概要
CV:水瀬いのり
セブン・シャドウズの1人でメンバー最年少。使用クラスはエルフ。
悪の美学を持つことからか荒っぽい口調で喋るも悪の美学ゆえの生真面目さも備えている。
正確な年齢は不明だが風祭レンから「ヒナちゃん」と呼ばれていることから、中学生と思われる。
誕生日:4月27日
好きなもの:悪いこと
好物:ハンバーグ
一人称:ヒナ
初登場
第46話『ヒーローなんてガキの遊びだ!』で初登場。
特撮番組『バトルフェンサー』(初代)の限定フィギュアを求めて玩具屋を探していたところに風祭レンと出会い、案内させる。同じ番組の視聴者同士で意気投合できるかと思いきや、正統派ヒーロー好きのレンに対して彼女は悪役のバタフライクイーン推し。どっちの推しの方がカッコいいかの口論からそのままカードバトルになだれ込んだ。試合は続く47話『それでも私を貫きます!』までまたがって展開され、激闘の末にレンに敗北。潔く負けを認めてレンに大量のランキングポイントを贈った。これにより順位を急上昇させたレンは一躍、注目選手へと躍り出る事に。
なお、試合後の独白によるとセブン・シャドウズとしての本気ではなかった模様。
使用デッキ
昆虫系フォロワーを主軸にしたエルフクラス。レンのヒーローロイヤルに対してヴィランエルフを名乗った。
採用カードは、「肥沃なる森」「閃光虫」「インセクトキング」「インセクトラーヴァ」「リノセウス」「切り裂きトンボ」「アタックバイト」「ミニゴブリンメイジ」「蓄積する力」「ビートルウォーリアー」「バタフライクイーン」等。
余談
声を演じる水瀬いのり氏は『シャドウバース・チャンピオンズバトル』にてゲーム版の主人公(女の子)を演じていた。原作版『Shadowverse』でもエンネアを担当している(こちらはどちらかと言うとネクロマンサークラス)。
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※以下はシャドウバースFLAME第59話以降のネタバレが含まれています。
「かっこよくてお金持ち」な父(宮城一貫)と「美人でお料理上手」な母(桑原由気)との3人家族。
幼少の頃からピアノやバレエ、茶道を習い、どれもこなしていたが実際は両親からの重圧に苦しんでいた。
茶道教室の帰り道、バトルフェンサーごっこに夢中な子供たちに興味を持ったことから、夜中にスマホでバトルフェンサーを視聴。正しくなくとも己を貫くバタフライクイーンに憧れるようになる。
両親に習い事はもう嫌だと告げるも母に引っ叩かれ、父は身勝手な説得をした為、完全に怒り、不満を爆発させるとスマホを手に家出してしまう。その直後、バトルフェンサーが大好きな男児とその両親を見かけ、自分とは逆に幸せそうな家族への嫉妬もあって「群れたりせずに悪の美学を貫く」決意をする。
以降はシャドバで生活費を稼いでいき、気づけばセブン・シャドウズの1人にまで昇りつめたのだった。
シャドウエリアにおいて、ヒナはレンとの2戦目にして、本気のバトルを展開。
辛い過去を思い出しながらレンを攻めていき、奇跡を起こせなかったレンに勝利するが負けても笑顔でいられるレンに腹が立ったヒナは掴みかかるがアンドレアに止められ「二度とヒナの前に現れるな」と言って、ヒナはその場を去った…
その後、ヒイロとライトの対戦後のアークルーラーによるデジフレ暴走後、スカイタワーに向かう2人の前にアンドレアと立ちはだかる。2人はセブンシャドウズの裏切り者で、ヒナは自分に期待させる親、さらに周りの人間の幸せそうな顔が憎いと思い、全て滅ぼす(リセット)ことを企んでいた。
その中でヒナの両親は自分が出て行った後自分達に誠実な息子の写真をネットニュースで堂々と上げておりしまいには笑顔を見せている。
(自分から姿を現したのだが…)二度と自分の前に姿を見せるなと言ったレン達を本気で潰しにかかるが、真の力を解放したウィンディとアミロスによって敗れた…
「んな事やめろ!意味ねぇんだよ!」
「ごめんね…」
敗北後、地面に亀裂が入り、ヒナとアンドレアは落下してしまう。
アンドレアは自ら飛び降りようとし、レン達は助けの手を伸ばすもその手を取らず、深い暗闇の底へと落ちていった…
ヒナは
「おせぇんだよ…いつも…ヒーローはいつだって手遅れだ…」
「まだ間に合うよ!今も!」
「いーや?だったらなぜあの時に助けに来なかった?あの時にも、あの時にも、あの時にも…」
「ダメだよ!ダメ!ヒナちゃん!一緒に行こう!」
「悪の美学は散り様だ…」
「もう二度と遅れんなよ…ヒーロー…」
そう言って、ヒナもアンドレアの後を追うように落ちるのだった…。
「ねぇ?」
「あぁ?」
「これから、どうする?帰る場所なんてないわ。」
「さぁな…どこへだって行けるぜ…」
「いいのかな…自由になっても…」
「知るか…生きてるんだから仕方ねぇだろ…」
「完全に死んだと思ったけどな…最後の最後だけツキが回ってきやがった…」
「もう…あんなことしないでね…私もしないから…」
「けっ!本当だな?」
「うん…ヒナちゃんは私が守る…」
「こっちのセリフだ!つーかさぁ、いいこと思いついたんだけどよ?聞くか?」
「悪いこと、の間違いでしょ?」
「カッカッカッ!まぁな!めちゃくちゃしてやろうぜ、アンドレア!」
「それで…もっと酷い目にあうかもね、私たち。」
「かまわねぇだろ!」
「それでも悪は!」「絶やせない…」