へべれけ2

へべれけつー

サンソフトのローグライクアクションゲーム。

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目次 [非表示]

1 概要

2 キャラクター

3 世界観

4 じどーはんばいき

4.1 へべんち

4.2 ボス部屋

5 関連動画

6 関連タグ

7 関連リンク

概要

2023年10月24日に発表されたサン電子/サンソフトの探索型横スクロールアクション。プラットフォームはニンテンドースイッチとなっており、後にSteamおよびプレイステーション5とXboxでも販売予定となっている。

初代へべれけの正統続編にして、初代の発売から実に32年ぶりのリメイク版となる。発売予定日は2024年2月29日。

なお、発売日の前である2月24日にサンソフトからの案件でホロライブ所属VTuber戌神ころねの先行生配信を行った。そしてサンソフト公式から「先行プレイ一週間連続ライブ」を2月26日から3月1日までに実施。

切り絵をベースとした世界観とフェルト風のグラフィックとなったキャラクターが特徴的。本作でもコミカルでシュールなノリも健在であり、社会風刺ネタも取り入れられている。

初代同様、新しい力と仲間を手に入れる事で行ける場所が増えていくが、今回は同じエリアでも（特定の場所を除いて）内容がランダムに変化する要素も取り入れられている。冒険中はミッションが発生し、そこで出されたお題をクリアする事でコインなどの報酬がもらえる。ハートがゼロになっても三回までリトライできるが、四回目でミスするとエリアの攻略を諦めてへべんちに帰り、その際にヤケ食いでコインが半分になる。今作でもすぺしゃるあたーくは実装されているが、発動時にハートを一個減らすので使いどころを見極める必要がある。

本作の制作が30年以上の空白があったのは、大人の事情に加えて初代が面白かった事が挙げられている。また、本作では大人の事情で声優を起用していない。恐らくは「今まで起用していた声優のイメージが既に定着していたため、他の声を付けにくい」のが有力。

キャラクター

へべ

青い帽子を被った雪だるまみたいな不思議な生物。

一人称は「わち」で、語尾に「にょ」や「ぴょ」をつける他、独特なしゃべり方をする。

氷上に歩行すると滑り、水中での泳ぎは苦手（水が浅い所でも歩行が遅くなり、水たまりでは溺れてしまう）。

すぺしゃるあたーくは首をものすごい勢いで振り回す「くびちょんぱあたーく」。へべ自身もこれを使用すると疲れるのでハートも一個減る。

ボス撃破時のダンスは2週間の制作期間を費やした。

おーちゃん

オレンジ色の猫の着ぐるみを着ている女の子。ダメージを受けてる時に青い髪が確認できるが、これは『はしれへべれけ』でのおーちゃんエンドで見られる。

お嬢様口調で話すが高飛車であり、高笑いもする。今作では頭に血がのぼる一面も見られた。

少々機械の知識はあるらしいが、故障したじどーはんばいきの修理に手こずって力づくで直した。

泳ぎは多少得意であり、氷上での歩行もスムーズに行える。

すぺしゃるあたーくは冷たいブレスで敵を氷のブロックにし、更に足場に出来る「あいすこちこちあたーく」。おーちゃん自身もこれを使用すると喉に負担がかかる（＝大好きな歌に差し支えが出てくる）のでハートも一個減る。

