M29
もでるにじゅうきゅう
S&W社製の「最強の拳銃」。ツいてると弾切れ
1956年にスミス&ウェッソン(S&W)社から発売された拳銃で.44マグナム弾を使用する。
当時「最強の拳銃」と謳われ、実際当時において.44マグナム弾は最強の拳銃弾であった。
(.44マグナム弾はそれ以前に「最強」の座にあった.357マグナムをその座から引きずりおろす形でS&W M29と共に登場している、このため登場当初は文字通り最強の銃である)
そんなM29だが、登場当初は威力が高すぎると大不評であった。(本来は対人用ではなく狩猟用。)
が、当時の一部の警察官はその大口径と武骨なデザインに魅了され、自腹で購入し携帯していた者もいたようだ。
現在では同S&W社のM500に「最強の拳銃」の座を譲っている。
「最強の拳銃」のキャッチフレーズを世に広め、人気者に押し上げたのは、誰あろうハリー・キャラハンである。
(実はハリーは炸薬の量を減らした減装弾を使用していた事を映画『ダーティハリー2』で明かしている。)