声:櫻井孝宏:Liam O'Brien(英語)
概要
コナミのアクションゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズの一つ『ギャラリーオブラビリンス』の主人公の一人。
『バンパイアキラー』の主人公ジョニー・モリスの息子で、原作となるブラム・ストーカーの恐怖小説『ドラキュラ』に登場する「キンシー・モリス」の孫に当たる。
熱血漢で約束は必ず守る18歳。口癖は「ノープロブレム(問題なし)」で、 状況に対して否定的な時には「イッツプロブレム(それは問題)」という場合もある。
幼馴染みのシャーロット・オーリンとペアを組んで戦い、ドラキュラの討伐に挑む。
シャーロットのことを子供扱いするが、年二つ程しか離れていない。(シャーロットは16歳)
聖鞭ヴァンパイアキラーの力を引き出せないことにコンプレックスを抱いており、解放する方法を教えてくれなかった父ジョニーを他界した今でも嫌っている。
聖鞭に頼らない戦い方を教えられてきたせいか、鞭以外にも剣や槍等の武具・素手での格闘をも使いこなす。
シャーロットと力を合わせることによりデュアルクラッシュという強力な攻撃を繰り出すことが出来る。
また、シャーロットと同じく↑キー押しっぱなしで謎のポーズを決める。
ベルモンド家とモリス家
モリス家はベルモンド家の分家に当たり、1999年のドラキュラ完全復活に備えて力を蓄える必要があるベルモンド家から聖鞭ヴァンパイアキラーを譲り受け、100年に一度復活するドラキュラ討伐の使命を代わりに請け負った。
しかし分家であるモリス家が聖鞭の力の解放すると、代償として自らの寿命を犠牲にする。
それが父ジョニーが早世した原因であり、息子に同じ道を歩ませないために恨まれる事を承知の上で聖鞭の使い方を伏せ、代わりに聖鞭に頼らない戦い方を教え込んだのだった。
真相を知ったジョナサンは父に対しての認識を改め、聖鞭の使用によるリスクを知りつつも真の力を開放するため、聖鞭に自身が現在の所有者であると認めさせるための試練に挑む。
リヒター・ベルモンドの姿をした「ムチのきおく」に勝利すれば聖鞭ヴァンパイアキラーが大幅に強化される。
寿命の対価についても言及されるが、ゲームシステム上でのリスクはない。
「ムチのきおく」がリヒターの姿なのは、モリス家にヴァンパイアキラーが渡る前に最後に所有していたベルモンド家の者がリヒターだったため。
逆説的には祖父であるキンシー・モリスの時代まで、ベルモンド家もモリス家もドラキュラ討伐に関わっていない空白の100年が存在していることになる。
その空白の100年に誰が活躍していたかは次回作で判明する。
Harmony of Despair
ギャラリーオブラビリンス中でも中々ノリノリな性格をしていたが、Harmony of Despairではさらにその性格に磨きがかかっており、他のキャラが堪えていた絵画トラップを軽々と乗りこなしていた。
ただし、ギャラリーオブラビリンスでもアシュタルテに魅了されて戦闘終了した時やレギオン戦時は珍しく弱気である。
壁抜けしたり空中を高速でスライドしたりジョナサン同士で集まって鉄球を振り回したりと、ユリウス・ベルモンド並に変態プレイヤーに愛されて使用されている。
簡易チャットではセリフ一つ一つのテンションが高く(特に「了解」で発する「オッケーイ!」)フレンドリーで、目次イラストのようにチャットボイス+アクションボイスで文章を作って遊ぶプレイヤーも見られる(「了解」+「ありがとう」+「よろしく」で「オッ」「サン」「よろしくな」など。PS3版では不可能になっている)。
ギャラリーオブラビリンスとは違い、武器はヴァンパイアキラー固定。しかも、鞭のリーチはユリウスやリヒター等に劣っている。
しかし、ブーメランや鉄球・紙飛行機など他の鞭キャラにはない豊富なサブウェポンで独特の立ち回りをすることができる。
その分サブウェポンのレベル上げに時間がかかってしまうが、ボスからのドロップなどで運に左右されやすい蒼真やシャーロットとは違い、サブウェポンを敵にしっかりと当てていけば着実に強化されていくため堅実に育てていくことができる。
余談
台詞が二ヶ国語分収録されており、タイトル画面内の裏コマンドで声の言語が英語に(海外版では日本語に)変わる。変更した言語はタイトル画面に戻ると元の言語に戻る。
口癖である"No problem"という英熟語には「お安いご用さ」、「承知した」、「OK」、「(感謝に対する)どういたしまして」、「(謝罪に対する)お気になさらずに」と状況に応じて様々な意訳が可能。
原作「吸血鬼ドラキュラ」では、ドラキュラとの戦いで戦死したキンシー・モリスを悼んだジョナサン・ハーカーとミナ・ハーカーの夫妻がその後生まれた息子に「キンシー」と名づけており、(悪魔城世界にハーカー家が存在するなら)ジョナサンの名はジョナサン・ハーカーの名前をもらってつけられたと思われる。(同時に、悪魔城世界ではモリス家とハーカー家はその後も交流を続けていた可能性がある)
関連タグ
Vampire Survivors:悪魔城コラボDLC「Vampire Survivors: Ode to Castlevania」で操作キャラとして登場。ジョナサン単体だけでなく“ジョナサン&シャーロット”、“シャーロット&ジョナサン”など複数パターンある。