彼女を仲間にするには、「おしゃれマイク」を購入する必要がある。

すけざえもん

羽の付いた赤色の帽子とサングラスをしているお化けのような生物。

真面目な性格をしており、武士のようなしゃべり方をしている。

身軽な身体で、ふわふわと滞空させる事が出来るが、氷上と水中が苦手。

彼を仲間にするには、「手づみぎょくろ」を購入する必要がある。

ぢぇにふぁー

緑色のちょうちんあんこうの様な生き物。

口は悪くひねくれているが、根はやさしい。

今作では胃痛に悩まされている他、居眠りする場面が見られる。

水中に潜る事が出来る他、水面に隠されたアイテムもハッキリと見えるようになる。

彼を仲間にするには、「伝説の胃ぐすり」を購入する必要がある。

ぼーぼーどり

頭部からプロペラを出して飛ぶ紫色の鳥。

彼に頼む事でへべんち（へべの家）に帰る事が出来る他、ミッションのボーナスも貰える事も。

あきんど

麦わら帽子とリュックサックが特徴の黒い生き物。

じどーはんばいきの中に商品を仕入れている。

ぽぷーん

へべが取り出す謎の物体。

今回はこの世界に撒き散らされた「ぶみょん」を拭い取る性質を持つ他、通常の敵をぶつけて少しだけ動きを止める事が出来る。

尚、ゲーム画面の右下にあるカプセルが完全復活するまでは使用できない他、落ちていると敵に取られる事もある。

うつーじん

触角の付いた灰色の着ぐるみを着ている宇宙人。

地球征服が目的で、自らが開発したぶみょんをばら撒いて各地に混乱をもたらしている。

一方で目的遂行に張り切るがあまり、地球に墜落するというおっちょこちょいな一面も。

尚、初代の続編と謳った『へべれけ2』においては触角が一本しかない他（へべれけ以降の作品では二本になっている）、へべとは初体面とも取れるようなやり取りがある。

さんぼ

ボス部屋で登場する謎の生き物。

こちらもぶみょんにこびりついたが、へべからうつーじんの仲間かと疑われてしまう。

実際にまっくらどーくつでうつーじんからけしかけられた事を示唆している場面がある。

ぶみょん

うつーじんによって開発された謎の物質。

外見は毒々しい紫色をしたぽぷーんであり、触れるとこびりついてばっちいになってしまう。一方でぽぷーんをぶつけられると消滅する。

各エリアにおいて立ち塞がる他、ぶみょんがこびりついたキャラクターはボスとしてへべ達に立ち塞がる。尚、ぽぷーんをぶつけてもノックアウトしない限りはこびりついたぶみょんが復活する。

世界観

現実世界とは似て非なる地球を舞台としている。「概要」での記述通り、エリアに訪れる度に地形が変化する。

ボス部屋に入ると、そこで待ち受けるボスと戦闘する事となる。一度撃破すると、ボスを祭る賽銭箱が設置されるが、あるアイテム（後述）を購入しなければ再戦することは出来ない。

へべんち

木の上に作ったへべの家がある場所。

そよかぜへーげん

へべんちの左方向にある草原。最初に冒険するエリアであり、ゲーム操作を教えるチュートリアルな役割を持っている。

また、ブルブルひょーけつやグツグツかざんはこのエリアを通っていく。

ボスはおーちゃん。

トゲトゲどーくつ

へべんちの右方向にある薄暗い洞窟。トゲがある場所と敵に注意しながら進んでいく。

また、おちばのもりやまっくらどーくつはこのエリアを通っていく。

このエリアの前に川がある為、おーちゃんを仲間にしなければこのエリアに進めない。

ボスはさんぼ1号。

おちばのもり

紅葉の森。水面に加え、岩が結構な頻度で落ちてくる。

ボスはすけざえもん。

ブルブルひょーけつ

極寒の洞窟。氷のエリアである為、おーちゃん以外のキャラクターは滑りやすく操作し辛い。

ボスはさんぼ2号。

けらすのす

雲に覆われた上空。雲に登れるが、足場が狭い事に加え、一定時間たつと消滅するものもある為、慎重な操作が必要となる。

当然ながら、すけざえもんを仲間にしなければこのエリアの攻略はおろか、進む事すらできない。

ボスはさんぼ。

グツグツかざん

煮えたぎる溶岩が噴き出す火山。道中にレールがあり、じどーはんばいきで購入したトロッコがあれば早く進める事が出来る。

ただし、溶岩に落ちれば一発でミスとなる。また、このエリアの前に溶岩がある為、すけざえもんを仲間にしなければこのエリアに進めない。

ボスはぢぇにふぁー。

ちていひょーざん

へべんちの地下に出来た氷山。こちらも氷のエリアである為、おーちゃんでなければ滑ってしまう。

トゲトゲどーくつの手前にある川を潜らなければこのエリアに進めないので、ぢぇにふぁーを仲間にする必要がある。

ボスはさんぼ。

まっくらどーくつ

真っ暗な洞窟。周囲が見えづらい上に水面もある。

また、このエリアに繋がる所にも潜らなければ進めない水面があるので、ぢぇにふぁーを仲間にする必要がある。

ボスはさんぼ。

じどーはんばいき

あらゆるアイテムを購入できる自動販売機。

当初は故障していたが、おーちゃんによる（物理込みでの）修理で使えるようになった。

ハートとぽぷーん所持数の上昇やアクションと仲間の会得をするのに必要なアイテムが備わっており、購入するとコントが見られる。ボス部屋に設置されているものはハートを回復するアイテムのみとなっている。アイテムはそれぞれ初代へべれけを始めとするシリーズ作品に出てきたモノが見られる。

