねだるなど完全にペットと化している。
戦闘能力は前述の通り長距離からのミサイルによる遠距離攻撃を得意とするが、本体は雑魚なので全体的にステータスが低い。特に耐久面と機動力は絶望的である。
攻撃力は魔力依存であり、育成の際にはミサイルという物理的なイメージに騙されて力を上げないように注意しよう。
- 魔王竜
魔王竜⇒真・魔王竜 |
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物語序盤から登場する魔獣。
第25魔王城が保有する魔獣の一種、魔竜の中で一際凶暴な個体である。
その正体はとある人物達の手により討伐された魔界最強の竜「魔王竜」の転生体である。
「混沌と渦巻く地に登場する」とされ、その地とは激戦が繰り広げられる戦場の事である。
この条件さえ満たせば魔界や人間界はおろか、天界にすら姿を現し、戦闘本能の赴くままに暴れまわる。
第25魔王城に現れたのは激戦が繰り広げられることを察知した為だ。
この事実を第25魔王城の面々を含めた魔王軍は知らず、単に強力な魔竜の個体としか認識していない。
転生した為か、以前のような強力な力を行使することはできずにいる。
戦闘能力は炎のブレスを主体とした攻撃を得意とし、このブレスで近接から遠距離まで幅広く戦える。
また、再生能力を持つなど実力は上位魔人に匹敵する。一度死して弱体化してなお、強者の風格を保ち、戦闘を求める姿は魔界最強の称号を持つにふさわしい。
攻撃力は力と魔力がほぼ同数値で上がるため分かりずらいが、魔力依存である。一応後衛ユニットの位置づけの為か、体力は多めだが防御面が低い。近接攻撃はかなり強いが、欲張るとすぐにピンチになる。時には大人しく引き、遠距離からの火力支援に従事させよう。
- 邪神
スーパーボール⇒真・スーパーボール |
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物語中盤に差し掛かる頃に登場。
第25魔王城が保有する魔獣の一種である。元は野生の魔獣。
邪神という名で呼ばれているがれっきとした魔獣であり、その呼び名はその力を恐れた人間達が付けたものである。なお、魔人達からは丸い見た目からスーパーボールと呼ばれている。
第25魔王城に加入したこの個体は邪神の中でも一際大きく、強力な個体である。
魔王竜同様、上位魔人並みの実力を持ち、自我が強いため仮に魔王竜と喧嘩したとあれば魔王城が崩壊するとして、仲間に入った時はフローラスがリスクの観点から警戒していた。
なお、この邪神を勧誘したのはなんとまるちゃんであり、これを止めなかったアイズは監督不届きでフローラスにみっちりお説教を食らうことになった。
戦闘能力は前述の通り高く、球体に亀裂が入ったような邪眼からの攻撃を行う。耐久が非常に高く、あまりのタフネスさに第25魔王城の面々が驚くほどであった。
攻撃力は魔力依存である。しかし、邪神の強みはそのタフネスさであり、体力、防御、魔防力が非常に優秀である。更に固有スキル「邪神バリア」によってダメージを軽減させてしまうため、壁役として期待以上の働きを見せてくれるだろう。
余談だが、邪神の回避モーションに某有名ゲームのネタが仕組まれており、邪神のステータスの関係上、そのモーションが見られることはほとんど無い。もし見れたら何か御利益があるかもしれない。
- 魔王鮭
魔王鮭⇒真・魔王鮭 |
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物語終盤に差し掛かる頃に登場。
第25魔王城が保有する魔獣の一種であり、魔界では高級魚として出回っている。
時期になると空を飛び、縦になって浮遊する謎の鮭。
しかもこの鮭、喋るのである。その特徴としてか、まさかのボイス付きであり、バリエーションにも富んでいるという謎の優遇っぷり。当然、食べれる。
なお、攻撃時に「我が力の前にひれ伏すがいい」と偉そうに毎回喋るが、実際に攻撃しているのは子分らしき別の鮭である。武器解説にも自分は何もしないという……と解説される等と最早どこからツッコめばいいのか分からないネタの塊である。
例の如く、まるちゃんの説得により仲間に入った。
ちなみに最初は4匹いたのだが実際に仲間に入ったのはこの1匹のみである。残り3匹はどこにいったのだろうか?
戦闘能力はそこまで高くなく、画面から見切れるほどの巨体故か体力が異常に多い。壁役としては一流であり、高く売れる模様。
攻撃力は力依存であるが、ぶっちゃけ体力がスバ抜けて高い以外はステータスは低めである。
壁役として敵に調理してもらおう。
不具合
ダウンロードページと付属のメモ帳「※初めに読んでね」にて説明されている通り、PC環境によってはエンディングが流れない可能性がある。