「よろしくね…ガンダム!」
人物像
アセム・アスノとロマリー・アスノの息子で、フリット・アスノの孫。13歳。
地球の都市オリバーノーツで、家族や幼馴染のウェンディ・ハーツ達と暮らしていたが、ヴェイガンの侵攻を契機に祖父・フリットからガンダムAGE-3を託され、戦いに身を投じていく事になる。
父親であるアセムは彼が生まれた直後の作戦で行方不明になってしまい、後の調査で発見されたAGEデバイスを父の形見として肌身離さず持ち歩いている。
幼い頃、ガンダムと同規格のMSシミュレーターをフリットからプレゼントとして渡されており、それで遊んでいた彼は自身が気づかぬままMSパイロットとしての英才教育を施されていた。
父親との面識が無く、母のロマリーが仕事をしているシングルマザーのため、祖父と接する機会が多く、大のおじいちゃんっ子に育っている。
祖父のフリットや母のロマリーたちに育てられたた、周囲から「おじいちゃん子」と呼ばれるほどフリットを慕っており、彼が作ったガンダムに強い憧れを持っている。フリットから贈られたMSバトルシミュレーターによってゲーム感覚でMS操縦技術を叩きこまれ、初陣にしてAGE-3を軽々と乗りこなすほどの天性の才能や早期からXラウンダーとしての片鱗を見せ始めた。
育ちのよい優等生風の印象ながら、他者の危機には率先して手を差し伸べる優しさと正義感を持つ一方で、人を疑うことを知らず、また、悪意なく他者の心情や場にそぐわない発言をすることがあり、それが周囲との余計な軋轢を生むことも少なくない。
幼少時の経緯から戦いはゲームの延長上と捉えており、自分の行いが人殺しであるという認識が欠けていた。そのため、シャナルア・マレンからその危うさを指摘されたことがあり、戦争で生き残るための身の守り方として再教育を受ける。
また、案外涙もろい一面も見せた。
当初はヴェイガンが一方的な悪と唱えるフリットの教えを盲信していたが、ゼハート・ガレットとザナルド・ベイハートの作戦により、AGE-3ごと捕獲され、ヴェイガンの本拠地である「セカンドムーンに連れ去られ、指導者のフェザール・イゼルカントや、ディーンとルウの兄妹との出逢いを経て、倒すべき敵であるヴェイガンの現実を知ることになるも、イゼルカントの語る理想は間違っていると批判し、キオを救出しに来たキャプテン・アッシュ(アセム)達と共に地球へ帰還した。過去の体験から自身と同様にヴェイガンを同じ人類と認識しているためか、初めて顔を合わせた直後から父親としてのアセムの存在を受け入れ慕っている。
火星から帰還した後はガンダムAGE-FXで戦場に赴き、ヴェイガンを殺さずに、地球とヴェイガンの人間双方の共存を目指すが、ヴェイガン殲滅路線のフリットとは道を違えてしまう。
その決意は自分の身よりもヴェイガンを優先するほどに堅いが、フリットのみならずセリック・アビスなど周囲からも理解を得ているとは言いがたく、彼の理解者と言えそうなのは父アセムと幼馴染のウェンディ・ハーツだけであった。
それでも両軍の人々を助ける考えを変えることはなく、ラ・グラミス攻防戦の末には、プラズマダイバーミサイルでセカンドムーンを破壊しようとするフリットの前に立ちはだかって説得・翻意させ、暴走するヴェイガンギア・シドを撃墜してゼラ・ギンスを助け出した。
また、イゼルカントから思念を送られて、彼から地球の未来を託された。
ラ・グラミス攻防戦から37年後、父と二人で祖父の銅像の前に平和を伝えにいくキオの姿が、そこにはあった。
「中々に男前だなぁ」
「そうだね、父さん。フリットじいちゃん、僕達の地球は元気になったよ」
尚、公式外伝『UNKNOWN SOLDIERS』では17歳になったキオ(と18歳になったウェンディ&ウットビット)が描かれた。
祖父や父とは異なりラ・グラミス戦後も地球連邦軍には入隊しておらず、民間の協力者という立場でAGE-FXのパイロットを務めている。
容姿
茶髪で中性的な顔つきをしているせいか「本当は女じゃないのか?」とも言われている。
演じた山本氏ももれっきとした男性ではあるのだが、声の高さと小柄な外見から相まって女性と間違われてしまう事がしばしばあるとのこと。
ヴェイガンに捕まった際の服はミニスカ状の奴隷服を着せられていた。
スーパーロボット大戦では
AGE初参戦作品である『スーパーロボット大戦BX』はキオ編からスタートするため序盤から登場。
自分より年下の地球防衛組や同じガンダムパイロットである刹那・F・セイエイとバナージ・リンクスといった年長者、本物の勇者である騎士ガンダムとの交流を経て成長していく。
ヴェイガン・木連との最終決戦ではクライマックスヒーローのキャッチフレーズを引用した台詞を言う。
AGE-3は射撃メインだが、FXに乗り換えると格闘メインに変わるのでそれを見越した養成をしておこう。特にヒット&アウェイは優先的に。
Xラウンダー能力による補正に加えて、「順応」「熱血」を覚えるので前線での削り役として戦っていける。
余談
ガンダムマキシブーストにおいて、カテジナ・ルースとコンビを組むと、「シャナルアさんに似た雰囲気の人だな」と言う。
一方でカテジナ(ゴトラタン)からは「気に入らない」と言われてしまう。
他にもこの二人は掛け合いが豊富(共闘・敵対両方で)。
関連タグ
アセム・アスノ(キャプテン・アッシュ) ロマリー・アスノ フリット・アスノ エミリー・アスノ ユノア・アスノ
ナトーラ・エイナス セリック・アビス シャナルア・マレン デレク・ジャックロウ ジョナサン・ギスターブ
ゼハート・ガレット フラム・ナラ ルウ・アノン フェザール・イゼルカント ドレーネ・イゼルカント