購入するにはコインを支払う必要があるが、うつー缶の収集やある条件をクリアしないと購入できないアイテムもある。ちなみに商品はあきんどが仕入れている。

また、おーちゃんが「みたらし団子のじどーはんばいきなのか」と尋ねる場面があるが、これはサン電子が昭和51年に日本初のみたらし団子の自動販売機を別の会社と共同開発した事に由来（参考リンク）。

へべんち

おしゃれマイク
赤いリボンが付いた金色のマイク。おーちゃんはこれを大層気に入っており、購入すれば仲間にする事が出来る。イベントムービーではおーちゃんは早速リサイタルを始めたが、へべから出発を急かされてしまった。
てづみぎょくろ
ペットボトルの緑茶飲料。すけざえもんはこれをとても気に入っており、購入すれば仲間にする事が出来る。低温でじっくり抽出する製法により、緑茶の中でも特に高級で美味となっている。
伝説の胃ぐすり
箱入りの胃薬。ぢぇにふぁーはこれをかなり気に入っており、購入すれば仲間にする事が出来る。どんな胃のムカつきも治せる幻の薬であり、これを服用したぢぇにふぁーも全快になった。ちなみに『はしれへべれけ』でのぢぇにふぁーエンドでもこれと同名のアイテムが登場。
観光マップ
この世界の各エリアが判別できるマップ。観光名所の看板としてへべんちに設置され、訪れた事のあるエリアにはへべがメモしている。
うつー缶のコンパス
常にうつー缶のある方角を指し示す不思議なコンパス。エリアにある未回収のうつー缶の数が観光マップで確認できるようになる。
ぼよよんジャンプ台
バネの反動で高いジャンプができる台。高い所にあるコインやうつー缶を手にするには必要不可欠。また、飛び込む位置により飛ぶ方向も異なる他、おしりあたーくだとより高く飛べる。
ごーごートロッコ
レールの上をかなりのスピードで走れるトロッコ。敵を蹴散らす事が出来るが、障害物にぶつかると壊れる。グツグツかざんで活用できるが、これを購入しないままボス部屋前までに進むと専用の会話が発生する。
ハートのうつわ
ハートの数を増やすアイテム。初回セールでは破格の値段で購入できる。
ハートのエコバッグ
ハートを回収するためのエコバッグ。これを購入する事で撃破した敵から回復用のハートを落とすようになる。ちなみに購入前はその場に放置していた為回収できなかったようだ。
せんもん書【足の章】
しゃがみを習得するのに必要な「足のせんもん書」。さらにしゃがんだ状態からほふく前進もできるようになるため、狭い場所への侵入をするのに必要なもの。初代へべれけでは既にしゃがみアクションは習得できた。
ぽぷーん
へべ達が使うぽぷーんの数を増やすアイテム。ちなみにぽぷーん自体は滅多に手に入らない貴重な商品となっている。
ひでん書【へべの巻】
へべの絵柄が描かれた青い巻物。これを購入する事でへべはすぺしゃるあたーくの「くびちょんぱあたーく」が使えるようになる。元ネタは初代へべれけを始めとする作品でも登場する必殺技。
ひでん書【おーちゃんの巻】
おーちゃんの絵柄が描かれた橙色の巻物。これを購入する事でおーちゃんはすぺしゃるあたーくの「あいすこちこちあたーく」が使えるようになる。元ネタは初代へべれけを始めとする作品でも登場する必殺技。
かねもちういろうくん
和菓子のような形をしている物質。「ういろうくん」とも呼ばれており、上から衝撃を与える事でコインを吐き出す性質を持つ。一定回数踏むと消滅するが、再度エリアに訪れれば出現する。また、へべんちに設置されたものはおーちゃんに食べられた。
おさいせん用コイン
紐に括られたお賽銭用のコイン。各地のボス部屋にある賽銭箱に使うと、一度撃破したボスと再戦できるようになる（当然ながら、仲間になったキャラも含まれる）。また、そのボスを撃破する事が出来ればコインをもらえる。因みに再戦と賽銭をかけたネーミングであり、投げても戻ってくる性質を持つ。
ちくおん機
どこかレトロな雰囲気の蓄音機。ボタンを押す事でキャラクターがハミング出来る。

ボス部屋

いのちの実
飲むとハートが一つ回復する実。それを流行りの飲み物に混ぜたおかげでバズっているようだ。その為か、外見もかつて流行した飲み物を意識している。
おくすり
飲むとハートが三つ回復する薬。外見は栄養ドリンク。効果に反して独特の苦みがあるせいであまり購入したがらない。
いのちの水
飲むとハートが全て回復する水。（上記の効果もあるだろうが）水でありながら値段が高いため、客から敬遠されている。