「ならば 夜ごと打ち砕く!」
解説
CV:神奈延年
設定が旧作から一新された『ロードオブシャドウ』シリーズを除けば、最も過去の時系列に位置する主人公である。
いわば、後にヴァンパイアハンターとして名を馳せる事となるベルモンド一族の始祖とも言える。
人物
教会の命を受けて神と平和を守るために戦う、常勝無敗の騎士団に所属する騎士。階級は男爵。年齢は22歳(騎士団入団時は16歳)。一人称は「私」。
騎士団の中でも最強の実力を誇る人物である。1088年に入団して以来、数多くの戦場で武勲を勝ち取ってきており、教会や騎士団でも一目置かれている存在である。
高い教養と戦術眼を持つ騎士マティアス・クロンクビストとは互いに認め合う仲であり、多くの戦場を共に潜り抜けてきた。
作中の動向
凱旋中にマティアスの妻エリザベータ・クロンクビストが病死してしまい、悲嘆にくれたマティアスも寝込んでしまう。そんな中、レオンが治めていた領地に魔物の群れが出現するようになる。討伐に赴こうとしたレオンだったが、教会はなかなか許可を下ろさなかった。そこへ突如マティアスが現れ、この一件が吸血鬼ヴァルター・ベルンハルトの仕業であり、レオンの思い人であるサラ・トラントゥールがヴァルターによって誘拐された事を知らせる。レオンは助けに行くことを決意し、騎士の地位も名誉も全て捨ててヴォルターの悪魔城へと戦いに赴く。その途中で錬金術士のリナルド・ガンドルフィーから錬金術で作られたお手製の鞭を渡された。
城内に潜む魔物を次々と蹴散らしていき、ついにサラを見つけるが、サラは既にヴァルターによって血を吸われ、やがて吸血鬼へと変貌する運命しか残されていなかった。レオンはサラの自分と同じ運命の人間を増やさないでほしいという願いを聞き入れ、リナルドから受け取った鞭でサラの命を奪い、彼女の魂を鞭に宿す。吸血鬼殺しの鞭、呪われし聖鞭ヴァンパイアキラーの誕生である。
己の手で最愛の者を手にかけた悲しみを乗り越えヴァルターとの決戦にも勝利するが、突如死神が乱入しヴァルターに止めを刺し、その魂を主君に捧げる。全てはマティアスが神に復讐するための力を得るための計画だったのである。人間を辞めたマティアスから同じような境遇として仲間に誘われるが、レオンはサラとの約束を果たすべく拒否。マティアスは神への恨みを抱いたまま逃走、追跡をしようとするレオンだが、マティアスから差し向けられた死神によって足止めを食らう。激闘の末に死神を撃退し、誇り高く宣言する。
「呪われし存在となったお前を決して許さない」
「この鞭と我が血族が必ず追い詰めてみせる」
「今より我がベルモンド一族は夜を狩る一族となる」
それは後にヴァンパイアハンターとして名を馳せる事となるベルモンド家の誕生の瞬間である。
マティアスは後にドラキュラと名乗り、ベルモンド家はヴァンパイアハンターとして世代を超えてドラキュラと死闘を繰り広げていくことになる。
他の出演作
歴代のベルモンドを召喚する協力技「グレイテスト5」で登場する(ドットで新たに描き起されている)。
- アニメ「悪魔城ドラキュラ -キャッスルヴァニア-」
シーズン2でレオンの肖像画が登場。アニメの主人公トレバー・ベルモンドの先祖であるヴァンパイアハンター。トレバーの名はレオンの従者に由来する。
フランク王国からワラキアの地へ移住して館を築いた。数多くの吸血鬼に対抗する手段や知識を蒐集し、地下に遺物として残した。トレバーがドラキュラの首を切るときに使用した剣はレオンの物。
ドラキュラとは原作と同じ関係だったかは不明。
ラルフ・C・ベルモンドのスキンでレオンの恰好をしたものがある。
コラボDLCで登場。レオンはニンゲンを捕まえるオバケ陣営で、対となるニンゲン陣営のキャラはアルカードである。
世界観に合わせてコミカルなデザインになっている。
コラボDLC「悪魔城ドラキュラの頌歌」で登場。悪魔城ステージのスタート地点の近くにある棺の中に閉じ込められており、本DLCにおいて一番最初に解放されるキャラとなっている。
初期装備の「錬金の鞭」はボスを倒す毎に攻撃力が増加する能力を持ち、進化するとお馴染み「ヴァンパイアキラー」となって鞭の先端から火炎弾を発射するようになり、ボスに対しては太陽光が降り注ぎ追加ダメージを与えるというまさしく夜の一族を狩る事に特化した武器となっている。
また、レオン自身も「一定のレベルになると武器枠スロットを占有しないスヴァローグの像を獲得」「ヴァンパイアキラーを装備すると複数のステータスが上昇」といった能力を持つ。
テーマ曲はLament of Innocence(真実の嘆き ~レオンのテーマ~)。