ヴァンパイアキラー
ゔぁんぱいあきらー
武器ヴァンパイアキラーについて
錬金術師のリナルド・ガンドルフィーが作成した退魔の鞭。
吸血鬼となった自らの娘を滅ぼすために錬金術の粋を集めて作られた。
非常に影響を受けやすい素材なため、特殊なアクセサリーやエレメントの力で
鞭の長さや材質が変化したり、炎・氷・雷などの属性を付加する事もできる。
許嫁であるサラを助けるため、城を訪れたベルモンド家の始祖、
レオン・ベルモンドに託れ、以降彼の一族に受け継がれていく事になる。
レオンに託された当初は真の力に覚醒していない不完全な代物であり、
下位の闇の眷属達にはある程度の効果はあるが、高位の吸血鬼に対しては効き目がない。
そのため、サラを攫った真祖であるヴァルターにはまったく歯が立たなかった。
さらにサラの吸血鬼化が進行しており、直ぐにもヴァルターを倒さなければならない事態に。
不完全な鞭ではヴァルターを滅ぼせない。何か方法はないか?と問うレオンにリナルドは、
鞭を完成させれば倒せるかもしれないが、鞭を完成させるためには血の契約として、
所有者と最も信頼し合える吸血鬼の魂を代償にする必要がある事を告げる。
つまりこの時間のない切羽詰った状況下において鞭を完成させるには
サラを救うにはヴァルターを殺すしかない⇔ヴァルターを殺すにはサラを殺すしかない。
と言う本末転倒な無限ループになってしまう。
愛する者を自らの手で殺すことはできないと最初は拒むレオンだったが、
サラの自分と同じ運命の人間を増やさないでほしいという願いを聞き入れ、
サラの自己犠牲により鞭はヴァンパイアキラーとして覚醒する。
完全体となったヴァンパイアキラーは、夜の一族を呪う存在であり、
鞭に宿る魂の憎悪が滅びの力となって夜の一族につながる全ての魔を破壊する、
正に妖鞭と呼べる代物である。そして鞭との絆を持たないものには効果を発揮せず、
むしろ血族以外が使うと寿命が縮むなど、単なる聖属性の武器に留まらない設定を持つ。
1797年の悪魔城復活の後、一時的に分家であるモリス家に託され、
ベルモンド家に戻った後に1999年に悪魔城と共に封印される。
またベルモンド家以外の人間がヴァンパイアキラーを使用するためには、
ヴァンパイアキラーが記憶しているベルモンドの幻影に打ち勝つ試練を受け、
鞭に仮の所有者であることを認めさせる必要がある。
他の武器とヴァンパイアキラーを使い分けられるのはジョナサン・モリスだけだが、
ゲーム後半で重大なリスクと引き換えに力が開放されたヴァンパイアキラーは
聖属性(ラスボスを含めたほとんどの敵が弱点)を持つ最強クラスの武器であり、
完全にヴァンパイアキラーを扱えるベルモンド家がいかに退魔の血族として強力か伺わせる。