私の名前はアリシア・クルーガー...金もない、家もない...私は3年前から車の中で暮らしている。
概要
ヒューマンバグ大学にて登場する女性。気が荒い性格で金遣いも荒く、家もなく車で生活をしている。
男好きで異性関係は派手で、行きずり男としょっちゅう関係を持っている程。
そんなこんなもあって当然妊娠してしまい、父性が分からないまま思い悩むようになった。
そんな時裕福で子宝に恵まれないシャーロット夫妻が訪ねてくることになり、「育児が難しいのなら預けて欲しい」と懇願した。
養子縁組をすれば自身に住む部屋を与えるという条件を付けたことで彼女自身も許諾し、アリシアの娘はシャーロット夫妻が預かる条件で娘のメアリーを出産することになった。
それから2年後、同級生であるジェイムズと出会い、同棲をスタートすることになったのだが...。
実子であるメアリーとシャーロット夫妻に偶然見かけてしまった。
そして母性が暴走し、自身の娘を取り戻したいと強く願ってしまったのであったのである。
「この子は私の子よ!返して‼」
シャーロット夫「そんな...今更...娘なんだ...私たちの娘なんだ...」
シャーロット妻「もう私たちの娘なのよ...」
「うるさい!産んだのは私だ!」
育て親をシャーロット夫妻の許諾もなく無理矢理引きはがし、以降はメアリーはアリシアが育てることになった。
しかしいくら愛を注いでも自身に思いが向かないことで親や過去の男に捨てられたトラウマを発作させ怒り心頭。そして以降はネグレクトを始めるようになった。
メアリーには食事を2日に1回の頻度で残り物を与えるだけで風呂には滅多に入らせず、クローゼットへと幽閉させるようになった。
そして5年後...
実子を支配し続けた彼女の末路
5年間ずっとその暮らしを強要させたそんなある日、メアリーがクローゼットのドアを開ける。
「勝手に出てくんじゃないよ!」
メアリー「......何か.....食べたい........」
「うるさい!」
滅多に食事を与えてなかったことでたったの11キロまで瘦せ細ってしまったメアリーの姿だった。
そしてその数日後、ジェイムズにこのネグレクトがバレてしまったことで関係が破局。そして怒り狂ったジェイムズが隣人にクルーガー宅へと招き入れ、彼女が行ってきたネグレクトの全てをリークされることとなった。
近隣住民がこの痩せ細ったメアリーに阿鼻叫喚の顔を上げ、救急車と警察に連絡、アリシアは警察へと逮捕され育児放棄の罪で終身刑へとなった。
メアリーはこれ以降、シャーロット夫妻の身元に再び戻ることになり、シャーロット夫妻の下で暮らすようになった。これを機にメアリーには幸せな生活を暮らしていくことを願おう...。
余談
同回にはこのネグレクトを心理カウンセラーが見解を立てている。以下がその内容である。
「ネグレクトをする親は自分に自信がなく「自己評価が低い」という特徴が見られます。そのため、子の単なるワガママを自分への「拒絶」や「否定」と考えてしまい、自分が嫌われていると解釈して攻撃的となる。それが育児放棄につながるのです」
ネグレクトを取り扱う回は後に華の天羽組でも取り扱っている。
あとがき
2018年の児童虐待件数は15万9850件。児童虐待は過去最多を28年連続で更新し続けている。